種族


物語に登場する種族について

知能が最も高く、”力”についての知識も豊富だが、鬼の様に力を纏ったり治癒に使用したりといった使用法は出来ない。
これは、「瞬発的な集中力が足らないから」らしい。代わりに「文字」を使用して”力”のコントロールを行っている。 竜族はこの「文字」の力によって当代一となる一大文明を作り出している。
鬼や人間をともすれば見下すような態度をとることもあるが、 基本的に(そこには保護してやる、という考え方が多分にあるにしろ)他種族とは友好的。

「この世とは恋人と同じだ。常に気にかけ、甘やかさなければ、それに答えてくれる。」

力の扱いを本能的に最も上手くこなす種族。意図すれば、肉体に機能をほぼすべて”力”によって強化することが出来る。
それ以上の使い方はしない。精神・肉体ともに強靭な者達だが、絶対数がそれほど多くなく、 部族以上に大きなコミュニティを作ることにも消極的。また部族ごとに他の種族に対する態度が全く違うのも特徴。
竜族と盟友となり高度な文明に組み込まれている部族もあれば、他種族を略奪の対象としか見ていないような部族も有る。
ただし同種族間においては、基本的にどのような者たちであっても友好的。

「唯一の救いは、奴らに向上心が無いことだ。もしわれわれと同様の性質を彼らが持っていたとしたら、われ等は既にこの世にいるまい。」

人間

物を言う種族の内最も原始的で弱い種族。知能は決して低くないが、先発した二種族に阻まれて従属的な生き方を余儀なくされている。
最大の特徴は、「誰がどれほどに力を持っているかが不明である」ということ。~両親が偉大であるからといって子が偉大であるとは限らず、 優れた才能を持っていても磨かなければそれが現れない、「晩成」というものも存在する。
これは竜族や鬼族たちにとって理解不能な概念であり、 「偏れる者達」と言われる事にもなる。”力”に関してもこれは同様であり、
大半のものは大した力を持っていないかと思えば、自ら新たな「文字」を発明すると言う偉業を成し遂げるものや、
鬼族張りの肉体強化を可能とするものも(ごく少数だが)存在する。

「人間が真の組織社会を持つことのなどありえない。奴らは真の指導者が誰か、知りようが無いのだから。」