【回答】
それは,地面一杯にスティンガー構えた兵士がびっしりどこまでも並んでいる状態での話です.
実際にはそうではないので,戦闘ヘリは敵歩兵の守備範囲外からゆっくり狙います.
あるいは,侵攻してくる機甲師団は通常,びっしり歩兵に守られているわけではないので(車両の方が速いですから),やはり戦闘ヘリは圏外からゆっくり狙うことができます.
ただ,探知偵察手段の進歩と,携行対空火器の進歩に伴って,戦闘ヘリもジャミングや低被探知性,スタンドオフ攻撃能力に磨きをかける必要が出てきたのは事実です.
低空を飛ぶヘリコプターは簡単に敵に発見され
木よりも低い高度を這い回りますから,発見される確率は車両と変わらんでしょう.
歩兵に携行SAMを持たせて防空をやるってのは,歩兵の対空捜索手段が目だけって点で無理が有ります.
なにせ,夜間や悪天候で,能力が極端に落ちますから.
基本的には自衛用というか,反撃用の装備でしょう.