来生たかお大百科/コンサート
解説 †
オリジナルアルバム『永遠の瞬間』のリリースに先駆けて開催されたコンサートツアー。
タイトルには「今まさにこの瞬間の感動を伝えたい」という思いが込められており*1、「瞬間」の部分はアルバムとは異なり「とき」ではなく「しゅんかん」と読ませている。
美術 †
舞台セットは、街に隣接したリゾート地にある大きな別荘の大きなリビングルームというイメージで作られ*2、緞帳には来生邸をデフォルメした山荘が描かれた*3。
観客による花束の贈呈が行われ、クリスマス公演では、ステージに現れたサンタクロースが来生が受け取った花束を白い袋に回収するという演出がなされた。また、ミラーボールやクラッカーが使用され、アンコール以降はステージにクリスマスツリーが置かれた。
楽曲 †
「あいさつソング」の歌詞は、スタートルのメンバー紹介を兼ねていた。
H2Oに提供した「僕等のダイアリー」が初めてカヴァーされた。
「おだやかな構図」は、ステージの中央に作られた階段に腰掛けて歌われた。「長雨」では、歌詞にある「虹」をイメージした照明が使われた。
「薄暮 -たそがれのアンサンブル-」「長雨」は、ピアノ(来生)、アコーディオン(松田)、アコースティックギター(荒木)のトリオ編成で披露された。
その他 †
衣装は、紺のジャケットに水玉のスカーフ、グレーのパンツで、アンコールでは白いセーターに着替えて登場した。
松田真人が被っている緑色のハンチング帽は、安全地帯のツアーに参加していた頃、サポートメンバーの川島裕二からプレゼントされたもので、「折角プレゼントしたんだから被ってね」と言われて着用した記憶があるという*4。
来生は、本ツアーの合間に、滅多にやらなくなっていた麻雀を2回行ったという*5。
観覧した来生えつこは、ニューアルバムをリリースする前のコンサートツアーだった為、ベストセレクションという感じの内容だったが、「色んな曲を作ったな」と感慨に耽りつつ、声量が増して説得力が出て来た弟のヴォーカルに感心したという*6。
12月25日の東京公演は、テレビ番組や映像ソフト『来生たかお CONCERT TOUR 永遠の瞬間』の撮影の為にビデオカメラが入った。衣装は、胸にポケットチーフを入れた紺のジャケットにグレーのパンツ、水玉模様のネッカチーフを着用した。
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| | グッズ等
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パンフレットはA4変形サイズ、40ページで、本ツアーで地方都市を巡った3日間のスナップ写真の他、来生えつこのエッセイ、スタートルやスタッフの写真、ディスコグラフィー、オリジナルシングル「夢より遠くへ」の告知、提供曲のリスト等が掲載された。なお、提供曲リストに記載された、デビル雅美「スター・ジャズ・ワルツ」、鹿取容子(鹿取洋子)「星のデジャブー」、南翔子「ルージュの置手紙」は、来生の作品ではない(それぞれに「作詞:来生えつこ/作曲:星勝」「作詞:三浦徳子/作曲:佐藤健」「作詞:来生えつこ/作曲:中村裕介」)。また、「そしてほのかに夏は行く」が小堺一機への提供曲として記載されている。
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各公演 †
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- 3月6日、7日、5月5日(新潟県)
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主催:MIN-ON/後援:FM NIIGATA
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スケジュール †
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No. | 日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
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1 | 1990.11.28(水) | 栃木県・栃木会館 | | | 初日 | | 1990.12.04(火) | 愛知県・愛知厚生年金会館(ウェルシティなごや) | 18:00/18:30*7 | 4120円/指定席*8 | | | 1990.12.06(木) | 神奈川県・神奈川県民ホール | | | | | 1990.12.13(木) | 埼玉県・大宮ソニックシティ | | | | | 1990.12.18(火) | 福岡県・福岡市民会館 | 18:30/19:00 | 4120円/指定席 | *9 | | 1990.12.24(月) | 東京都・中野サンプラザホール | | | クリスマス公演 | | 1990.12.25(火) | 東京都・中野サンプラザホール | | | クリスマス公演 WOWOWで放送 | | 1990.12.26(水) | 大阪府・大阪サンケイホール | | | クリスマス公演 | | 1991.01.29(火) | 大分県・弥生町民会館 | | | | | 1991.02.05(火) | 大阪府・大阪厚生年金会館(ウェルシティ大阪) | | | | | 1991.02.20(水) | 青森県・八戸市公会堂 | | | | | 1991.02.21(木) | 青森県・弘前市民会館 | | | | | 1991.03.05(火) | 長野県・上田市民会館 | | | | | 1991.03.06(木) | 新潟県・上越文化会館 | | | | | 1991.03.07(木) | 新潟県・長岡市立劇場 | 18:00/18:30 | | | | 1991.03.09(土) | 愛知県・愛知厚生年金会館(ウェルシティなごや) | | | | | 1991.03.11(月) | 鹿児島県・鹿児島市民文化ホール | | | | | 1991.03.12(火) | 熊本県・熊本市民会館 | | | | | 1991.03.13(水) | 宮崎県・都城市民会館 | | | 入場者数:1500名 | | 1991.03.19(火) | 静岡県・沼津市民文化センター | | | | | 1991.03.24(日) | 北海道・北海道厚生年金会館(ウェルシティ札幌) | | | | | 1991.03.26(火) | 宮城県・仙台市青年文化センター | | | | | 1991.03.27(水) | 宮城県・仙台市青年文化センター | | | | | 1991.04.?(?) | 兵庫県・姫路? | | | Kiss FM KOBEで放送 | | 1991.04.25(木) | 埼玉県・サンシティ越谷市民ホール | | | | | 1991.04.26(金) | 埼玉県・浦和市文化センター | | | | | 1991.04.27(土) | 埼玉県・狭山市市民会館 | | | | | 1991.05.01(水) | 新潟県・新潟県民会館 | 18:00/18:30 | 3800円/指定席 | |
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出演 †
- Vocal, Piano, Acoustic Guitar:来生たかお/Keyboards, Accordion, Chorus:松田真人/Keyboards, Chorus:加藤実/Electric Guitar, Acoustic Guitar, Chorus:荒木博司/Electric Bass, Chorus:多田文信/Drums:松本照夫
コンサートツアースタッフ †
- Stage Direction:瀧口一憲/Stage Design:中沢ひろし(金井大道具)/Lighting Plan:上島正昭(OFFICE 215)/Lighting Operation:Hiroyuki Okamoto(OFFICE 215)/Concert Mix:高橋宏幸(SOUND MAN)/Fold Back:斉藤清(SOUND MAN)/Transport:Atsushi Ishigouoka(SUNPLANT)/Stage Management:及川忠康(KITTY ARTISTS)/Artist Management:Yukihiro Okazaki(KITTY ARTISTS)/Planning Management:竹脇隆(KITTY ARTISTS)/Stage Produce:柴田幹夫(KITTY ARTISTS)、前野哲(KITTY ARTISTS)
ブックレット(ツアーパンフレット)スタッフ †
- Supervise:来生たかお、来生えつこ/Photograph:山村隆彦/Art Direction & Design:Akihito Kume(BRUTO)/Edit:竹脇隆(KITTY ARTISTS)、渡辺智加(KITTY ARTISTS)/Printing:PROCESS
セットリスト †
1990.12.25(火) †
- あいさつソング
- 夢の途中
- はぐれそうな天使
- 語りつぐ愛に
- TIME IS A KILLER
- 僕等のダイアリー
- 燃えつきて、ディザイア
- シルエット・ロマンス
- セカンド・ラブ
- 楽園のDoor
- おだやかな構図
- 薄暮 -たそがれのアンサンブル-
- 長雨
- 美しい女
- 夢より遠くへ
- めざめ
- 星のくちびる
- Made In X'mas
- White Christmas
- Alone Again(Naturally)
- Goodbye Day
- ありがとうソング
※18〜22:アンコール
※1〜4,12〜16,20〜22:Piano
収録 †
放送 †
- WOWOW『WOWOWラグジュアリー・ナイト 来生たかお』(1991.01.16/20:00-22:00*10)
- Kiss FM KOBE(1991)
関連アルバム †
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