【回答】
海軍同士の想定で,一方的に押し切られたという話はよく出ますし,その話の元と推定されるKDX計画以前の韓国の海軍力なら,十二分すぎるほどにあり得る話です.
(だから,WW2の中古駆逐艦の代わりにKDXを作れと落とすのだから,海軍・造船産業にとっては,惨敗する方がいい).
ですが,この内容自体が巷間の説を出るものではなく,それなりに信憑性があるものの,確固たるソースはありません.
まして,全面対決での結果となると,量的に優位に立つ空・陸の要素や,個々の想定状況に大きく左右されますから,軍同士の対決でそこまでの結果になるという話は,風説の域を出るものではありません.
軍同士の正面衝突以外の要素まで入れると,海上封鎖や石油備蓄基地の破壊で,『軍は持っても国が持たない』状況が出現しえますが,これを持ってして,『韓国軍が自衛隊との戦闘で瞬殺される』とは,到底言えません.
付け加えると,図上演習にしろ,仮想敵を構えた実働演習にしろ,あくまで演習の目的は,「勝つ」ことにはなくて,何が起こるのかを「再現する」ところにありますです.
なので,例え図上演習で手ひどい敗北結果が出たとしても,それで蒼白になるのは素人だけで,むしろ運用に携わる制服にとっては,願ったり適ったりの結果です.
なにしろ,自分たちがいまやっていることについて,「何が間違っているのか」を,一滴の血を流すこともなく知ることができるのですから.
これは,どこの国の軍隊でも変わることはありませんです.
【回答】
海自の場合の「生き」判定については,あれですね,何しろ演習計画がタイトなので,
「撃沈破判定→一度中立化して戦闘海域外へ→復帰して再参加」
という通常の手順がとれない場合に行う場合があるようです.
当然,「演習交戦記録」としては残りますので,あとのリコン(Re-constructionだったかな?) 作業で,
「いかに間抜けなことをして,致命的な攻撃をくらったか」つるし上げられますです.
もちろん中には,潜水員に「珊瑚取ってこい」と強要しといて,あとで知らぬ存ぜぬを通そうとした新田くんのようなのもいますので,「全くない」とは言えませんが,そんなことをいつでも通せるほど,海自の官僚機構というのはやわなものではありませんです.
海の砒素の話は机上演習ではなく,実際の演習のことかと思われ.
要するに,「演習序盤で主力艦艇があらかたやられてしまっては,それ以降の演習の意味がなくなっちゃうでしょ?」ということ.
実際に船動かすとなると,人手も金もすごくかかるんだから.