はぁぁぁ隊3話

場所:コード1 時間:2時30分
「おかしいなぁ〜」
う〜んっとうなるケンさん、それもそのはず。
このコード1のNO1、ゴウってやつが駅からこっちに向かってるというメールが来てからもう1時間はたっている。
「またどこかで寄り道してるのかな?」
っとう〜〜〜〜んと悩んでいる。
それを横目に1コイン入れてやる自分。
なぜか今日に限って人が少ないのでCPUをやろうとした。
CWのカードを入れて画面を見ると突然新しい挑戦者が現れた
「!!!」
一瞬身を画面に近づける。相手は見えない。
ゆうやケンさんはまだ気づいてないようだ。
「機体は・・・LS・・・そして名前は・・・・!?ゴウ・・・」
こいつ・・・・いつの間にか店内に入りやがったのか。
「上等だ、その喧嘩買った」
強くスティックを握り締める。

CWvsLS 場所レムス基地

始まった。
まずはCWをステップ旋回でLSとの距離を縮める。
相手も同じこと考えていたかステップ旋回をし、こちらに詰め寄る。
そして交差するのが合図だった。
CWは右に旋回しながら全方位を撃ちながらHBする。
そしてあたり一面に広がる弾。
しかしLSは後ろ姿を見せながら物陰に隠れる。
「まずは小手調べだ!!」
CWはその物陰に近寄る。
(右から行って左に誘い込む!格闘はこっちが早い。動きさえ読めば当たる!)
そしてCWを右に寄せようとした瞬間。
「なっ・・・!!?」
LSはジャップして物陰を飛び越えたのだ。
あまりも予想できない出来事にカズの思考が止まる。
着地とともにHBをして3連、LRパルスを放つLS。
「くそっ・・・・」
即座にHBをし右ステップで物陰に隠れようとするが3連を2発被弾する。
「次は・・・・・くっ・・読めない」
焦って全味噌を撃つタイミングを失ったカズはCWを物陰に隠れさせている。
そして右からやってくるLS、ステップでCWは反対側に隠れるが
「機動性ならこっちや・・・・」
聞こえてくる関西弁、LSはさらに回り込みCWと真正面に向き合う形を作り出した。
「ふざっ!・・・・」
そしてCWとLSの間に何もない空間が出来た。
CWから全方位が放たれそして同時に近づく。
(格闘を入れてやる!)
LSは全方位をステップで避けながら3連をばら撒く
「いくらあんさんがどんなスキル持ってったかって、近寄りながら全部避けるのは無理や」
一発を被弾する、しかしCWとLSの距離は十分に縮まった。
「食らえ!」
しかしCWの攻撃は空を切る。
バックステップで避けたLSにむけてさらに250mmLRキャノンを撃つ。
「甘いわ!」
さらにサイドステップで避けるLS、LSの横を弾がとうりすぎていくと同時にLSから青い弾が二つがCWに向かっていく。
「なっ・・・くそっ始めてみたぞあのステップ!」
パルスを被弾したCWは地面に沈む。
残りHP53000、LSにいたってはひとつも当たっていない。
さっきの奇襲からまともに相手の行動を読めないカズは焦っていた。
「あ〜、さっきからまともな思考ができねぇ!」
カズは誰にでも言うことでもなく発言をしていた。
CWが立ち上がり、そしてそしてカズはレーダを見る。
(LSは・・・・少し後ろで構えているな・・・なら・・)
CWは動き出した、ステップ旋回をするCWをLSはぴったりとついてくる。
いずれ追いつけられる、しかも止まった瞬間LRパルスと3連があたることは目に見えている。
そしてCWは右から左へ進行を変える。
もちろんLSはついてくる。
その瞬間ゴウの画面は真っ暗になった。
「なんや!その程度か?」
ゴウはレーダーを見て相手が止まったのを確認した。

そして暗闇の先から全味噌が飛んでくる。
「そこや!」
ゴウはボタンを押す、しかし画面には青い文字が出ずに・・
「HIT?まさか・・・・」
煙がはれる、そこには倒れているLSと追い討ちをかけているCWの姿があった。
「奇襲には奇襲だ・・・」
ボソっと言うカズ・・・
「しかし・・・間に合わなかったか・・」
ちらっとタイムを見る。残り13秒
いくら格闘を食らわせても時間が時間、CWの火力では10秒そこらでは巻き返せない。
(またKAMINARIと戦いとの同じ結果を繰り返すのか、俺は・・・)
そこに
「おっ、ゴウやん♪」
えっ、っと振り向くケンさん。
ってか・・・今頃気づいたのか・・・?
「よー♪待ってってやー。まだまだ楽しめそうだから♪」
そう言って画面に向きなおすゴウ
「上等だ・・・・次は力で押し勝つ!」
カズも向き直る。
そして2セット目が始まった。

2セット目、CWは横に向き直り煙をまきながら走りだした。
「なんのつもりや?煙などきかんで!!」
LSはその先に回りこむ。
CWの先には物陰があった、しかしその目の前にはLSがHBして待ち構えていた。
バルカンをCWに撃つ、一方CWも250mmLRキャノンを放つ。
LSはステップで避ける、CWもステップで避けるが一発被弾する。
しかし・・
「チッやられたか・・!!」
ゴウはひとつの選択しか残っていなかった。
前から進んでくるCWはもうすでに格闘射程内にLSを入れてる。
LR打つ前にこちらがさきほどのように格闘で沈む。
横ステップしても全方位を合わせられる。たとえステップ中射撃してもステップが合図となるからカズにとっては避けるのはたやすい。
しかしバックステップしても彼は今回は避けることも考えているからすぐ全方位を撃ってきてこちらはダウンする。
もうゴウには前に進むとしか選択がなかった。
(しかし前にはさっきからCWがばら撒いている煙があるんや、あいつはこれを読んでたんか?)
「なんやそのシナリオを潰してやろーか!」
そうして前に進むLS。
そして両機が交差前にCWは横にステップをした。
「考えすぎ、考えすぎて突然の出来事を把握できていないよ」
CWがステップしようがLSとCWは真正面に向いている。
ただの格闘なら空を切るだろうがステップ格闘ならその場で自動補正がつき、当たる。
「なにごとも選択肢がないとは考えてはいけない。なにかの可能性を頭の中に入れておかなければ無駄。」
ゴウはレバーを閉じるが間に合わず、LSは沈む。
「つまり・・・お前の戦いのスタイルは戦略の“読み合い”ってことやな・・」
そして立ち上がるLS、
「なんや、そういうタイプか・・・とことんヤツに似てるな・・。ならなおさら!この勝負負けられへん!!」
走り出すLS、その先には物陰に隠れてるCWがいる。
「さぁ、風を起こそうやないか。どんどんいくでー!」
バルカンを物陰に隠れているCWに撃つ。
そしてCWは右から出てきた。
「さぁ、次はどんなショーを見せてくれるんや!?」
CWが全方位を撃ちながらHBをする、そこにパルスを撃つがステップで避けられる。
全方位は3発はLSに当たったがLSもステップしたあとのCWに3連を2発当てていた。
そしてLSはHBする。
「そこ!」
CWが250mmLRキャノンを撃つがLSは避ける。
「弾切れに苦しめや!食らえー」
バルカンをステップしながらばら撒いてさらに相手のステップに合わせてパルスを当てた。
耐えられずダウンするCW。その真後ろにLSはつく。
その状況を見ていたケンが口を開く。
「やばいぞ・・・・ビート君。」
そしてフィールドに嵐(ストーム)が巻き起こる。
あまりにも巨大で、あまりにも華麗な風が巻き起こった・・・

(くそっ・・・ダウンを取られるのはきつい・・。どうしてもこちらが後手になるから・・・)
戦略を読むスタイルを持つ者にとってはかなり痛いことだ。
(とりあえずバックステップで様子見るか・・・)
立ち上がったCWはバックステップしながら全方位を撃った。
普通なら後ろにいるLSに全方位はかするだろう。
しかし・・・
「なっ・・・・あっちもバックステップだと!くそっ読まれたか!」
LSもステップしていたのだ。
そしてLSは目の前に居るCWにバルカンを当てていた。
「くっ・・・こうなったら・・・」
CWはスモークをばら撒き前に走る。
(これで物陰まで・・・・!!????)
後ろから突然、青い弾がぶつかってきた。
カズは急いでレーダーを見ると後ろにぴったりとLSはくっついてる。
「くそ・・・あと一発でも食らったらダウンだ・・・」
しかしいくら振り切ろうとしてもLSはついてくる。
「しつこ、・・・い!」
スモークを置いてHB→全方位に行動を移ったCW。
「駄目だ!ビート君!」
叫ぶケン、その瞬間3連がCWに向けられて放てられた。
「こんなもの!」
即座にステップするCWしかし次の瞬間
「!!????後ろから!?」
タッタンッタッタンっと軽快なリズムでCWにあたるバルカン。
後ろにはLSがHBで滑りながらバルカンを撃っていた。
「いつの間に後ろに!くそ!」
CWはステップした時に変えた軌道を走り始める。
しかしLSも即座にステップしてあとを追った。
CWとほぼ同時にステップするLSはすぐにCWの後ろにつく。
そしてCWはLSのばら撒くバルカンに耐え切れずダウンした。
「なんだこの強さは・・・・なんにも通じねえ・・」
戦略の読み合いのスタイルは相手に合わせ、さらに先を読みトラップを仕掛けるもの。
しかし今相手にしている奴はこっちのトラップを知るかと言わんばかりに強引に攻めてくる。
しかもその攻め方はまるで相手の行動を読んでいるみたいな動きだった。
(読んでいる?・・・・・いや読んでいるにしては強引すぎる・・。・・・もしかして?)
「読んでいるわけじゃなくてこっちのわずかな動きを感じて同じ行動しているのか?」
そしてCWはまたもや後ろにつかれ、LSのパルスによって倒れ負けた。

「これで次負けたらラストか・・・・。しかし今度は・・」
こっちだって戦略がねれる。それなら勝機があるかもしれない。
ゴウのほうはさっきから無言で画面をみらみつけている。
(やっぱりこっちのわずかな動きで・・・すごい集中力だ・・)
1セットから2セットの間のわずかに見せた陽気なゴウ、とことん勝負を楽しむゴウ、そのどちらでもないゴウがそこに居た。

3セット目。CWはスタートと同時に物陰に走った。
「なら相手の戦略さえわかればこっちだって・・・」
相手は後ろにとってそしてペースを持っていく、なら相手は後ろをとる為にこちらをダウンさせようとするはず。
「そこがその力の盲点だ!」
物陰に隠れているCWに近づくLS、
右から回り込んできてきたがCWもわかっていたのかそちらを向いていて全方位を置いて全弾とはいかないが少しLSに当たった。
そして両機は真正面に向き合う形になった。
LSからパルスが放たれるがCWはバックステップしてその下に青い閃光はくぐって後ろに飛んでいった。
CWが着地した瞬間3連が飛んでいくがこんどはCWは右に下がりながらステップする。
「お前がさっき見せてくれたものだ!そしてこれがお勘定だ!受け取れ」
そしてCWはパルスを避けると同時に250mmLRキャノンを放ちLSにHITした。
たまらずダウンするLS、CWはLSの真後ろについてさっきと逆の形になった。
「・・・・・・・・・・」
今だ無言のゴウ、このダウンはなんも問題はなしと感じるほどだ。
立ち上がるLS、しかし動かない。
「なんだ?やる気なくしたか!?なら食らえ!」
一瞬ブーストしてHBしながらLSの横で全方位を撃つCW、しかし・・
「なっ、やられたか・・」
LSは前にジャンプして全部避けてさらにHBしてCWに3連+パルスを当てる。
薄い装甲は泣いて、そしてバルカンもさっきから多少食らったぶんがきてダウンした。
「ちっ、HPも逆転されてる・・・」
この時点でLSはHP7800、CWはHP6900
「なんであんな攻撃力が・・・」
その疑問を横にいたケンが答えた。

「OPだよ、ゴウ君はOPにアンビエントつけているから攻撃力もかなりUPするんだ」
「なっ、ありかよ・・・・くそ俺のOPは・・・・・・・つけてなかったんだっけ・・」
そしてCWが立ち上がる。ステップで物陰に隠れようとするがまたもやLSが後ろぴったりくっついてバルカンをばら撒いている。
2,3発HITするCW。それだけで600はもっていかれる。
「くそっ、ならこれだ!」
煙を物陰の直前に巻く、そしてHBして横にステップして物陰の上に登った。
「これでも・・・!」
LSはHBしてバルカンを撃つ、しかしCWはさらにバックステップして物陰におちながら全方位を撃った。
しかしLSは物陰にぴったりくっついて角度を利用してそれを防ぎ・・
「なっ、!???」
そのままジャンプしてCWに3連+パルスを当てる。
そしてまたダウンするCW。そこで・・
「・・・・くそ!負けちまった・・・・」
くやしがるカズ、それを見てあれ?っとケンとゆうが不思議がる。
「どうしたんだ?カズ?」
「CWの火力じゃもう無理だ・・・。時間が足りなすぎる・・」
見ると時間は15秒残っている。
CWのHPは3300、LSはHP6900。
たとえ全弾HITしたら勝てるかもしてないが相手が相手だけにそれは望めない。
そうCWの致命的な欠点が完璧に浮かびあがったのだ。
そして終った・・。

カードを取り、そしてベンダーのところに行く。
そこに・・
「おう♪楽しかったで、わいに“風”まで使わせたんやからもっと喜べや♪」
気軽に固体から離れ、話かけてくるゴウ。
「風?さっきのスキルの名前か?」
「あん♪かっこいいだろう♪」
楽しそうに話すゴウ、LSはCPUに放置してたため倒されてカードが出てきた。
(なんか・・・ゆうと気があいそうだな・・こいつ・・)
そこにケンさんとゆうが話に加わる。
「本当びっくりしたよゴウ」
「いやはや、ゴウ君が元気でなにより」
ゆうとケンさんが話しかける、俺も
「あんた強いな・・・・またあんたとやりたいよ」
っと言う。ゴウは
「いつでもこいや、うちここの近所だからよくここにいるで」
っと元気よく言う。
「しかしすごい練習したんだな、ここって入ってから1ヵ月半だろ?」
「そのことやらわいは問題あわへん。ゾイドは前違う町で暮らしていてこっちは引越してきたんや」
それなら納得した、あのスキルはそう簡単に手に入るものではない。
「しかし突然なにも言わず乱入するなんて人が悪いよ」
そしてゴウが陽気に言う。
「いやいやいや、ゆうやん。まじ最初は遊びであんさんやらを脅かそうとしてたんだけど・・なぶわっ!!?」
突然ゴウの顔にカバンが飛んできた。
そのままベンダーに頭をうつゴウ、なんか嫌な予感してきた。
そこに
「あんた!また家に帰らずこんなところで!」
入り口に女性がこちらを指さして怒鳴っている。
「いてて、姉貴。いきなりカバン投げてくるなや。別にボケたわけでもあらへんし」
あぁ、なるほど。そういうオチですか・・・。
その姉貴とやらが怒鳴る。
「あふぉ!あんたがまっすぐ家に帰ってこないから心配したよ、まったく。」
どうやらここに寄ることを身内になにも言ってなかったらしい。
ボーゼンとする俺だがケンさんとゆうはいつもどうりの感じでこの状況を眺めている。
「ほら、さっさと家に帰るよ」
そう言って姉貴、ゴウのお姉さんはゴウを引きずって出て行く。
「あぁ、ケンは〜ん。例の計画、なんとかなりそうやで!」
引きずられながら叫ぶゴウ、そして見えなくなるころに俺は聞く。
「もしかしてあれっていつものこと?」
うんっとうなずく2人・・・少し頭痛がしてきた・・。
「っと例の計画ってなんですか?」
さっきゴウが言ってた言葉だった。
「あぁ、遠征の話さ。」
ケンは言う。少し興味がわいてきてさらに質問する。
「遠征?どこにですか?」
そしてゆうが
「隣の県だよ、車はケンさんのとゴウが免許この間取ったから親の車借りていくのさ」
「え?ゴウって俺らとタメじゃ・・・・」
たしかにゴウは17歳とケンさんは言っていた。
「大丈夫、ゴウ君はもうすぐ誕生日近いからギリギリ取れたんだよ。」
「そうか・・・・遠征か・・・俺も行っていいですか?」
そしてケンは喜んで
「いいよ、ってかビート君は頭数にいれてたんだよ。実は。あ、あと日にちは来月になりそうだから」
「そうですか・・・あ、自分もうバイトなので行きますね」
「じゃあまたね」

そして彼らはそのまま解散して帰る。

場所:○×○高等学校 時間:遠征一週間前
5月の中旬、中間試験の結果が配られてそして皆で見せあいっこする。
高校2年生になってからも成績はあまり変わらず、英語だけが赤点ギリギリの点数を取っていた。
「まぁ・・・赤点取るよりマシか・・・」
カズは窓の外を見る、そして上からは陽気な声が・・
「かぁ〜赤点とっちまったで、姉貴に殺されるー」
・・・・まさか同じ年とはいえ一つ上の学年でしかも同じ学校だったとは・・。
そして後ろから頭を叩かれた。
「おーい!また英語以外90点代とってるなーコイツ!」
ゆうがそのままヘッドロックをかけてくるがその腕を力ずくで外しそのまま腕を掴んで投げた。
「ぶへぇ、」
「言っとくけどお前が悪いんだからな。」
そして席にまた着く。
「あぁ〜効いた効いた。お前あいかわらず力が強いな。」
「そりゃー前はいろいろ暴れてたからな・・」
ゆうと出会うまでこっちに一人で来てからずっと一匹オオカミしてたから喧嘩の数も数え切れないほどだ。
「っと本題、遠征先は東京だよ。観光のついでだから2泊する予定だからバイト空けとけよ」
「2泊か・・・止まる場所は?」
「ケンさんの親戚が旅館やってて、そこで2泊タダで止まらせてもらうことにしたよ」
東京か・・・・久しぶりだな、こっちに来るまではそこに住んでい居たから懐かしい。
「っで人数はケンさんと俺とゆうとゴウのやつだけなのか?」
そこで少しおかしくゆうが笑う。
「いやいや、ちょうど最近力をつけはじめたやつがいるからそいつも連れて行くよ。」
「誰?俺の知ってる人?」
そしてさらにおかしいのか笑うゆう
「くっくっく・・・見てびっくりするぞ・・・ぐはっ!?」
なんとなく話が先に進まないのでムカついてゆうの顔にストレートを入れた。
「いてて、そいつはな、お前と時間帯が合わないから会ったことないだけだよ」
「ふ〜んっで機体は?」
「機体はSC,最近俺でもかなりてこずってさぁ。本当才能だけで言うならばお前と同じぐらいだよ」
「俺と同じぐらいって・・・・俺ってそんな評価高かったのか?」
その言葉を聞いてゆうははーっとため息をつく。
「お前なぁ、初めて2週間でトップたちをごぼう抜きするやつに才能ないといえるか?」
あんまり自覚がない。ただ俺は戦略を読んでそのとうり動いてるだけなのだから。
「っとお前もたしか昨日KWに乗り換えたんだっけな。本当、来週の東京遠征が楽しみになってきたぜ」
う〜っとワクワクした顔で両手を握り閉めるゆうを見てこちらも少しほっとする。
「東京か・・・・あのクソ野郎に会わなければいいのだけど・・」
誰にも言うわけでもなくゆうにも聞こえない声でボソッと言う。
そう東京が故郷というのならばもちろんいるはずの存在がある。
(母さんは俺が家出ていくといったら学校の金だけは出してやるとか言ってたけど、クソ野郎は俺が家出したの気づいたのはその一ヵ月後のはず)
かくして東京へ彼らはちゃくちゃくと力をつけていったのであった・・。

場所:東京 時間:東京遠征一週間前
ある家に男が居た。
PCを付けていてたんたんと画面を見つけている。
そこに
「おい、はいるぞ」
返事も待たずもう一人の男が入ってきた。
金髪でガラが悪そうな男だ。
「聞いたか、千葉の野郎どもが来週こっちにくるらしいぜ」
がらの悪い男がタバコをうまそうに吸う。
「あぁ、今ネットで見たよ。来るつもりならこっちもそれなりの歓迎の用意しなきゃな・・」
PCから目を離し椅子を回転させガラの悪い男と向き合う。
その男もメガネかけてるが茶髪でしかも不健康そうで今にも倒れそうだった。
「くっくっくっく・・・・・“それなりの歓迎”か・・・・そうだな。もし負けてネットに流されたら嫌だもんな。」
下品な笑い方をする男。
「っで相手のトップとは俺がするからお前は次のやつやれ、それとヤツラにもいつでも来れるように連絡入れとけよ・・」
「OK,はでに暴れようぜ。せっかくの祭りだ。」
そして時は過ぎていく。
彼らは知らない。これから来る者は、風を吹きあらす者、どんなものも力で押す者、そして底なしの力をいまだ片鱗しか見せず本人でさえ気づかない者、そんな者が来るのだ。
こうして過ぎていく時間、ゴールデンウィークと比べ涼しく、そして風も強かった。