【回答】
軽量と低抵抗を活かして高速で射出し,空力的な優位を活かして低伸弾道で命中率を稼ぐ――別に風に乗せて飛ばすわけではありませんが――,あるいは貫通力を得るという考えです.
確かに強い横風には弱い理屈ですが,高速のため飛行時間が短いのでさほどではない,あるいはアサルトライフル(用フレシェットの場合)の交戦距離では問題ないと考えられました.
実際に作成,試験も行われましたが,従来弾種に比べて高価なため,実用化されませんでした.
実用化されたのは,戦車砲などから散弾銃的に発射されるフレシェットであり,これは交戦距離が近く,狙撃ではなく,散兵に対してばらまく使用方法のため,横風は問題になりませんでした.