管理人が色々なサイトを巡ってみて、高速入力に必要なものとして共通している要素は次の3つだと思いました。
方法論に違いはあっても、上の3つさえ意識しながら練習すればいいのではないでしょうか。
管理人が入力技術について、あまり語ってもしょうがありません。詳しくは、下のリンク先をご参照ください。その代わりと言ってはなんですが、管理人がどうやって、入力技術を習得して来たか、恥ずかしながら、ご披露したいと思います。え?見たくないって?そう言わずに・・・。
今を遡ること約○年前、当時高校生だった私の家は引越しをすることになりました。その際、叔母が学生だった頃に使っていた英文タイプライターが出て来たのです。
私はハイカラな叔母が好きでしたので、うれしくなって、叔母が使っていたタイプライターを自分も使おうと思いました。これが、私の、キーボードとの最初の出会いでした。
英文タイプライターの他に、英文タイプ用の練習帳がついていました。練習用のソノシート付きです。若かったこともあり、私は寝ずに練習してしまいました。
タッチタイプを習得した直後は、一つのキーを押すのに、2秒くらいかかっていました。私は、英文タイプ4級の問題集を買ってきて、練習をし、3級・2級・1級と進んで行きました。
当時、私はバスと電車で通学していたのですが、その車中、私は見えないキーボードを膝の上に乗せて、タッチタイピングの練習をしました。
練習の際に、私が気を付けたのは、一定のリズムを守るということです。リズムを守っているうちに、だんだん速くなって行きました。
学生時代に、レポートを出すのに便利だと思い、姉が持っていた「brother」社製のワープロ専用機を使わせてもらいました。表示画面がたった1行というものです。
最初は、アルファベットを頭に思い描きながら入力していましたが、そのうち、指が勝手に動くようになりました。何ごとも、慣れのようです。
同じく、学生時代に、兄が購入したNECのラップトップパソコンを触る機会に恵まれました。ワープロソフトも、表計算ソフトすらもありません。ひたすら、コマンドを打って、フロッピーディスクをフォーマットしたり、ディレクトリ(フォルダのこと)を作ったり、ファイルをコピーしたり、訳もわからず遊んだものです。
就職した頃は、ワープロ専用機全盛時代でした。文豪、ルポ、キャノワードなど、色々な機種が入り乱れていましたが、薄給の私は自分のワープロを買うことができませんので、職場に置いてあったオアシスを使いました。
親指シフトキーボードだったんですが、ローマ字入力で使用していました。今から思えば、この時に親指シフトを覚えればよかったんですけど、あとの祭りですね。
また、職場には、パソコンが一台置いてあり、「松」というワープロソフトを使うようになりました。この松とは、その後、長い付き合いとなります。
学生時代とは違い、文字を入力する機会が飛躍的に増えて、運指の速度は、ほぼ今と同じぐらいになりました。
就職3年目、ワープロ専用機を買おうか、パソコンを買おうか迷ったのですが、パソコンの方が後々有利かなと考えて、中古のノートパソコン(エプソン社の98互換機)と、ワープロソフト「松」を購入しました。
松に付属のFEP である、松茸は私にはとても相性がよく、いろいろとカスタマイズ(自分に合うように、設定を変更すること)して使ったものです。
当時、私の職場で、親指シフトを超える入力方式として、ラインプットというものが注目されていました。今から思えば、連想式の漢字直接入力方式の一つに過ぎないのですが。
特注のエプソンの80286機(16ビット機)のキー配列を替え、ROM にラインプットの漢字コードを埋めこんで、それをVzエディターのマクロで呼び出すという仕組みだったのですが、当時のパソコンは 80386機(32ビット機)が主流でしたので、特注機でなくてもソフトウエアで同じことが再現できるのではないかと、私は考えました。
私の考えは的中し、フリーソフトで全く同じ環境を揃えることができました。が、ラインプットを体系的に勉強するようなテキストがなく、それまでの努力は無駄になってしまいました。しかし、この時の経験が、今現在の入力に影響を与えています。
Vzエディターを使うようになって、ダイヤモンドカーソルというものを知るようになりました。Ctrlキーと英字キーを同時押しすることによって、前進、後退、削除などができるのです。これにより、ホームポジションを崩さずに、キー操作を継続することが可能になりました。
私が入力する文字は、ちょっと特殊ですので、それほど単語登録する文字はありませんでした。これが、私が要約筆記をするようになってから混乱する原因となったわけですが。
さて、時はめぐり、平成16年8月になります。長らく使っていたMS-DOS も、松も、もう使っていません。
広報を見て、要約筆記のことを知りました。
何年もの間、全くといっていいほど進歩していなかった入力技術を見直そうと、色々なサイトをめぐりました。
まず、昔挫折したラインプットを再びやってみようかと思い、いろいろと探しているうちに、無連想式の漢字直接入力というものを知りました。そして、さらに、私が使っているWXGというIMEが、かなりカスタマイズできるということを知り、速記的な入力方式を取り入れることにしました。
パソコン要約筆記黎明期の象徴的な存在である、「はま」さんが所属するはまかぜのページです。
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