台詞 / 戦国史 / 0102



一章 第二話
桶狭間の戦い

関東で、北条、上杉、武田の争いが続く中…

その西方では
織田信長が、非凡な軍才で尾張一国を平定。
天下に覇を唱えんと名乗りを上げていた。

だが、その信長の躍進を阻むべく、
駿河の名門・今川義元が、
その圧倒的な武力をもって上洛軍を興す。

これに、今川家に属する
三河の徳川家康ら東海の大名小名も合流。
織田軍に十倍する兵力が尾張になだれこむ。

だが、信長は敢然とこれを迎え撃った。

今川の大軍に、
強襲を仕掛けたのである。


【織田信長】
 これより、今川軍を奇襲する。

 信長北東砦より南下しよう。
 うぬらは岡部元信を屠り、鳴海城を…奪え。

 大高城家康が旧知。
 クク、うぬが家康をいかがするか見物、ぞ。


【織田信長】
 今川は滅した、か。
 是非もなし。

【前田利家】
 まさか、
 あの大軍に本当に勝っちまうんなンてな。

【柴田勝家】
 大殿。
 鮮やかなる勝利、祝着至極に存じまする。

【前田利家】
 お前らも、よくやってたぜ。

 新武将ってンだな。

 すンげえ腕だな、驚いたぜ。

【柴田勝家】
 だが、慢心してはならぬ。

 この勝利で、天下は信長様に傾こう。

【前田利家】
 そうなりゃ、さらに強い敵が
 織田の行く手を阻むってことだな。

【織田信長】
 クク…
 ならばそれを踏み越え、進むのみ。

【豊臣秀吉】
 やっぱ、
 この乱世変えられるんは信長様だけじゃ。

 わしゃあ信長様についてくで!

【織田信長】
 信長は日本を蹂躙し、
 天下に武を布く。

 乱世の先…
 地獄の果てを仰ぎ見る覚悟ある者は、
 信長を追って来い。