【回答】
「当たり所もあるでしょうけど」じゃなくて,それが一番大事です.
結論から言えば,正面装甲に当てる限り,歩兵携行の対戦車火器は第3世代クラス戦車には通用しません.
RPG-7などの携行型対戦車火器が普及し,そうしたもので武装した敵と戦うことを,念頭に入れた設計を行なっている国では,前面に複合装甲,側面に爆発反応装甲(ERA)などのHEAT対策をしつこくやっている場合が多いです.
……じゃあ,そうした戦車は無敵かというと,そんなことはなく,ビルの上階などの高低差を利用して,上面装甲を撃つという使い方をする場合もあったりします.
例えばこれは,第1次チェチェン紛争での,ロシア軍車両被弾箇所.
http://amina.com/article/mil_waste.html
ピルの谷間に誘い込んで,エンジングリルを上方から撃破,といったパターンが多かったようです.
無論,戦車の側も,そうしたいわゆるトップアタック対策を取り入れた設計が用いられ始めてきたり,と,ここらへんは絵に描いたような「盾と矛」の状態が続いています.