福岡市早良区で1991年7月、主婦沖本マツさん(当時54歳)が自宅アパートで刺殺され
現金を奪われた強盗殺人事件は10日午前0時、公訴時効(15年)が成立した。
事件は同年7月10日午前8時半ごろ、同区飯倉4の自宅に戻った沖本さんの夫(75)が、
6畳間の布団の上で頭から血を流して死んでいる沖本さんを見つけて発覚した。
沖本さんは室内に置いてあった日本刀(刃渡り約70センチ)で頭などを刺されて
失血死し、約35000円が奪われていた。
県警は捜査員延べ約27000人を投入。盗み目的か恨みによる犯行とみて捜査したが、
逮捕に結びつく有力な手がかりは得られなかった。