1990年10月14日、自宅浴槽の中で直子さんがぐったりしているのを母親が発見。
すぐに病院に運ばれ、奇跡的に心臓が動き出したが瞳孔が開き自発呼吸ができない意識不明のまま、2ヵ月後に死亡した。
多くの捜査員を投入したが、有力なてがかりは掴めず、2005年12月9日時効が成立。
15年前、大阪府で起こった小学5年の女児殺害事件が、9日午前0時に公訴時効を迎えた。
時効を目前にした8日、父の医師智片英治さんと母芳子さんが「幼い命を奪った犯人が、
善良な市民の顔をしてどこかで暮らしていることは許せません」「今からでも真実を
語ってほしい」と無念さをつづった手記を報道各社に寄せた。
亡くなったのは、智片さんの次女で当時11歳の直子さん。90年10月14日夕豊中市刀
根山1丁目の自宅浴槽の中でぐったりしているのを帰宅した芳子さんが見つけた。
病院に運ばれたが、意識が戻らないまま、同年12月9日に亡くなった。
捜査1課の調べでは、直子さんに首を絞められたような跡があり、芳子さんが帰宅した際、
自宅から走り去るジーンズ姿の若い男を目撃していた。
府警は豊中署に捜査本部を置き、これまで延べ約54000人の捜査員を投入したが、
男の似顔絵を作製するなどして捜査を続けてきたが、事件解決に結びつく有力な
手がかりは得られなかった。
1981〜1990