台詞 / 戦国史 / 0104



一章 第四話
姉川の戦い

桶狭間の戦いで、
今川義元を討った織田信長は
一躍、天下に武名を轟かせる。

その後、
信長は徳川家康と盟約を結び、西進。
美濃一国を制圧。

近江の大名・浅井長政と
妹・お市との婚姻を成立させ、
上洛を成し遂げた。

しかし天下布武を掲げる信長に、
浅井家の盟友・朝倉家が敵対。
信長包囲網の一角を成し、信長を苦しめる。

義弟・長政もまた朝倉家に味方し、
信長と対峙。

信長は長政を討つべく近江に侵攻。
織田軍と浅井・朝倉連合軍は、
姉川で相対した。


【織田信長】
 浅井長政朝倉義景を葬ることをもって、
 この戦、勝利とする。

 朝倉はうぬに任せおこう。
 まずは先陣の河合吉統山崎吉家を、屠れ。

 その後、朝倉景健を討ち、
 朝倉本陣への道を、開け。

 信長は留まる者を許さぬ。
 常に時を…歩みを進めよ。


【織田信長】
 クク…長政が生き様、しかと見届けた。

 その意思を飲み喰らい、
 さらに我が歩みを進めよう。

【豊臣秀吉】
 お市様と長政を敵に回すなんざ…
 皆、つらい戦じゃったろ。

 お、お前。
 新武将っちゅうんか。

 こん中、ようやっとったな。
 感心したわ。

 しかし、  あの二人を崖っぷちまで追い込んで、
 それも通過点に過ぎんなんて…。

【徳川家康】
 これが信長様の道、か。

【豊臣秀吉】
 信長様は長政を討つ。
 そして、その勢いで
 必ずや包囲網を破られる。

【徳川家康】
 険しき戦が続くでしょうな。
 目を背けたくなるほどに…。

【本多忠勝】
 ですが、さればこそ、
 乱世に生きる者は己の信念を貫き、
 進まねばなりますまい。

 兵一人、民一人にいたるまで、皆。

【徳川家康】
 …うむ。そうであったな。

 わしが成さんとするは泰平。
 そのために、前へ進む。

 皆、ついてきてくれ。