台詞 / 戦国史 / 0103



一章 第三話
川中島の戦い

信長が桶狭間で大勝を飾った頃、
東では武田、北条、今川の間で和睦が成り、
甲相駿三国同盟が結ばれた。

これにより、
関東の覇権争いはひとまず決着。

この後、
「甲斐の虎」の異名を持つ武田信玄は、
信濃の制圧にかかる。

だが信濃には
「越後の龍」「軍神」の異名を持つ
上杉謙信が待ちかまえていた。

謙信と信玄は、三度川中島を挟んで対峙。

互いの軍略を競わせるも、
雌雄を決するに至らなかった。

四度目の勝負、
信玄は秘策・啄木鳥戦法をもって
謙信に挑む。

だが軍神は宿敵・信玄の策を見破っていた。

謙信の采配により、
武田軍は兵力を分散したまま
上杉軍の強襲にさらされる。

謙信は宿敵を討ち果たすべく、
怒涛の総攻撃をかけた。


【上杉謙信】
 啄木鳥戦法、敗れたり。

 まず、詰所を3つ奪い、
 八幡原を制さん。

 闘争、常に完全たるべし。
 味方の将が3人敗走せば我らの敗北となす。

 この闘争、毘沙門天に捧ぐ。


【上杉謙信】
 この川中島にて、宿敵との闘争は決した。

 毘沙門天も我らの闘争を嘉したまわん。

 汝、新武将が戦、
 我が見届けた。

 その才気、賞嘆すべきものなり。
 後も修練に励み、まい進せよ。

 甲斐の虎…我が宿敵は、
 これにて東進を断念し、
 西へと専心せん。

 だが、闘争は終わらぬ。

 南は北条氏康
 西は魔王・織田信長

 この地を侵さんとする者、いまだ尽きず。

 されど、上杉は不惑なり。
 常に邪を破り、正しきを示す。

 そして、
 毘沙門天に完全なる勝利を捧げるのみ。

 この広き戦場に、破邪顕正の志を貫かん。