【回答】
本当です.
火炎瓶攻撃はけっこう戦果をあげています.
運良くエンジンルームに命中させる事が出来たばあい,吸気口から火炎を吸い込み,ガソリンエンジン車は最悪爆発を起す事があるからです.
ただし,一応補足しときますが,火炎瓶を過大評価されても困ります.
ノモンハンの時のソ連戦車は,練度が低い上に運用法がまずかったのです.
歩兵を一人も連れずに,戦車だけで日本歩兵陣地に突進し,歩兵の肉薄攻撃(火炎瓶含む)で相当数撃破された例もあります.
だが,ソ連戦車が相応の数の歩兵を随伴させ,日本兵の接近を阻止していたら,被害は激減したはずです.
実際,ソ連は戦訓を汲み,必ず戦車に歩兵を随伴させるよう改めています.
同じ手は二度と食いません.
火炎瓶を狙ったところに投げるのも困難ですが,投擲距離内に接近するのがもっとも大変です.
しかも,うまく当てたとしても,必ず撃破できるわけではありません.
ロシア軍戦車がチェチェンで撃破された際には,火炎瓶(容量が大きいので,むしろ火焔ドラム缶のようなものだったらしいが)も使用されたわけで,状況次第では今でも火炎瓶,ないしその巨大版は無視できないこともあるわけですが.
まあ,実戦でそのような手段に頼るのは,これもまた愚かな事でしょうが.