読みました.
特定の主人公がいるのではなく,SS戦車隊に所属していた何人もの隊員の手記集なんですね.
体験者の手記は,まるで自分がその場にいるかのような臨場感があります.
アルデンヌ攻勢は,ちょっとお粗末杉じゃあないかい,独・米両軍にとって.
ティーガー2が通るには道が細すぎる,弱すぎる通れませんって.
事前偵察はなにやってんの.
米軍も,町の中央部にドイツ戦車が入ってくるまで気付かないとか.
うーむ.
敵の攻撃の最中に,戦車から出てキャタピラ修理する話は,くどいぐらい出てきますね.
キャタピラ損傷の深刻さ,頻繁さが伺えます.
そんな中で修理するなんて,すごい勇気だ.
ヤーボの機関砲弾がエンジンを貫通.
一晩かけてエンジン修理.
どうやって修理するのか,想像も付かない.
「住宅団地」の土道で,戦車が雪解けの泥道に沈んでいる写真・・・・.
そこの住人,普段からどうやって通行しているんだろう.
戦車であれなら,生身の人間は道に沈んで溺死するかも.
ベルリン戦.
砲撃中のソ連軍砲兵のすぐ後ろで,水汲みを続ける市民の写真.
シュール過ぎる.