【回答】
一般的に,ソ連寄りのベトナムと,中国寄りのカンボジアという,対立構造が言われています.
ベトナム戦争以降,インドシナ半島におけるベトナムと中国の利権問題が深刻になり,ベトナムでは弾圧政策により,華僑が相当数難民として海外に逃げております.
カンボジアを地盤として,中国は影響力を強めようとしましたが,ベトナムによる侵攻によりポルポト政権崩壊.
後の中越戦争は,ポルポト援護の為であるとも言われております.
で,このカンボジア侵攻と中越戦争はセットで,当時の日本左翼知識人に衝撃を与え,数々の書籍があるにはあるのですが,あんまし信用おけるのは….
「ブラザー・エネミー サイゴン陥落後のインドシナ」
ナヤン・チャンダ著 販売元:メコン 定価: 4500円
出版年月: 1999/12 ISBN: 4839601321
この問題で,これに勝る本はありません.
著者はインド系ジャーナリストで,シアヌークと親交があった人物.
原著は20年以上前に書かれたものですが,翻訳に際して一部アップデートされています.
ここ↓に目次など.
http://plaza24.mbn.or.jp/~nonfiction/brothereenemy.htm