DDD / Crisis as Opportunity


ピンチはチャンス (p.325)

要約

  • 進化は急激に起こるものなんだ!
  • 伝統的なリファクタリングは安定したものだが、より深い洞察へ向けたリファクタリングはそうではない。日々モデルを改善しているところで、ブレイクスルーが突然訪れるのだ。
  • これはとてもチャンスには見えない。突然、問題がはっきりと露呈するのだから。
  • しかし、こういうことはチームが新たな理解のステージに達したことを意味する。新しい観点からなら、はるかに良いものを産み出すことができるのだ。
  • より深い洞察へと向けたリファクタリングは継続的なプロセスだ。隠された概念が認識され、それを見えるようにすること。デザインの一部がより柔軟になり、場合によっては宣言的なスタイルになること。開発に突然ブレイクスルーの瞬間が訪れ、深いモデルへと突入すること---そしてまた、いつもの安定した改善のプロセスが始まるのだ。

担当者のつぶやき

  • ブレイクスルーが重要というのはそうなんですが、それが発生する文脈が、A period of steady refinement of a modelであることは無視できないと思います。
  • こういうイテレーティブな開発は、本当に楽しそうですね。ブレイクスルーの瞬間に発する言葉はおそらく「そういうこと!?」だと思うのですが、これっていわゆる「手戻り」ということなんですよね。
  • Greg YoungがInfoQのインタビューで言っていたこととも関連しますが、モデルの改善を常に要求するような業務はある程度複雑なものに限られてくるということなのかもしれませんね。

みんなの突っ込み


まとめ (議事録)