【回答】
現在の戦車の何処に,無駄な空間があるんだ?
閉所恐怖症の人間は確実に発狂するほど狭いぞ.
今の戦車にあまり無駄な空間は無く,ギリギリに近い設計だ.
つーか,無駄な空間を作らない為に,リアエンジン-リアドライブに進化した訳だ.
前方に重量物(エンジン)を置いたら,後方にカウンターウエイトを置かないと,バランスが取れない.
なら,リア・エンジンにして,前面装甲とバランスを取った方が有利.
技術上の理由で,第二次大戦までの戦車は,フロント・ドライブが多かった.
シャフトが車体を貫通するので,無駄に背が高く(容積が大きく)なる.
後部にまとめる事が出来れば,その分有利だし,重量配分上も前部をファイナルミッションの分だけ重く(装甲を厚く)できる.
簡単に言うと,同じ重さの「エンジン」と「装甲板」の,ドッチが耐弾性が高いかってな話だね.
HEAT対策なら,エンジンルームっていう空間が防御に寄与するわけだけど.
ケブラーは,室内の内張に利用している車両もある.
ただ,徹甲弾を防ごうと思っているわけではなく,弾片の飛散をケブラーでくい止めようという意図.
まったく効果無しではないが,ケブラーだけで徹甲弾をくい止めるのは難しいようだ.
何より,経年劣化を生じるのがケブラーの欠点.
無人砲塔もテストされている.
次世代のまた次世代ぐらいに姿を現すかもしれないね.
今のところ,自動装填装置の小型化と信頼性がネックのようだ.
尾輪の付いたしっぽについては,やはり防御が問題となりそうだ.
しっぽの防御を固めれば,結局重量増大につながり,メリットが消えてしまう.
それに何らかの方法で,防御力そのままで重量を軽くできたとしても,その場合,主砲の反動を相殺することができなくなり,戦車失格となる.
それなら,素直にチェンタウロみたいなヤツつくった方が万倍マシ.
世の中,単純にはいかないよ.
【反論】
ケブラーなど,ポリマー系の内張はAPFSDSやHEATよりも,むしろHESH対策といった意味合いが強いのではないでしょうか?
装甲の内側が剥離するのを抑えるには,有効な手段だと思いますよ > ケブラー内張