【回答】
大陸打通作戦の目的は,大きなものとして
「日本本土空襲・東シナ海に脅威を与える,在華航空基地の覆滅」
「陸路による南方との連絡」
があった.
その後者は具体的には,
「近未来的に,南方資源地帯と本土を結ぶ海上輸送路がカットされる,もしくは多いに輸送が妨害されることが予想されるので,陸上輸送路を開通(打通)して,
(インドシナから韓国まで,えんえんと中国国内を通って続くわけですね)
海上輸送路の代わりとする」
と言う作戦.
すなわち,南方からの資源輸送に,仏印ランソン-漢口-北京を南北に縦断する線を確保して,ズタズタになった海路の代用としようとしたもの.
海上輸送に比べ遥かに労苦が多く,かつ中国軍は駆逐されていないというわけで,コスト的には割に合わない計画ではあったが.
補足して言うと,海上輸送と陸上輸送のコスト比較は,海上のがずっと有利.
(沈められなければ)
鉄道はかなり優秀だが,海上の比では無い.
自動車となると,ずいぶん高コストになって来る.