WinCVS を使う


UNIX>CVS>WinCVS を使う

ここでの仮定 server: Solaris (cvs) client: Windows (WinCVS)

  1. . 必要なファイルのダウンロード、インストール
    1. SSH クライアント (putty)
      PuTTY Download Page から 「A .ZIP file containing all the binaries (except PuTTYtel), and also the help files」 の putty を取ってくる。
      (ターミナルは日本語版もある <http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/download.html>)
    2. WinCVS (CVS GUI フロントエンド)
      Download WinCvs / MacCvs / gCvs.
      Latest Recommended Release ("Bare" Installer) をダウンロードしてインストールする。
      日本語版もある。→ あろはだよCVS 但し、version 1.3 相当
    3. cvsnt sjis版 (CVS コマンド) http://igeta.ifdef.jp/cvsnt.html
      cvsnt sjis版のインストーラをダウンロードしてインストール
      コンポーネントの選択で、「サーバー コンポーネント」はチェックを外しておく。
      以下のものだけあれば十分なので、他はチェックを外しても構わない。
      1. 「コマンドクライアント」
      2. 「非cvsnt クライアント用 ext: プロトコルラッパー」(これも要らない?)
      3. 「プロトコル」−「SSH クライアント (:ssh:) プロトコル」
  2. リポジトリへ ssh でアクセスできるよう準備。
    1. 秘密鍵の作成、登録。 PUTTYGEN.EXE を起動。 「Parameters」(下のラジオボタン) で SSH-2 DSA を選択し 「Number of bits a generated key:」を 2048 に書き替える
      「Generate」をクリック。
      プログレスバーの下で適当にマウスポインタを動かす。 (プログレスバーが伸びきるまで)
      「Key passphrase:」に パスフレーズを入力。
      「Save private key」をクリックして秘密鍵を保存(〜.ppk)
      「Public key for pasting in to OpenSSH authorized_keys file:」 に表示されている文字列を Solaris の $HOME/.ssh/authorized_keysへコピー。(1行で)
    2. ssh.exe の用意 WinCVS のあるディレクトリ(Program Files\GNU\WinCvs? 2.0)にssh.exe という名前で putty の plink.exe へショートカットを設置。
  3. リポジトリ(CVSの保管庫)からチェックアウト(取り出し)する
    1. 秘密鍵のパスフレーズを登録
      pageant.exe を起動し Add Key で、秘密鍵(〜.ppk)を読み込む。 (パスフレーズを入力)
      これで秘密鍵のパスワードを毎回入れなくて良くなる。(pageant.exe を止めたら再度パスワードの入力が必要です)
    2. チェックアウト
      WinCVS を起動し Remote -> Checkout module...
      「Module name and path on the server」に shell
      「Local folder to checkout to」にローカルのフォルダ名を記入
      「CVSROOT:」に :ssh:<user name>@157.113.224.15:/repository
      OK をクリックすると checkout されます。
      WinCVS を起動し、リモート(C) -> チェックアウト(K) を開き
      「モジュール名、又はサーバ上のパスを入力(M):」リポジトリ内のモジュール名を記入
      「チェックアウトするローカル親フォルダ(F)」へチェックアウト(ダウンロード)先を記入
      「全般」タブの「認証方法(A):」は ssh を選択
      「リポジトリパス(P):」をサーバー上のフルパス
      「ホストアドレス」、「ユーザ名」は見たまま。サーバ名や IP アドレスと、そのサーバへのログインユーザ名です。
      これらを入れると自動的に「CVSROOT:」蘭が補完されます。
      文字コード変換部分は思うままに。
      「CVS コンソールを表示する(TTYを開く)」はチェックを入れた方が良いでしょう。
      そして、認証方法の右側の「設定(S)」をクリックして ssh の設定をします。
      「秘密鍵ファイル(R)」にチェックを入れて、PUTTYGEN.EXE で作った秘密鍵のフルパスを入力。 「SSHクライアント(S)」にもチェックをいれて putty 付属の plink.exe のパスを入力。 「追加する SSH オプション(A)」は必要ありませんが、繋がらない時に -v を入れると何処まで繋がっているかが分かるかも知れません。
  4. 通常の作業
    1. commit
      自分が更新したものをリポジトリ(保管庫)へ登録する
    2. update
      他の人が更新(commit)したファイルを手元のファイルへ反映させる
    3. diff
      最新のファイルと手元のファイルとの差分を表示できる。
      また、過去のバージョン/日付を指定して差分の表示が可能。
    4. graph
      過去のバージョンや、ブランチ(支流)がどうなっているか見る。 バージョン間の diff も見ることができます。

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CVS のすすめ
 http://www.linux.or.jp/column/20000308.html
 -- 簡単な使い方

入門 CVS サポートページ
 http://mikamama.com/CVSBook/
 -- 市販書籍の校正前原稿をオンラインで見ることができる