遺跡に眠る獅子


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YUMIはいつものゲームセンターへ足を運んだ。 ゲームセンターに入っていつもの通りゾイドのある場所へむかった。 するとそこには、いつもより人がたくさんいた。 「うわぁ、なんかひといっぱい。なっかあったっけ今日?」 すると、人の間をすり抜けていつもフィルと一緒にいる店の常連客が近づいてきた。 「YIMI、いまな遠征してきたって言う人がプレイしてるんだが、結構うまいぞ」 YUMIは、あたりを見回しながら「へぇー、そうなんだ。ところでフィル今日も来てないの?」 「きてないな。なんだかこのごろ用事があって来れないみたいだよ。」 「ふーん、そっか。で?遠征してきた人って下品な狩り師じゃないよね?」 「それがなんと女の子、しかも可愛いんだよこれが。何て言うのかな、 こう男心をくすぐるというか、  ポイントを押さえてると言うか、なんかこう・・・?あれ・・・YUMI?・・・」 話し半ばでYUMIは箇体のある方へ歩いていった。 すると確かにそこには可愛い同い年くらいの子がいた。 「髪型はツインテール、色はクロ、整った顔立ちにふちありの眼鏡、服装は白いセーターに  結構短い・・・いや、かなり短いスカート。スタイルは・・・・ ちょっと私より胸がでかい位?(ちょっとですか?)まぁまぁじゃない。」 YUMIは少々イラっときた。 CPU戦が終わったらしく箇体から下りてきたその子はまっすぐYUMIに向かってきた。 「ねぇねぇねぇ、もしかしてYUMIさん?ねぇ?そうなの?そうだよね?」 いきなりそんな事を言われてYUMIは、 「YUMIは私ですけど。どちら様ですか?」少し強い口調で言い返した。

「・・・なんか冷たいな〜。まぁいいや、私はあすか、二ノ宮あすか。PNもASUKAだから  よろしくね。YUMIちゃんって呼んでいい?」 この子まったく空気読んでない。なんかイライラする、それに何?  その服装!!私は胸でかいですよ〜と、言ってるようなもんじゃない! YUMIはそう思いながらいった。「別に構わないです。なんと呼んでもらっても」 「じゃあYUMIちゃん。バトルしよう!バトル!ゾイドバトル!ねぇねぇねぇねぇ!」 「あなた強いんですよね?いいでしょう。やりましょうか。私の機体はLSです。  期待を裏切らないで下さいね。」 「あはは。YUMIちゃんおもしろいね。それ!機体と期待だなんて。あはは・・。  あー、私は、JAだよ。よろしくね」 くぅ〜いちいち、むかつく!なんなの?この子。 そう思いながらYUMIは席に着いた。あすかは、ニヤニャしながら席に着いた。 2人ほぼ同時にクレジットとカードを入れた。 画面が切り替わり独特の音楽が流れた。 その時あすかが、何かを祈っていた。 「いまさら神頼みですか?あなたの負けはもう決まってるんです。」 そう思いYUMIは、深呼吸した。 「よし、勝ったね!」急に聞こえてきた言葉にYUMIは、驚いた。 画面を見てみると、ステージが決定していた。 「・・・マリネリス遺跡?どういうこと・・・勝ったって・・・。」 YIMIが考え込んでると、試合開始の合図が鳴った。 「・・・だめ!今は、これに集中しないと!!」 YIMIは、自分にそう言い聞かせLSを、走らせた。 JAは、中央の段差には登らずその横をきれいに走ってきた。 「並みのJA相手なら負けません。すぐに終わらせます。」 LSは、JAの後ろにピタリと張り付いた。LSは、バルカンと濃硫酸を発射しながら追いかけた。 しかし、JAは濃硫酸は綺麗にかわしながら逃げていた。 「あ〜もう、そんなに張り付いたら逃げれないじゃない。転んでもらおうかな?」 そう言うとJAは、地面に転がってる石柱にコスプレを当てて飛び越えた。 しかし、LSは構わず爆風に突っ込んでいった。

「あ〜無理か〜。じゃあもう一回。」 そういうとJAは、段差の周りをまわり、また石柱のところに走っていった。 「またそれですか?一度はあっても二度はないです。」 さっきと同じようにJAは石柱にコスプレを当て飛び越えた。 それに続くように、LSも飛び越えたその時、あの独特の風切り音が響いた。 LSはその空気の刃に当たり倒れた。 「あそこにソニックを置かれたら、避けきれないじゃない」 二機の体力には差はほとんどなかった。しかしYIMIには、敗北感があった。 LSが静かに起き上がった。JAはこちらに後ろを向けてLSの前で待っていた。 「やっと起き上がったね。さぁいっくよ〜。」そう言うとJAははしりだした。 「一体何のつもりですか?追い討ちもしないで待ってるなんて。」LSがJAの後ろに張り付く。 バルカンがJAのHPを削っていくが、致命傷とまではいかない。 「さ〜て時間だし、そろそろ行くかな。・・・いくよ、YUMIちゃん!」 そう言うとJAがLSを突き放しにかかった、LSもスリップストリームで追いかける。 しかし、JAとLSの距離は縮まらずむしろ離れていく一方である。 「スピードはこっちのほうが速いはずなのにどうしておいてかれるの?」 スリップストリームの範囲からはずれたLSは失速し、JAは離れたところでHBした。 JAは休む間も無くバルカンにコスプレを混ぜて撃ってきた。 JAのバルカンは確実にこっちに向かってきている。 LSも撃とうとするがロックが外れている。「射程圏外!そんな・・・」 「いままでこんな事なかったのに、どうしよう・・・このままじゃ・・・ 負けちゃう・・・フィル。」 混乱する中、必死に回避行動するLS。しかし次の瞬間、LSにコスプレが当たり爆発した。 倒れたLSにバルカンの追い討ちが数発入ったところで、 第1ラウンドタイムアップ、JA勝利。

第2ラウンドが開始した。 JAは1ラウンドと同じように段差のふちを走ってきた。 LSはまた、後ろにピタリと張り付いた。 「やっぱYUMIちゃんうまいや。こんなにきれいに付かれちゃうとソニックじゃ  処理できないもん。JAの後ろは危ないって言うのは、勝手な思い込みだもんね。  恐怖感があるとそこには、入って来れないよ。」 「・・・。」 LSはバルカンで少しづつではあるが、JAのHPを削っていく。 「そろそろやばいかな?いくよJA!」 そういうとあすかのJAは、急にブレーキをした。と同時にソニックを出した。 「ブレーキソニブ!!」その対戦を見てた一人が言った。 「・・・。」 LSはソニックをジャンプしてかわした。スリップストリームでスピードの乗ったLSは JAの真上を通過していった。しかし、着地と同時にLSはダウンした。 「JA乗ってる子はそこまで考えていたのか!」と観客の一人が言った。 「え?どういうことだよ。」その隣にいた客の1人が聞いた。 「いいか、普通の戦いならブレーキソニブを出した時、後ろの機体はジャンプしても  かわせないか、かわしてもJAの後ろでとまってしまって第2波目のソニブを喰らってしまうんだ。  しかし、ただでさえ速いLSがスリップストリームで速度がアップしていたら、  ジャンプした後の着地地点ものびる。もちろんJAなんて飛び越えてしまう。  着地地点にコスプレなんて置かれたら・・・わかるだろ?」 JAはLSの前に立ちまた、追い討ちもせず立ち上がるのを待っていた。 「・・・。」 「さぁ立って。時間がもったいないよ。」 LSが立ち上がりJAが走り出した。LSも走り出し後ろに張り付く。 「あなたには、同じことが効かない事は1ラウンド目でわかってるから。  次はどれで行こうかな。」 「・・・。」 LSはバルカンでJAを削っていく、するとJAはいきなり方向を変え階段のほうへはしりだした。

LSもそれについていく。 JAは階段をステップで上り最上段まで登った。 「こんどはこれよ」そう言うとJAはHBしてLSの方をむきバルカンを打ちつつ階段の端から 落ちる時コスプレを階段にぶつけて着地した。 LSは階段にぶつけられたコスプレをかわそうとジャンプした。その時またあの音が響いた。 「壁ソニック!!」観客の1人が叫んだ!!その声が、YUMIには、はっきり聞こえた。 「!!!」 LSは空気の刃に倒れた。JAとLSのHPの差が広がった。 YUMIは大勢のギャラリの中からさっきの声の人を探していた。 「あれ?急に動かなくなった?戦意喪失?じゃあ、かたずけちゃおう。」 JAは動かなくなったLSの方に向きを変えバルカンを打ちながら数をかぞえ あと一回当てればダウンというとこでバルカンを打つのをやめ格闘を入れてきた。 「さあ起き上がって、それで終わりだよ。」 YUMIはまだ声の主を探していた。 「あの声・・・やさしくて、あったかくて、いつも一緒にいたあの声。  間違いない・・・フィル。」YUMIは必死に探していた。 すると1人奥のほうからひとごみをかきわけて、近づいて来る。 「どうしたんだよ!YUMI。だいじょぶか?」1人の青年がYUMIに声をかける 「・・・フィル。どうしよう負けちゃう。」 YUMIが今にも泣きそうなこえで小さく話した。 フィルが画面を見てみるとJAが格闘を入れ終えた後だった。 「残り20秒、HP1898対7609か・・・。」フィルは少し考えこう言った。 「いいかYUMI、まずこのラウンド勝とう。相手は油断している起き上がったら、  右格闘で相手を倒す。倒したら追い討ちせずにステージ中央に行くんだ。OK?」 YUMIは小さくうなずいた。LSが静かに起き上がった。「さぁ終わりだよ。ばいばい。」

起き上がったLSをJAが仕留めようとした時LSの声が響いた。 「え?まだ終わってなかったの?やっぱそうじゃなくちゃね。」 LSの格闘がヒットして吹っ飛ぶJA、LSは追い討ちしないでフィルの言う通りステージ中央へ走った。 「YUMI、こういう狭いステ―ジの場合、逃げなんて勝ち方はできない。  それにステージの中央にいれば相手との距離はほぼ、一定に保てる。  ココにいれば相手も戦いづらいんだ。わかるよな?」 YUMIは小さくうなずくだけで喋らない。 JAが起き上がりステージを走り出した。しかし、まったく近づいてこない。 「あんなど真ん中にいられたら、仕掛けずらいじゃない。」 JAは階段に登りHBした。「残り10秒我慢してみせる。」JAはそこからバルカンを打ち始めた。 LSもJAの方を向きバルカンを打ち始めた。時間が減っていく。 「8,7,6、・・・GO!」フィルが叫ぶ。するとLSがJAめがけて走ってきた。 「いいかげん、いきらめてよね!」JAは動かずバルカンとコスプレを打ちつづけた。 LSは構わず突っ込んでいった。その時LSの前でコスプレが爆発した。 「「当たったの?」JAが撃つのをやめた。残り時間3秒・・・。 あすかが、勝ったと思ったその時、コスプレの爆風の中から緑色の物体が飛んできて JAに当たり緑色の煙が上がった。「濃硫酸!でも、もうおそいわ。」 コスプレの爆風が消えた時LSは、まだ走っていた。 「あたってない・・?・・・石柱!」 LSの背中が青く光った。JAはステップするが見えない壁にぶつかって回避できない。 パルスレーザを喰らったJAはたまらず倒れる。LSもシステムダウンする。 LSはバルカンで追い討ちするが間に合わないと思ったその時、 ブーストの慣性で走っていたLSのつめが光りJAをたたいた。 LSの声が響いた瞬間、試合終了の合図が鳴った。 YUMIはHPを見た・・・。LS「1004」、JA「996」 第2ラウンドタイムアップ LS勝利。

第3ラウンド開始。 「さっきのラウンドで決着つかなかったのは、ちょっときついなぁ。  YUMIちゃんもこっちの動き、結構わかってきてるはずだし」 あすかはこのラウンドの早期終了を望んでいた。 「さあ、いくよ!JAはやく終わらせちゃおう。」 JAはスタートと同時にLSに向かってきた。LSはそれを見て横に走り出した。 「逃がさないんだから!」JAは横に走り出したLSを追いかけた。 LSは後ろから来るコスプレとバルカンを紙一重のところでかわしていく。 「逃がさないよ、逃げられると困るの!」そう言うとJAはLSの真後ろに着いた。 JAはLSを真横から抜き去り目の前でHBし、コスプレとバルカンを放った。 「また!LSが抜かれるはずないのに・・・。」LSはそれをステップしてかわし、ブレーキして止まった。 二機は向き合い、じっと動かない。五秒ほど時間がたちLSが動いた。 LSは階段の上に登りHBして止まった。JAも追いかけるように階段を登りHBし、格闘を出した。 それと見てLSはバックステップした。JAが格闘の慣性で滑っていく。 するとJAの目の前に縦に線が入り、LSの泣き声とともにJAが吹っ飛び階段の上で倒れた。 「格闘?あそこから?当たるはずないじゃない、むしろ格闘範囲に入ってないよ。」 どうしてLSの格闘が当たったのかあすかには、わからなかった。 JAがゆっくり起き上がった。それを確認したLSは静かに走り出した。 二機はテール・トウ・ノーズのまま走り続けた。LSの後ろにつく事はJAとは違い危険ではないが、 ピタリと張り付く為にはそれなりに腕が無くてはできないことである。 それをあたりまえのようにこなす2人の腕は、かなり高いレベルにあることをフィルのほかに わかるのはこの場所に何人いるだろうか・・・。 LSとJAの差が縮まっていく。JAがLSを抜き去ろうとした時、LSが階段のほうへ向きを変え走った。 JAもLSを追いかけ階段の方へ走った。LSは階段の一番上まで登りHBと同時にパルスレーザ、 濃硫酸、バルカンを撃ち下に落ちた。JAはそれをジャンプしてかわすが、そこにはさっきと同じように 縦に線入った。「え?まただ。しかも着地地点に格闘を置くなんて・・・」 その時JAの独特の風切り音が、鳴り響きLSの格闘を飛び越えていった。 LSを飛び越えたと、同時にJAはエアソニックを決めた。「空中で加速した!どういうこと?」 LAはソニックを喰らい倒れた。JAはLSの倒れてる場所と反対方向へ走った。 LSが起き上がりJAの方向を向くとJAもLSのほうを見ていた。残り時間もあと10秒。

二機のHPは、奇跡的にも同じだ。時間が過ぎていく。この戦いにも終わりが近づいている。 残り5秒になったとき、2機が同時に走り出した。 「これで終わりです!!」YUMIのLSが中央の段差に登りバルカンを撃ちながら走ってくる。 「これで決めるよ!いっけぇ〜。」そう言うとJAの羽が大きく展開した。JAもバルカンを撃ちながら 走ってくる。2機がステージ真ん中へ向かって走っていく。 LSとJAの距離が縮んで行く。LSとJAとの間がゾイド一機分になったところでLSは濃硫酸を放った。 JAはそれを紙一重でジャンプした。JAがLSの真上を飛び越えていく。JAの展開したウイングから大きな ソニックブームが降りてくる。LSはHBして真下からパルスレーザを撃ちシステムダウンした。 LSの放ったパルスレーザはJAの下っ腹に当たった。 しかしJAから放たれたソニックブームは、LSへと向かって来ている。 残り時間1秒、LSをソニックブームが切り刻もうとした時、JAのウイングが閉じた。 試合終了。LSの勝利。 あすかは、箇体からカードを取り出し降りた、それを見てフィルが近づいていった。 YUMIはそれに気付くとCPU戦を切り上げはしってきた。 あすかとフィルは近くのベンチに座って話し始めた。 「君すごい強いね。遠征してきたの?どこのひと?」 「あ・・・あの〜・・・私、・・・そのぉ・・・」 あすかの顔が赤く染まっていく。 「あれ?熱でもあるの?顔赤いよ。どれ?」 フィルがあすかのおでこに手を当てる。するとますますあすかの顔が赤くなる。 「あ・・・あの・・・だいじょぶですから・・・あの・・・その・・・」 「そう?ならいいんだけど。ホントに強いよね?でもさー・・」 その時YUMIがあすかとフィルの間に無理やり入ってきて 「対戦楽しかったです。ありがとうございました。」と、あすかに言った。 「あ・・・、こちらこそ楽しかったよ。さすがに強いねYUMIちゃん。」 「でもなんで、最後決めきれなかったの?」フィルがYUMIの後ろから顔を出し言った。 あすかの顔が真っ赤になった。YUMIがフィルの顔を体で隠し、同じ質問をした。

あすかの顔色が元に戻った。 「あ・・・あれはね、最後の最後でシステムダウンしちゃって、間に合うはずだったんだけど  濃硫酸かわすのにジャンプしちゃって、その分距離が伸びてって感じ。」 「そうなんだ。でもほんと強いよね。」 「そんな事無いよ。たまたまマリネリス遺跡が出たからよかったけど。」 「え?」YUMIが聞き返す。 「私、あそこじゃないと勝てないんです。あそこ以外がでちゃうとあんまり勝てないんです。」 「そ・・・そうなんだ・・・。」YUMIはなんだか力が抜けれしまった。 「でも、LSが置いてかれる理由にはなってないですよね?LSはJAより速いはずでしょ?」 「あれだよあれ。燃費のちがいだろ?燃費の違い。」フィルがあすかに言った。 「あ・・・はい・・・その・・・え・・・あの・・」「フィル、邪魔しないで。」 YUMIがすかさず入る。 「LSは確かにはやいんだよ。でもね、燃費、つまりブーストしてる時間が短いの。  それに背中にはパルスレーザがついてるからさらに短くなるの。  その対策として、ステップ入れたりしてしてごまかすんだけど、そうすると  ステップしてる間はスピードが若干落ちちゃうの。並みの機体なら大してわからないんだけど  JAならその差が出ちゃうんだよ。そういうとこかな?」すごく喋るあすかにYUMIは感心していた。 「そうなんだ。すごいねあすかちゃん。」 「!!!」 「!!!」 「!!!」 YUMIは自分の発した言葉に驚いた。あすかの顔を見ると目が輝いていた。 「いま・・・あすかちゃんって・・・。」YUMIが小さくうなずいた。 「もう一回・・・いって・・・くれる。」 「あすか・・・・ちゃん・・・」YUMIの顔が赤くなる。 「きゃあー、うれしい〜。・・・友達になってくれる?」 「うん。」 〜遺跡に眠る獅子〜・・・・・・・・・・・・おわり

おまけ 数時間後・・・。 「じゃあ、またね〜。YUMIちゃん。」あすかが手を振って出口のほうへ行った。 フィルとYUMIは並んで手を振ってふった。 「あすかちゃんってかわいいよなぁ、スタイルもいいし、ルックスもいいし、  胸もでかいし・・・いや、胸ならめぐみさんのほうが・・・、」 フィルがにやけてると「フィル・・・ちょっと裏に来て・・・。」YUMIがそういった。 ゾイドの場所にフィルが戻ってきた時にふぃるが鼻血を流して帰ってきた。 2月14日、バレンタインデーの日の話。それは、また別のお話・・・。