院試


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院試

物理系の大学院入試を2つ受験してきました。

★試験1…自分の大学、8月初め
★試験2…国立、8月中旬

1月:TOEIC3回目を受ける
2月〜8月:試験対策期間
2月〜5月:過去問解こうにも英語以外はほぼ解けず

5月:他大のオープンキャンパスで研究室にふらっと入る
研究室訪問直後:(ここを第一志望にしよう…!)

6月:物理数学(線形代数も)
6月下旬:熱力学
7月上旬:力学 電磁気学
7月中旬:量子力学
7月下旬:統計力学

試験1 前日の晩:寝つけず 睡眠時間3時間
試験1 1日目:筆記全科目 めざまし3つにコーヒー3杯
試験1 2日目:スーツで面接5分間 受験者1人に先生7人

8月上旬:試験1合格の知らせ

試験2 前日の晩:寝過ごしが怖くて徹夜
試験2 1日目:英語 コーヒー3杯 気温30℃↑ 腹をこわす
試験2 2日目:12時間寝て物理系科目 易問が出題されるもいまひとつ解けず

8月下旬:1次合格 2次の面接が決まる
9月上旬:面接 受験者1人に先生15人 緊張
その日の晩:落ちたと思って寝る

9月中旬:試験2合格、受かった勢いで京都へ旅に出る

使ったもの

・3年の頃に取ったTOEICのスコア
・単位が取れるシリーズ(力学、電磁気学、量子力学、熱力学、線形代数ノート)
・定期テストを乗り切った時の若干の記憶
・試験1と試験2の過去問 4年分ずつ

攻略順序

物理数学 → 熱力学 → 力学 → 電磁気学 → 量子力学 → 統計力学

英語は適宜。院試対策は最初に計算を固めるべき。
そうでないと、式変形が何をしてるのかサッパリわかりません。

その他

"単位が取れる"シリーズは、単位が取れるどころか院試対策の強力なツールだと思います。
基礎を固めていくと、次第に難問から部分点が取れるようになりました。
過去問が1問も解けなくても気にしない。あせらず基礎を固めるべきです。

期間はたくさんあってもやる気が出ないのが院試対策期間だと思うので、
その意味でも単調な計算からガリガリ進めると、モチベーションが上がって良いと思います。
迷ったらノートとシャーペンを用意して行列計算がオススメです。


各教科について


英語

最も点が取りやすい教科になると思います。
試験1の英語は、過去に受けたTOEICのスコア(640点)を提出して代替しました。
試験1は受けた人によると、TOEICでスコア取るよりカンタンだったらしい…。
それでも1教科受験科目を減らしておくと、試験当日がラクでした。
試験2はスコアによる代替がなく、過去問をつまみ食いした程度で臨みました。
どんな設問があるかは事前に把握すべし。
開始前にリンガメタリカ読んでたら、単語が1つ出ました。

結晶や量子について、ある程度知識があれば
何が書いてあるのかは分かると思います。

物理数学

微分方程式の計算練習から入りました。
力学の減衰振動、量子のシュレーディンガー方程式等
これをやればピンときます。
手元にいい本がなかったので、google検索で出たページで勉強しました。

過去問を見ると、行列計算が毎年出ていたので
"単位が取れる〜"の問題をやりました。だいたい問題2周分。
ノートもガリガリ消費されて、勉強してる実感がわきます。
∇はあくまで(∂/∂x, ∂/∂y, ∂/∂z)
内積も外積も成分で考えられますし、難しそうにみえるだけです。

力学

力学1(極座標、慣性モーメント等)と力学2(ラグランジアン等)がありますが、
力学2が範囲に入らない場合はL(ラグランジアン)もH(ハミルトニアン)も全く出てきません。
途中で気づきましたが、試験2の範囲がそうでした。
"単位が取れる〜"の問題を2〜3周しました。
ある程度感覚がつかめたら、過去問の問題をひとつずつ調べながら解きました。
どんな設定であれ運動方程式を考えるのが基本、上手くいかないならエネルギー保存です。
ラグランジアンは書けるならそれだけで点数ゲット。

電磁気学

"単位が取れる〜"を2周。
大学入試の時に使っていた"橋元流"の参考書と同じ著者で
進めやすかったです。
微視的な考え方はそのまま試験で出ました。

熱力学

"単位が取れる〜"で熱力学関係式を覚えました。
エンタルピーやエントロピーの意味が分かりやすい。
xが一定 … x = 0
定圧、定積、定温条件ばかりなので、この読み替えはとても大事。
早く終わるので、他の教科より先に勉強しました。


量子力学

"単位が取れる〜"シリーズでシュレーディンガー方程式に慣れました。
学部の単位は式と変形を丸暗記してどうにか乗り切ったので…。
シュレーディンガー方程式を立てるのが基本ですが
それが出来るだけでも100点中20点位になるかと思います。
無理なように見えて、少し勉強すると意外と点になります。
摂動は[EMANの物理学|http://homepage2.nifty.com/eman/]さんのページを読みました。
結局試験問題には出ませんでしたが、警戒していた部分です。

統計力学

毎年同じような調子で、短い独立した設問が複数出されていたため(たまに同じ設問の年もある)
全体を勉強するのではなく、過去問に1問ずつ答えを作って、その周辺だけ知識をつけていきました。
最低限類題が出たら答えられるようにしようと思ったためです。
フタを開けてみれば試験1も試験2も大幅傾向変化で、気合いで回答せざるを得ませんでした。