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統計解析関連書籍

&amazon(4061177168); 佐藤 信 (著)

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  • 「推計学」とは一体何でしょうか?
    「推計学」とは「推測統計学」(inductive statistics)の事で、少々古い言い回しであります。R.A.フィッシャー登場以降の統計学をそれ以前の統計学と差別化して「推計学」と呼んでた時期があるのです。
    本書は初版が1968年となかなか古く、しかしながら「推測統計学」の肝でもある「統計的仮説検定」を丁寧に分かり易く解説しています。
    扱われているトピックもt検定、F検定、カイ2乗検定、一元配置分散分析等、現代の普通の統計学の入門書での話題を一通り押えています。が、教科書ではない為か、とにかく分かり易い。さすが講談社ブルーバックス(新書)です(笑)。読み物として編纂されているのですね。
    「数式だらけの統計の教科書なんてなあ・・・」としりごみしているお方には「最初の一冊」としては格別の入門書でしょう。(亀田)

&amazon(4061546562); 小寺 平治(著)

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  • この本は持っていないんですが、立ち読みした感じではイケます(笑)。
    講談社サイエンティフィックの「ゼロから学ぶ」シリーズは、分かり易い良書が多いので、僕は好きですね。(学生時代こう言った参考書のシリーズがあったらなあ・笑)
    これから競馬を「統計」で見てみたい、と言うような文系出身のお方にも「最初の一冊」としてはお薦めです。
    特に、講談社は母体は「少年マガジン」なんかを出している出版社なのは知られていますし、だからそこ「分かり辛い」売れない本は作れない、と言う辺りに信用がおけるのです。
  • 学者は180度意見が違うでしょうがね。学者は売れなくても良い、エラソーな左翼系出版社の分かり辛いだけの厳密な本を評価するものです。見識が狂っているとしか思えません。メジャーマンガ誌を出版している会社をナメてはいけません。“売れる良い本”を作るのは作者にも編集者にも大変な努力を強いるものなのです。
  • そのうち僕も欲しいなあ(笑)。(亀田)

&amazon(4000051571); 小針 あき宏 (著)

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  • 実は'60年代後半〜'70年代初頭に書かれたらしき古い本なんですが、いまだに評価が高い名著です。数理統計学の入門書としては秀悦な出来。
  • 作者は京都大学の数学者で39歳で早夭した小針あき宏氏。軽妙な語り口で斜め読みにも最適だろう。
  • 実は中で書かれている事は入門書のわりには相当高度だと思われるが、そんなに読むのは負担にならない。これも作者の溢れるユーモアセンスのお陰だと思われる。こう言った軽妙な理工系書を書ける人間が現在少ないのが悔やまれる。
    「小針本」はなかなか超えづらい壁なのだ。超お薦め。(亀田)

&amazon(4130420658); 東京大学教養学部統計学教室 (編)

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  • 前出の「小針本」がクセのある名著だとしたら、こちらの方はあくまで王道を行く超スタンダードな数理統計学の教科書。実際世間的な評価も高い本です。
  • 東大だから難しいと考えるのは早計で、どちらかと言うと東大だからこそヘンな事は書けないし押えるところは押えておかなければならないと言うような思想に貫かれていると思います。いずれにせよ、現代の統計学の教科書の標準を目指して作られているようで、この辺りが良くも悪くも東大であって、信頼できるところなのです。
  • 確かに数式が多いですし、これを全部読みこなすとなると大変でしょう。が、個人的には前出の教科書を読んでおけばこの本は読破する必要性は無いと思います。では何の為の本として使えばいいのでしょうか?答えはReferenceとして、です。
  • 他の本で基本的なアイディアを学んだ後、この本は副読本としては超強力でしょう。殆ど辞書感覚で使えます。と言うのも、他の本では「サラっと流す」記述であるような場所をこれでもか、とばかりに超強力かつ丁寧に本書は筋道立てて解説します。ギリギリまで曖昧さを剥ぎ取っているのですね。ある意味東大の先生達のパラノイアな部分かもしれませんが、何か分からなくなって不安に陥ったら索引からそのトピックを探し出して読めばほぼ100%と言っていいほど解決してくれます。地の文も数式に負けず劣らず丁寧に解説してくれているので、統計の森で迷っても取りあえずは一安心です。
  • それと最近のコンピュータ絡みの統計学の本ですと、どんな確率分布でさえ、数式と名前を紹介するだけで内容に触れないのが主流になってきていて、また、初心者向けの統計学の入門書ですと、説明は丁寧でも大方正規分布くらいしかキチンと説明するページを割いてません。両者共にいい所、悪い所があるんですが、ところがどっこい、この&amazon(4130420658);のバヤイ、鬼のような量の確率分布全てに対して詳細な解説を付けてます(笑)。「どんな時この確率分布を使うのか?」「この確率分布はどう言う意味だ?」殆ど全てにわたって説明してるのです(笑)。これもこの本の超強力な所ですし、頼もしい所です(笑)。この辺りがスタンダードな東大の所以なんですね。
  • 個人的には飛行機事故に関するコラムなんかが面白かったです。この辺りのコラムも気が利いているんですね、とても。何か競馬にも使えないかな、等と言うようなアイディアを得るためのヒントがこの本にはゴロゴロしていると思います。超お薦め。(亀田)

線形代数関連書籍

&amazon(4061546538); 小島 寛之 (著)

#amazon(4061546538)
  • この本も実は持って無いのですが(笑)、これも立ち読みした感じではイケます。まるでアメリカの数学の本くらいにプラグマティックで分かり易いです。さすが講談社サイエンティフィックですね。著者は&amazon(4480062726);や&amazon(4140019913);等の確率論の啓蒙書でも有名な小島寛之氏(実は2冊ともまだ未読なんですが・汗)。この人の軽妙な語り口が非常に分かり易いです。さすが、講談社サイエンティフィック、押えてる著者がイイです。小島氏は大手予備校の講師だった事もあるようで、その辺りの経験が“分かり易さ”に繋がっているのかもしれません。
  • 正直言うと、「競馬に於ける資金配分」と言う限定されたテーマですと、この競馬@Wikiで書いた事以上の知識と言うのは必要ないでしょう。ただし、自分で「競馬予想プログラム」等を作ってみたい、と思う方々なら、やはりフォーマルな「線形代数の知識」と言うのは不可欠です。本書は「数値計算法」を理解する為の礎を比較的易しく築いてくれる事と思います。これ以上易しい「線形代数の入門書」と言うのは日本にはないと思います。
  • 市販の競馬予想プログラム等で名前が比較的知られた統計解析技術として(キチンと実装しているかどうかはさておき)、「回帰分析」等があるのですが、これがやっかいなのは偏微分が絡んでくる所なのです。しかし、広義では「微分・積分」も「線形代数」の一種で、コンピュータ・プログラム上では行列を用いた数値計算法で解くのが主流です。その「数値計算法」では行列を利用した「掃き出し法」や「LU分解法」等、色々な計算方法があるのですが、いずれにしても、「線形代数」の知識を持っているに越した事がないでしょう。
  • と言うわけで、「資金配分」ネタではこの本は必ずしも必要ではないでしょうが、競馬予想ソフトを作ってみようかな、と思っていて、かつ「線形代数」に関わった経験が無い人には教養書としてお薦めの一冊です。(亀田)

プログラミング関連書籍

&amazon(4894714485); 北本 卓也 (著)

#amazon(4894714485)
  • この本は紹介すべきかどうかちょっと迷ったんですが・・・・・・正直微妙ですね。ただし、現時点、日本で手に入るOctave主体の本と言えばこの本しかないのです。よって一応、このサイトを見てOctaveに興味が出たお方の為に紹介しておきます。値段も比較的安いんで、持っていても損は無いでしょうし。
  • このサイトでの数値演算言語OCTAVEによるプログラム入門のある程度は確かにこの本を参照して作りました。ただし、問題点としては、
    • コード記述法が古い為か、OCTAVE Workshopでは動かない場合がある
    • Octaveのプログラミングの為のHow to本ではない
    • それどころか、Octaveの豊富な機能の解説書でもない
  • ので結構苦労したんです。ですから、基本的にはOCTAVE Workshopでのプログラミングを学んでみたい、と言うだけのお方なら、このサイトに書かれている情報だけで事足りると思います。そう言うつもりで構成しましたし、そしてコードの差に悩む事もないでしょう。かつ、この本の主眼はプログラミングではないんです。
  • この本のメイントピックは数値計算法と言われるテクニックに関して、Octaveを用いて解説する、と言うようなものです。数値計算法と言うのは、コンピュータ上に於いて、例えば微分・積分等の数学上の抽象的な演算を如何に実際に行うのか、その技術論の事を指します。いわば、ちょっと工学ネタの本なんですね。
  • 普通は恐らくこう言ったトピックはC言語を用いるか、もしくはBASICでのネタなんでしょうが、この本のオリジナリティはそれらの難しい方法論を厚い教科書を使って行うのではなく、Octaveを用いて明解に解説しよう、と言うような試みなんです。従って、本そのものは凄く薄い本ですし、数値計算法の概観を眺めるには確かに丁度いい本ではあるんですよね。
  • ですからトピックとしては・・・・・・ちょっと特殊なキライがありますね。選んだ言語にしても。つまり、むしろC言語利用者だとか、BASIC利用者なんかが、分厚い数値計算の教科書を買いたくなくって、薄くて軽い本が欲しいと言った場合、この本からそれぞれの言語に訳すなら、有用かもしれません。そうなると何の為のOctaveなんだか全然分からなくなりますが(笑)、逆にOctaveでなければならないテクニックでは記述されてないので、そう言う使い方は可、なのかもしれません。少なくとも頭の体操にはなるでしょう(笑)。
  • いずれにせよ、いいプログラマになる為には、数値計算法を知ってるに越した事がないわけで、これらは自作の統計解析エンジンを自作の競馬ソフトに組み入れるのなら避けては通れない関門でしょう。従って、Octaveの為に、ではなくって、全てのプログラマの為のやさしい数値計算法の為の入門書としたら、この本は良いとっかかりなのかもしれません。
  • なお、科学技術出版の方から、Octaveによるプログラミング入門の企画が進んでいるようなので、そっちの方に今の所期待しています。発売されたら、そちらを重点的にレヴューしたいな、と思っています。(亀田)

TeX/LaTeX関連書籍

&amazon(4774119407); 奥村 晴彦 (著)

#amazon(4774119407)
  • 突然ですが、HTMLで数式表示をするのは凄く大変です。
    まあ、確かに数式表示する、なんて必要性は通常はあんまり無いわけですが、どうしても競馬論議に於いて、「確率的に馬券を狙う」と言う意図で、他人に説明する際に数式が表示できれば非常に便利です。
    もちろん、僕自身も数式だらけで地の文が無い、と言った表現方法には抵抗があるクチなんですが、反面、あるアイディアを他人に説明する際にどうしても「ここで数式使えれば一行で済むのに・・・・・・。」と思う事は決して少なくはありません。数式だけに頼るのは愚かですが、所詮これは「文章表現」の一形式であり、追試する際簡単にアイディアを直観的に表現/解釈できる、と言うのは実は強みでもあるのです。
  • ところがHTMLは本当に数式が苦手です。通常の掲示板もそうなんですが、本当に数学的なアイディアをWeb上で他人に説明するのは視覚的には至極ツラいのです。よく「数学系質問箱」の光景でもあるんですが、その「表現形式の狭さ」の為にどれだけの涙ぐましい努力とか、「暗号解読」のテクニックが必要な事か・・・・・。ホント、HTMLは万能ではありません。こと、数学系に関して言うと、殆ど差別状況に思えてきます。
    もう一度言うと、「数式」は言語様式の単なる一種なんです。特殊なものではありません。
  • HTMLの仲間にXHTMLと言うのがあるらしいのですが、これを使った方式にMath Playerと言ったWeb上で数式をキレイに表示するフリーソフトがあります。これを愛用しているサイトもあるんですが、不便な事に、
  • 閲覧者側が自分のパソコンにMath Playerをインストールする必要性がある。
  • デコーダであるMath Playerは確かにタダだけど、一方提供者側が数式を記述する際に利用するエディタ、Math Typeは非常に高価。
  • と言うわけでコストとしてはワリに合いません。
    しょうがないのでMicrosoft Wordを利用して数式を記述してJPEGで保存、それを画像としてアップ・・・・・とやってみたのですが、確かに原理的には可能でした。だがキタナイ(苦笑)。元々Wordで書いた数式自体がバランスが悪く汚い上に、伸縮率の問題があって、数式をやはりこの方式でWeb上に提供するには困難が多すぎたのです。
  • 僕がPukiWikiを選んだ理由の一つに、この数式表示の問題がありました。PukiWikiは数式をWeb上で表示するのに躊躇いが無いのです。多くの理工系の大学の先生達にPukiWikiが愛用されている理由の一つがこれだと思います。通常のHTMLでの記述が不可能に見える数式表現をいとも簡単に組んでしまう。こう言う融通が利く辺りがPukiWikiファンに支持されているのでしょう。
  • さて、そのPukiWikiでの数式入力の鍵を握っているのがTeXフォーマットでの書式です。そのTeXとは一体何でしょうか?
  • TeXとはアメリカのコンピュータ・サイエンスの学者が組んだフリーの組版ソフトの事で、しかも、応用数学者の好みもあって、数式表現に凄く優れています。また、Wordと違って、「自動で一番キレイな版を組んでくれる」とあって、必要もないのに(笑)、出版できるくらいの見た目のレベルの論文を書くのにも愛用されていて、また、出版社側もTeXで組んだ原稿をほとんどそのままで出版してしまうくらいの高機能ソフトなんです。最初はとっつきにくいソフトなんですが、慣れてしまえばもうWordに戻る事ができない、くらいのソフトなんですね。
  • 80年代後半〜90年代にかけてDTP(デスクトップ・パブリッシング)と言う単語がパソコンで言うとMacintoshから始まって単語だけが流行っていたんですが、実態は10万円以上もするPage Maker等のソフトが無ければ実現する術もなく、パソコン自体も高価な事もあって、単なる画餅でした。先進的な出版社/エディタでないと見向きもしなかったんですね。それが今やTeXでタダで実現できます(笑)。ホント涙がチョチョぎれてきますね(涙)。
  • ここでやっと本題ですが(笑)、このTeXに関する関する、恐らく最高の入門書が本書&amazon(4774119407);です。日本のTeX第1人者である三重大学教育学部の奥村 晴彦先生がこれでもか、とばかりにTeXを基礎から解説してくれています。初心者向けの本だと思います。僕はこの本の悪い所を見つけられませんでしたし、いつも傍らにこの本を置いて数式を書いています。
    殆どのTeXノウハウが記述されていますし、また、著者の奥村 晴彦先生のWeb上のQ&Aのサポート体制も万全なんで、ホント嬉しい限りです。
  • 唯一この本の欠点をあげるとしたら、表紙を外した状態で使用すると(僕は表紙をつけないで本を利用するのが好きなんです)、指に内表紙のインクが付いてしまう事くらいでしょうか(笑)?なんか内側のインクの乗りが異様に悪いのです(笑)。内容は関係ないですがね(笑)。
  • もう一つ、TeXの特徴としてPDF製作が得意だ、という事が挙げられます。いずれこの競馬@Wikiの内容が充実してきたら、過去ログとしてTeXで纏めてPDFを作ってWeb上にでも置こうかな、等と考えています。(亀田)

PukiWiki関連書籍

&amazon(4798109223);増井 雄一郎 (著)

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  • 「ブログの次にはWikiが来る!!!」
    ホントか(笑)? 真偽の程は定かでは無いんですが、取りあえず大学関係者に現在絶大な人気を誇るWiki。その中でも最もユーザー数の多いPukiWikiに関する入門書がコレ。
    Wiki文法は特殊で、かなり初心者に対して難易度が高い(と言うより、人間新しい事柄を覚えるのは億劫なものです)印象ですが、確かにHTMLに比べると簡単ではあります。
    その手の事に詳細な説明を加えた良書が本書PukiWiki入門。
    これで貴方もWikiの達人!!!(亀田)

&amazon(4861670861); ケイズプロダクション (編集)

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  • 本当はこの出版社大ッ嫌いなんですが・・・・・・。
    持ち込み企画を無制限に垂れ流す九天社*1ではありますが、この本はイケました。これも持ち込んだ人の能力に負うところが多い、九天社ならでは、です(笑)。ケイズプロダクションが良かったんでしょうね。
    この本はこのサイトを立ち上げる際に非常に役に立ってます。主にLivedoorWikiPukiWikiの両方に対しての解説書です。コレで不明な点を&amazon(4798109223);で参照しています。
    ちなみにLivedoorWikiはかなり機能が制限されているので、コチラのPukiWikiを選択致しました。(亀田)


*1 ホームページを見てみれば分かりますが、社員が全員で14人しかいません。“編集者が”ではなくって“社員が”です。反してこの出版書籍数・・・・・・。どう言った意味なのか、言わなくても分かりますよね?こう言うアマチュアリズム丸出しの出版社がPDF隆盛に伴ない増えているのは嘆かわしい事ではないのでしょうか?