・外洋で長期間作戦行動=世界の海洋(通商)をコントロール可−−>外洋海軍
・沿岸海域でのみ作戦行動=着上陸侵攻阻止,特定海域のみ支配−−>沿岸海軍
と理解していたんだけど違うかな?
すると,地球の裏側の植民地に部隊を投入することは出来るが,海洋の支配能力は限定的(英仏)という場合はどうなるのだろうと思ったんだけど.
【回答】
そうなのではないかな?
古典的な理解として正しいのではないかなあ.
ただまあ,これからの「外洋海軍」の要件として,沿海戦能力と陸上攻撃能力の有無が,問題になるのだろうなあ.
また,海洋空間は,伝統的には通商の経由空間としてのみ解釈される場合が多かったが,これも少し変わってくるような気がする.
外洋で長期間作戦行動=世界の海洋(通商)をコントロール可−−>外洋海軍
ここはもう少しゆるめで可,どちらかというと
「自国外の根拠地に,地域優勢を保てるだけの部隊を展開しているか,地元の数カ国と安全保障上の同盟関係にある」
のが外洋海軍と理解すれば,すっきりするのではないかと.
作戦行動の長期化,というのは,自国外の根拠地となる,同盟国の港湾,あるいは自国の飛び地が前提となるので.
従って,帝国海軍は,どんなに海外での作戦行動を長期間行ったとしても,そのドクトリンや海外根拠地の運用思想から,「沿岸海軍」から一歩も出なかった,ということも言えるのでありました.
掃海艇数隻しかないフランス海軍が,「太平洋艦隊」を名乗っていられるのも,同盟国海軍(NATO)がいるから,ということでもあります.
趣旨は分かるのですが・・・・・
>掃海艇数隻しかないフランス海軍が「太平洋艦隊」を名乗っていられるのも,
こりゃ一体?
ミサイルフリゲートやラファイエット,CVの所属は・・・何処なんでしょうか?
【回答】
米による一極型覇権システムが定着した現在,たぶん「外洋海軍」と名乗れる海軍は,米海軍だけなのかもしれない.
結局のところ,英仏日の海軍は,米海軍の補助戦力にすぎないのではないかな.
あるいは米が介入してこないようなマイナー紛争,例えばフォークランドにみる限定紛争や,マリタイム・コンスタブラリのような法執行ネターに照準した,機能限定海軍といったトコロかなあ.
まあ,海洋核戦力のハナシもあるのだけれども・・・・.