MenuBarをedit概念・病型・病因・疫学. †
原因. †
- ストレス・過労・感冒
- 寒冷暴露・紫外線暴露
- 歯痛・歯の治療
- 妊娠
疫学. †
- 小児にもあるが頻度は少ない
- 末梢性顔面神経麻痺の7割
問診・症状・所見・合併症. †
症状. †
- 急激な顔面神経麻痺
・緩徐なら、AT、Schwannoma - 耳症状はない
・あれば、Hunt、AT、Schwannoma - 口腔内所見はない?
・あれば、Hunt - (前駆)味覚障害、流涙過多、肩こり、耳・耳周囲の鈍痛
・耳/耳周囲の鈍痛ありうる → Huntと誤診せぬ様に注意。
所見. †
- 耳下腺腫脹なし
・あれば、malignancy、Schwannoma
検査・鑑別診断. †
鑑別疾患. †
- 不完全型Hunt・帯状疱疹のないHunt症候群
・遅れて出現(顔麻痺自体は急発症)
・Bell麻痺診断の10〜25%とも言われる。 - (小児の)耳炎性麻痺(急性中耳炎、乳突洞炎を伴う中耳炎、真珠腫)
- 伝染性単核球症
- 腫瘍(顔面神経鞘腫、耳下腺癌)
・顔麻痺が緩徐発症 - 外傷(側頭骨骨折・顔面外傷)
検査. †
- 聴力検査
- アブミ骨筋反射
・反射（＋）なら重症でない (Huntなら反応なし？→×)
・反射（−）なら重症か、測定ミスか、子供か、、、 - 側頭骨ＣＴ(聴神経腫瘍なら内耳道拡大？)
- Ｇｄ−ＭＲＩ(顔面神経耳下腺癌、顔面神経鞘腫なら所見あり）
・急性発症でない場合。すぐに撮影。
・再発の場合。すぐに撮影。
・不全麻痺(10点以上)なのに2か月後も改善ない場合。
・完全麻痺(10点未満)で4か月≦経過後も回復兆しがない場合。 - 超音波検査(tumor、Schwannomaの検索に)
- 採血(VZVIgM、IgG)(肝酵素上昇ならIM)
処置・治療・予後・救急対応. †
予後. †
- 7割は3か月で完治。3割は3か月で回復傾向(麻痺残存はあるが)。
・逆に回復（−）、進行（＋）なら腫瘍を疑う。
KW・考察・課題・課題（コメント・ムンテラ注意・方針など）. †
- ムンテラの一例
・まずはBell麻痺と考えられる。 ・まずはBell麻痺と考えて治療を始める。 ・ただし後に皮膚症状が現われてHunt症候群ということがあり得る。 ・Huntと考えられればその時点からHuntの治療を開始する。
出展・症例. †
- [1]コツと落とし穴�ー�疾患（神崎仁、中山書店）
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