【反論】 「大型で高価の兵器は存在価値を失うかもしれない……」への反論


 【反論】 「大型で高価の兵器は存在価値を失い,未来のハイテク軍隊は,監視や追跡といった能力に技術をつぎ込むことになるようになっているのかもしれない……」への反論

3882011/10/19(水) 16:47:30.32 ID:??? [385/981回発言] じゃあ俺も「戦争の変遷」の書評を. クラウゼヴィッツの戦争論が前提とした,戦争とは「三位一体」(国民,軍隊,政府)の存在が,国益の為に争うもので, 根本的には合理的行動であるという彼の戦争認識は,ウェストファリア条約成立後のヨーロッパを中心とした極限れた 時代と地域にのみあてはまるものであり,古代,中世,そして第二次大戦後の現代においては的外れなものとなっている という指摘をしている. 現代の国民国家において,ハイテク装備を揃えた正規軍はその力によってなんらかの政治目的を達成することが極めて 困難になっており,また主要先進国同士においては,核兵器という戦争後の結果として確実に破滅が予想できる兵器システムの 登場により事実上戦争は不可能になったという事実を確認している. 一方でまた,WW狂紊寮こΔ砲いて正規軍同士の交戦で戦われた紛争の犠牲者の数が著しく少ないことに反比例して, 低強度紛争によっておびただしい数の犠牲者が出ており,こうした形態の戦争(低強度紛争)がなんらかの形で先進国に飛び火 する危険性について警鐘をならしている.そして,正規軍同士の激突する通常戦争は死に掛けており,そこで使われるために 洗練されてきた戦略や,ハイテク戦闘機,爆撃機,重装甲の戦車といった大型で高価の兵器は存在価値を失い,未来のハイテク軍隊は 監視や追跡といった能力に技術をつぎ込むことになるようになっているのかもしれない…… 現代や未来に関しての分析はこんなところ.戦争実行の主体として,山の老人(アサシン派)のような指導者が現れるかもしれないと 予言していたが,これが2001年に(もっと前から彼はアメリカと戦っていたが)誰の目にもわかる形で現実化したのはご存知のとおり. 著書の大部分は,かつての戦争において,誰が,何故,どのような手段によって戦ってきたのかを振り返ることで,戦争の歴史を振り返ると ともに,上記のような認識にいたった経緯を読者に納得させようとしている. 俺はおもしろいとおもった.戦略論の類を読む人間には薦めておきたいし,軍事史好きにも楽しめると思う.

3912011/10/19(水) 17:57:33.22 ID:??? [388/981回発言] 91年ですでに現在の様相が予想されていたんだな

392 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/19(水) 19:21:58.65 ID:??? [389/981回発言]

391 ちょっとまて

ハイテク戦闘機,爆撃機  精密爆撃能力で低強度戦争でも必要

重装甲の戦車  制圧任務での装甲の重要性が再認識

正規軍同士の激突する通常戦争は死に掛けており  その91年に湾岸戦争が起き,その後も第1次チェチェン/イラク/グルジアと  とても低強度といえない戦争/紛争が発生

合ってるのは

未来のハイテク軍隊は 監視や追跡といった能力に

技術をつぎ込むことになるようになっているのかもしれない……

そして上記監視能力の追及と,大型高性能兵器の必要性は矛盾しない訳で… 数の必要性は減じているfが,要素自体の必要性は減じていないと思うのですが. (より少数高性能を求められているように思える)

3932011/10/19(水) 20:15:31.69 ID:??? [390/981回発言]

392 戦闘機や爆撃機の精密攻撃能力は無人機でより安く代替できるし(つうかクレフェルトの最新著作が正にこのテーマで, 現代空軍は金を喰うわりに役に立たないって問題提起をしていた),重装甲の戦闘車輌も,低強度紛争においては 有ると重宝するが,絶対に必要なわけじゃない.費用対効果で見るとどうなんだって話になる.

国家間戦争はまだ死んではいないだろうが,それによって達成できる目的と費用のバランスを考えると, 政策のオプションとしてはあまり取られる事はないだろう.低強度紛争と比べればはるかに少数の,例外的存在に止まる のでは無いだろうか.

クレフェルトは歴史的な潮流を言っているわけで,細かい例外位はそりゃあるでしょう.

394 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/19(水) 21:00:04.50 ID:??? [391/981回発言]

392 だから私も

(より少数高性能を求められているように思える)

と書いているのです. その少数をいかに使いこなすか? が現在(91年ではなく)の課題ではないのでしょうか? (その為にも情報が重要化している)

私が一番言いたいのは,>388はあくまでも91年時点からしばらくの潮流であり その後の戦争/紛争の現実から,現在の潮流は既に流れが変わっているのではないか? という事です.

よって

391

91年ですでに現在の様相が予想されていたんだな

は若干違うのではないか?という事です. (つまり私と>391では現在の潮流についての認識が違う)

395 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/19(水) 21:06:59.71 ID:??? [392/981回発言] ちなみに,潮流が変わったのはイラク正規戦後の治安作戦からだと考えています. つまり>388の考え方でも,低強度紛争に対応するには不足であり 潮流はさらに進んでいるという意見な訳です.

・情報の重視/打撃力減少←90〜00年代前半   ↓ イラク戦成功   ↓ ・情報最優先/さらなる打撃力の減少←00年代中〜後半   ↓ 治安戦失敗   ↓ ・情報の重視/必要打撃力の見直し←今ココ

396 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/19(水) 21:11:57.21 ID:??? [393/981回発言] なお,この場合の打撃力というのは持続的なものを指さないので 冷戦時の重戦力の常時大量保持とは全く意味が違います.

どちらかというと必要時期に集中可能な必要戦力と言う意味です. この必要戦力の内容が問題. そして,それをどう効率的に機動させるか.

ここで必要戦力を見誤ると… 機動だけでは駄目で,その戦力の質も必要なはずなのです.

397 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/19(水) 21:12:53.33 ID:??? [394/981回発言] まあ,これ以上はスレ違いになるので やるなら簡単か,陸上スレでお待ちしています.

4002011/10/19(水) 21:31:18.76 ID:??? [397/981回発言]

394 どうだろうなあ.「戦争の変遷」から引用すると, “これは,将来,軍事分野では新技術の出る幕がないということではない.意味しているのは,その昔,小火器が騎士と その重い甲冑に取って代わったように,大型で高価で強力な兵器が廃れ,小型で大量に生産でき,どこででも利用できる 兵器に移行する動きである.” と書いている. 実際,第五世代戦闘機や新型MBT何かは開発されても調達も配備も少数か,棚上げ. 反面,ロボットや歩兵用の個人装備何かはすぐに大量に部隊配備される. クレフェルト曰く,“一般の社会的見地からすれば,不経済で,速度が速すぎ,敵味方の区別がつかず,あまりにも大型で, 必要以上に強力でとても現実の戦争には使えないような兵器”は居場所を戦場と軍隊から失ってるように思える.

4012011/10/19(水) 21:39:46.36 ID:??? [398/981回発言]

397 リロードする前に話が進んでた… クレフェルトの言ってる事は軍隊の形態自体が正規軍から治安軍へと変わっていくだろうって話なんで, 細かい戦術論を話すスレの話題にはそぐわないんじゃないかなあ.

408 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/20(木) 11:19:37.45 ID:??? [405/981回発言]

407 別に90年代の潮流は,そのような見方が大勢を得て そのように流れたという意味で否定してません.

だから,その意味では当時の潮流を知るによい本だと思ってますよ.

問題は,今もその流れのままなのか? と言う部分で,当然そこは91年の本に書いてある訳でもなく, それは読み手が別途,探していかなければならない事項だと思うだけです.

4172011/10/20(木) 19:11:34.76 ID:??? [414/981回発言]

406 ふつう,兵器を開発する時に要求性能の基礎になるのは, その軍隊におけるその兵器の運用構想による. だから,その兵器の運用構想を理解する必要がある. その兵器の使い方の書いてある教範とか, その兵器を装備する部隊の使い方が書いてあるドクトリン文書を読みなはれ. といいたいところだが…

4182011/10/20(木) 19:47:28.93 ID:??? [415/981回発言]

395 イラクの治安戦の失敗(ソ連のアフガン侵攻でもよい)の原因を打撃力の減少によるものと 考えているような人に対して書かれた本と思う. 今も昔も治安戦で重要なのは単純な人員数と人心の獲得だ

4192011/10/20(木) 20:16:50.17 ID:??? [416/981回発言]

406

414が言ってるのは『武器と爆薬』(ttp://www.amazon.co.jp//dp/4499229340)だな 俺も持ってるがこと火薬を使う兵器に関して知りたいなら良い本だと思う. くわしく知りたければ>>417だが,最近はちょっと詳しい本なら開発経緯とかそれなりに書いてある気もする. 現代兵器なんかは別だが,単純に「これはつえーからすげーんだYO!」みたいなノリの本ってあんまりない.

ただ現実の戦場ってそのスペックを意図されない用途で使う場合も多いのは注意が必要.

軍事板,2011/10/19(水)
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/army/1317650367/

最新の20件

2012-11-18 2015-01-14 2014-07-26 2013-03-24 2013-03-17 2012-12-14

今日の3件

  • counter: 2079
  • today: 1
  • yesterday: 0
  • online: 1