感染症全般


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693 名前:名無しさん@6周年 [sage] 投稿日:2005/08/03(水) 22:51:25 ID:hQj665Us0
   >616
   ● 空 気 感 染 ●
   病原体を含む小さな飛沫核が空気の流れに乗り3feet(90cm)以上拡散する感染様式で、
   病原体が広く散布されます。結核、麻疹、水痘が含まれます。

   ● 飛 沫 感 染 ●
   咳やくしゃみにより飛沫核が拡散して感染する様式で、感染する範囲は90cm以内です。

   ● 接 触 感 染 ●
   病原体を含んだ飛沫や便などを触ることで感染する様式で、
   消化器や皮膚の感染症だけではなく、空気感染や飛沫感染する感染症も接触感染します。

   豚連鎖球菌の場合、接触感染。
   仮にエボラだった場合、飛沫感染。
   映画「アウトブレイク」 で、変異して街ごと処分しようとしたのがエボラの変種で、空気感染 。

院内感染におけるアウトブレイクの判断基準

ソース: http://www.jarmam.gr.jp/situmon2/innaikansen-outbreak.html

 “アウトブレイク”の定義になるかと思います。まず東京都の出している
「感染症の調査と危機管理のためのマニュアル」では,「アウトブレーク 
(outbreak): ある疾病の頻度が一定の地域に限局して増加すること。多くは
感染症による」またAPIC (米国感染管理疫学専門家協会) の本ではoutbreak
= epidemic (エピデミック) であり,「ある地域あるいは一定の集団のなかで, 
ある一定の期間に予想以上の頻度で疾病が発生すること」となっており, 明確
な基準はありません。ただ一般的には, 発生率が統計学的に有意な変化, また
は平均+2×[標準偏差]を越えたときに“アウトブレイク”と判断しています
(1)。したがって, MRSAの発生率が, 平均+2×[標準偏差]を越えた時となり
ます。発生率の計算方法は成書をお読みください。ただ, これは疫学上の定義
であり, 実際に院内感染をより早く見つけ, 発生が少ないうちに対処するために
は, 常にMRSAの検出と患者数に目を光らす必要があります。毎月の報告が出てか
ら判断するのでは遅い場合もあります。

[参考文献]
牧本清子: 病院感染のサーベイランス入門. メディカ出版 (1999)
(京都府立医科大学・藤田 直久)


【追記】
“アウトブレイク”の発生を疫学的に確定するためには, 平素の通年的な
MRSAの“平均検出率”あるいは“平均MRSA感染 (保菌) 患者数”を把握しておく
必要があることに気付いてください。統計学的に有意な平均値を把握する目的で
毎月の集計が必要になるのです。

(琉球大学・山根 誠久)