小宮山楓軒に学ぶ


竹林の価値に関する一考察(文責:森一也)

放置竹林から生まれるもの。これがボランティア有志の目指すべきところのものであろう。 4月23日の竹林伐採は、総勢40名、実作業6時間、20アールの伐採が成果である。 この作業量を数字にしてみたい。

シルバー人材派遣センターの伐採料を見てみると時間単価750円+1割の手数料とのことから、次のように言える。

750円*6時間*1.1(手数料)=4,950円・・・・一日あたりの作業単価換算値    (ア)

40人*4,950円=198,000円       ・・・・4月23日の作業賃金換算値の合計 (イ)

198,000÷20a(200平米)=990円/平米  ・・・・1平米あたりの作業単価換算値 (ウ)

ここで、伐採からチップ化作業までにかかる経費を示したい。

1日当りのチッパシュレッダのレンタル料は見積(2006.6.28期限)で、69,800円   (エ)

(イ)+(エ)で267,800円                           (オ)

5月17日チッパーデモンストレーション実績から、1時間3立米のチップがある。

4月23日の伐竹量からチップの量を約18立米と推計する。              (カ)

1立米あたりの実コストは(オ)÷(カ)=14,877円                (キ)

竹チップ肥料の実勢価格は、5,000円/立米である。

チップ堆肥の実勢価格は実コストの約3分の1である。 これに見合う労務賃金を算出すると。 (ア)*1/3÷6h=275円

チップ堆肥から試算した一人一時間あたりの作業単価は、275円。 この数字をどう捉えるか。課題は大きい。