《妖魔の王子ウッディ》


《妖魔の王子ウッディ》(ようまのおうじウッディ)

カードデータ


カード名妖魔の王子ウッディ☆禁呪1
効果:
加速(第1バトルステップでバトルダメージを与える。)
●このカードがスクエアに置かれた時、あなたの手札の枚数が相手より少なければ、あなたはカードを1枚引く。
●このカードのパワーを、あなたの手札のカードの枚数1枚につき+1000する。
プランゾーン効果覚醒−[あなたの手札のカードを2枚選び、捨てる](このカードを覚醒のコストでプレイしてよい。) 』
種族/属性エルフ
種別ユニットタイミングクイック
使用コスト青3無2移動コスト青1無1
パワー3500スマッシュ1


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
V-2V-2 104/200Silverrare-??


解説

 V-2 栄光の鐘にて登場した、中型?エルフ
 キーワード能力加速及び覚醒を持ち、CIP時にドローする誘発型能力と手札枚数に応じてパンプアップ?を行う常在型能力を持つ禁呪1ユニット

 多くの能力を持ち合わせ、少々変わった覚醒を搭載する。
 素のパワーが極端に低いが、加速に加えて自己パンプアップ?を持つのでカバーすることができるようになっている。
 CIP時に誘発するドロー効果は、《醸造商人プラヴァ・ビル》と同じく自分の手札が相手より少ない場合のみ。しかし、スクエアに置かれた時という移動でも発揮する条件の緩さもあり、手札を消費してしまった後や相手ユニットを殴りに行くついででもドロー可能なため扱いやすい。
 自分の手札枚数に応じてパワーを上昇させる常在型能力は1枚につき1000程度ではあるものの、5枚あれば8500、7枚あればパワー10500の加速持ちが誕生するようになるためこのカードの戦闘力を十分にバックアップしてくれる。
 覚醒の条件は自分の手札を2枚捨てるというもので、バトルスペース?からコストを支払うなどの必要性が無いので初手からでも登場する可能性があるため非常に強い。
 もし本当に先攻の初手から出てきたならば、パワー6500の加速持ちというビッグサイズが序盤に存在する事なるためかなり馬鹿にならない。
 手札をコストにする部分は、墓地効果?墓地に送っておきたいカードを選択する事でメリットにも変換可能であり、覚醒から盤面の制圧以外にもギミックを仕込む事も不可能ではないだろう。という色の関係上減少した手札を挽回することは難しくない上に、このカードは自身でドローを促進する誘発型能力があるのでそこまで困るほどのものでもないと言える。

 多くの能力が相互に上手く噛み合い、自己完結してはいるが問題なのは覚醒の条件と覚醒で出なかった時。
 覚醒により2枚の手札を消費してしまう部分は致し方ないが、そのためにこのカードのパワーを2000削っていると言う事を忘れないようにしたい。素のパワーがびっくりするくらい低いので、覚醒で登場させても維持できるかきっちり見極める事が必要になる。
 また、手札が無かった場合やどうしても出す事ができないとこのカードの使用コストの微妙な重さがひっかかる。色拘束が少々厳しいので、手札に来てしまうと使えず仕舞いになる事もしばしばあるだろう。
 自分から移動する事でドローを促進できるのは良いが、自分の手札が相手より多い時にはドローができない。序盤ならいざ知らず終盤になると相手がで無ければ手札が少なくなっている事も多々あり、ドローしてパンプアップ?に繋げたくとも相手の手札が少なすぎて機能しないと言う事が無いとも言い切れない。
 禁呪1があるのも困ったもので、大きなものから小さなものまで優秀な禁呪が跋扈している中でこのカードとバランスを取るのは非常に困難。
 更に言えば、パワーは相当量確保可能なもののスマッシュ?数値からフィニッシャーになるのはやや難しい側面があり、禁呪が2あるものの全体の安定性とコストパフォーマンスが良い《醸造商人プラヴァ・ビル》に劣ってしまう面も多々あると言える。

 このカードを使うならば、ある程度このカードを据えた構築やプレイングを心がけたい。
 手札枚数に気を使いつつ、できるだけ高いパワーを維持する他に《プラン通り》などでさっさとデッキトップに運んでやれば早期展開は非常に簡単。
 覚醒での展開が難しいようならば《大陸アルドのウンディーネ》《ブルーモノリス》を使ってサポートするのも良いだろう。
 移動コストをカバーするなら《氷結のコルドロン》とも相性が良いと言える。
 パワー面がネックだと感じるならば、《水の都アトランティス》などを利用できればより堅実に戦いに望めるようになるだろう。加速を持つので《裏賭博場》と絡めても面白い。
 使いようでは対処不能なほどのサイズになるかなり頼もしいカードなので、是非使いこなしてみよう。

  • 強力なカードにあるべき部分を兼ね備えているが、同時にネックを背負い込んでしまっている微妙な立ち位置になっている。
    素のパワーが低い事に加え、自身の誘発型能力でドローを促進できるものの という色はドローしやすく手札の確保が容易なためシナジーしているものの有効利用できる機会が少ない。
    自己パンプアップ?できるが、逆にスマッシュ?値は上げられず、覚醒で手札が減ったうちであれば相手に踏まれてしまう事もあるだろう。
    しかし、覚醒での早期展開や波に乗ったときの制圧力には見るべきものがあり、コスト5という絶妙なラインも含めて使い勝手そのものは悪くない。
    強い部分を強調して見るか、難点を押し出して考えるかで評価が大きく分かれるので、このカードを使うにあたり強い部分をより伸ばして使ってあげよう。
  • 《妖魔の王子》大陸渡り?に伴いリメイク?された。
    遂に名前が判明し、エルフのネーミング基準はどうやら木や自然といった場所から取られているように思われる。
    イラスト?は「VF」仕様ではあるものの《妖魔の王子》の使いまわし。

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