夜の蝶
今ベストセラーの小説で、時代劇ロマン大作。
三部作で、上・中刊が出ているが、まだ完結していない。
200万部突破。
舞台の明治時代の描写も真に迫っているし、果たされない恋の切なさが良い。
四谷阿部之が夜になると、知らぬ間に原稿を書いている。(第17条)
平田残雪の霊が書いていた。
平田残雪の私小説だった。(第18条)
平田残雪がナナに頼んで最終巻の序文を書いた。
四谷が最後の文を次のように平田残雪に伝えた。
―幸せは夜の蝶の様に脆く儚いからこそ この世でただ一つのかけがえの無い幸せになる―(第19条)
四谷先生から六氷魔法律相談事務所に最終巻が送られてきた。(第3巻/P106)