カード名 | 悠久の回廊 | 効果: このカード以外のあなたのベースがスクエアから墓地に置かれた時、そのターン終了時に、そのベースをベースのない持ち主のベーススペースのスクエアにリリース状態で置く。 | ||
属性 | - | |||
種別 | ベース | タイミング | クイック | |
使用コスト | 白3無3 |
収録セット | No. | レアリティ | フレーバーテキスト | Illustration |
IV-3 | IV-3 081/105 | Uncommon? | ペンラム「この回廊は誰かが来るのを待ってたんだわ。長い長い間、ずっと静かに。5人の王の秘密を抱きしめて」 | S.of.L? |
IV-3 王を超える力にて登場した、白の重量?ベース?。
かなり特殊な性質を持った、コンボ特化ベース?。
白が送る風変わりなベース?の中でも一際癖のある1枚。
なんといっても単体では機能しない重量型であるのに加えて、特定のコンボでは遺憾無くその実力を発揮する異端児である事が最大の特徴と言って良いだろう。
まずこのカードの特性は、このカード以外の自分のベース?が墓地に送られた場合、そのターン終了時にそのベース?を自分のベーススペース?に戻せる再生能力。
非常に強力な効果であり、どんな方法でもスクエアから墓地に送られさえすれば再生が可能であるため対応範囲はかなり広い。
が、上記にあるようにこのカード自身には何の影響も与えずにパンプアップ?などの能力も持っていないことから他のカードの併用無しには一切動かない。
それゆえこのカードを有効利用するためには、ただ投入するだけでなくこのカードを利用したギミック・コンボを搭載する必要がある。
このカードと相性の良いカードの代表格が《ソーラービーム・サテライト》。
言わずもがな自力で破棄できる性質があるので、《悠久の回廊》で使い回すには持って来い。《ソーラービーム・サテライト》と《悠久の回廊》が並べば相手の使用してくるベース?をほぼ毎ターン拒絶するため相手のデッキタイプによっては封殺しきれるほどの可能性を持っている。
日本選手権で優勝を収めたほどの実績を持つカードであり、その際に併用されたカードが《絶望の城砦》である。《ソーラービーム・サテライト》と併用することで自分の墓地にあるユニットを毎ターンリアニするという驚異的なアドバンテージを生み出した。
他には破棄させて効果を発揮するサイクル?とも相性が良い。《産卵科病棟》は別のカードで破棄させる必要はあるが、手札にユニットさえあれば、《産卵科病棟》を並べて置く事で毎ターンノーコスト展開できる。
《ソーラービーム・サテライト》と共に並べば破棄するのは問題ではなくなり、ベース?破壊か大型?ユニットの登場のどちらかを毎ターン引き起こし続けるのは非常に凶悪だと言える。これも《悠久の回廊》だからこそ為せる技でもあるだろう。
上記にあるカード達以外にも、能動的・受動的問わず破棄する性質を持ったベース?全般とのシナジーが見込める。
《海底都市中央銀行》ならばエネルギーがある限り毎ターン1ドローが可能で、《密閉されたサイバーワールド》ならユニットのCIP能力を半無限に使いまわせるし、《禁断の地の果実》を使えば毎ターン2エネを水増しできる。
《散り逝くバラ》ならば繰り返しユニットが復活するライン?を形成でき、《ホラーハウス・ランド》ならば繰り返し除去?を活用できるといえよう。
他には、《融解戦鬼灼熱王》や《レディ・ラスト》のようにベース?を破棄して能力を起動するユニット達と使っても損失そのものを完全に抑えられるので相性が良い。
相性の良いカード達とのシナジーそのものは抜群だが、何度も言うように単体では機能しない事が最大のネック。
コンボ前提の効果であり、上手く使えなければ自身の重さも引っ張ってかなり使い辛い。ベース?である時点で自動的にベース?破壊が弱点にもなるので、それらの対策も行いたい。
無駄なく上手に使っていく場合は、このカードの高速設置やゲームを決めてしまう大型?ユニットとの併用も視野に入れて行こう。
普通に設置するにはこのベース?は相当重いが、できれば早々にコンボを行いたいので、何らかのコスト踏み倒しを使いこのカードをさっさと設置したい。
その点では《ピカレスク・ロマン》が使いやすいか。どちらも重いカードではあるが、手札を極力消費せずまた大型?ユニットとの同時展開も望めるので併用できれば結構機能する。
他には《だから、がんばれる》なら《悠久の回廊》が墓地に落ちてしまった場合の回帰手段に活用できる。また《悠久の回廊》が手札に来ない間の繋ぎとしても活用できるのは魅力だろう。
コンボ前提であるカードなのでこのカードを中心としたデッキを組む場合、明確なコンボを決めて投入しなければ有意義には働かない。
このカードを生かすも殺すもデッキビルダーの腕にかかっているので、強力な効果を腐らせないよう心がけるように。
上記のカード達以外にも意外なところに面白いシナジーが転がっている場合もあるので、自分なりのコンボを探して見ても面白いといえる。
延々と続く回廊の如く、相手をコンボの渦に引き込んでしまおう。