GATT


UN

GATT(General Agreement on Tariffs and Trade)
とは関税及び貿易に関する一般協定のこと。
多国間協定であって、組織の名称ではない。
戦後自由貿易体制を作るためにIMFIBRD?と共に
ブレトン・ウッズ体制に組みこまれる形で締結された。
194710に調印、1948に発効した。
  • 原則
    1. 自由(自由貿易を目指す)
    2. 無差別(特定の国を優遇・冷遇しない)
    3. 多角(特定品目についてではない)
  • 発展的解消
    ウルグアイ・ラウンド(後述)の結果、
    GATTに代わる新たなるルールWTO協定が作られ、
    1995にWTOが機関として設置された。
    GATTはWTO協定の一部に組み込まれ、
    その役割を終えた。
    GATT→WTO協定、多国間協議から常設機関の設置への動きを指して、
    GATTの発展的解消と言うことがある。
  • ラウンド交渉
    当初は同時並行的二国間品目別協議での
    自由貿易実現を目指したが、行き詰った為、
    多国間多品目一括の交渉に切り換えた。
    その為ディロン・ラウンドまでとケネディ・ラウンドから
    ではその性格が異なる。
    開催地ないし提唱者を頭に冠して、○○ラウンドと呼ぶ。
    なおラウンド交渉は、WTOにも引き継がれた(新ラウンド)。
  • ラウンド一覧
    ※ディロン・ラウンド以前はラウンドと呼ばないことが多い模様
    開催地・ラウンド名開催時期参加国数主要議題成果
    ジュネーヴ・ラウンド194704-19471023関税引下譲許成立約4万5千
    アヌシー?・ラウンド194908-19491013関税引下〃約5千
    トーキー?・ラウンド195009-19510438関税引下〃約8千
    ジュネーヴ・ラウンド(二回目)195601-19560526関税引下〃約3千
    ディロン・ラウンド196105-19620726関税引下工業品の関税平均7%引下げ・〃約44百
    ケネディ・ラウンド196405-19670662関税引下・防ダンピング・穀物薬品協定工業品の関税平均35%引下げ・途上国に相互主義を求めない・〃約3万
    東京・ラウンド197309-197907102関税引下・非関税障壁低減工業品の関税平均33%引下げ・〃約2万7千
    ウルグアイ?・ラウンド198606-199404125関税引下・農産物関税化・WTO設立・知的財産権等一般特恵関税制度

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