【書評】 「Gパン主計ルソン戦記」


 【書評】 「Gパン主計ルソン戦記」

「Gパン主計ルソン戦記」を読みました.
筆者は第一師団の砲兵から,幹候試験を経て陸軍経理学校を卒業し,孫呉に赴任し, 戦局の悪化によりルソン島に上陸し,ゲリラに狙撃され負傷.本隊と離れ,ルソン島を 彷徨し,戦病死寸前で終戦を迎えた方です.
マニラを逃れた民間人の悲惨な姿も描かれています.
死んだ母親の遺体にすがって放心した眼差しの少女.
その少女は数日後に白骨と化していた.飢餓の戦場.
慰安婦と別れや,看護婦との儚い恋の物語も織り交ぜ,中々読み応えのある一冊でした.

軍事板,2012/01/04(水)

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