BSA / Licensing Economics


ライセンスの経済的側面(Licensing Economics)

要約

あなたが新しいシステムのための新しい技術を調査依頼された幸運な開発者だとしよう。幸運なのはあなたがJavaとJ2EEを学びたいからで、それが良い転職になると考えるからだ。 J2EE1.1コンテナに完全準拠したSuperSoft?のJ2Serverのトライアルバージョンをダウンロードし、きれいなプロトタイプを作成するのに使用する。 実のところ、プロトタイプがとても役に立ったので、あなたのボスはJavaとJ2EEベースのアーキテクチャの採用を、特にあなたのプロジェクトにはSuperSoft?のJ2Serverが疑う余地のない選択肢であることを確信する。 幸運にも、あなたのボスは次のリリースは完全にバズワードに対応したいと思っていたので、あなたがこのアプローチを提案する時に彼女はすぐに承諾した。

 

信じられないかもしれないが、あなたはたった今、自分自身を本当の苦境に陥れたかもしれない。多くの評価および/またはトライアルライセンスは、商用の用途のためのソフトウェアの開発を明示的に禁止する。たとえあなたが規則を曲げて、評価のために顧客にプロトタイプを出荷しても、あなたが必要な権利を確保しない限り、”確実に”あなたのソフトウェアをリリースすることはできないであろう。

 

この章にわたって議論されるように、ライセンス問題はターキテクチャと足並みをそろえなければならない。 あなたが、あなたのアプリケーションをJ2Serverベースにしたいと言っても、 その製品のためにSuperSoft?がどのようにあなたに請求しようとしているのかわからければ、購入しようとはしないだろう。 実のところ、J2Serverとの統合はあなたのアプリケーションの経済状況(economics)を破壊することができたが、優れたマーケテクトは基本的な経済分析とともにそれが何か示すことができるだろう。なぜかを次に挙げる例で示そう。

 

あなたの会社は30パーセントの粗利益マージンを必要とすると仮定しよう。 あなたのマーケテクトは年間のライセンスの平均的な売り値を$100Kと見積もる。 現在このプロジェクトで見積もられた直接および間接費用は、SuperSoft?のライセンス料金を除いて$65Kである。 ここまでは問題ない。あなたの平均的な見積もられている粗利益は、$35Kまたは35パーセントである。

 

では、SuperSoft?が総利益の15%を請求したいと仮定しよう。 これは、$100Kに対するライセンス料として、あなたがSuperSoft?に$15Kを支払うであろうことを意味している。 あなたは個々の販売のためのコスト($65Kから$80Kへ)の増加としてこれをモデル化できる(?)。 最終結果として平均的に見積もられていた粗利益が、$20Kまたは20パーセントに低下してしまう。 何かを変える必要がある。

 

この例は意図的に簡潔にしたものだが、プロジェクト全体で技術インライセンスの実際のコストが製品と経営計画に組み入れられることが、どれくらい極めて重要であるかを説明している。それらなしでは、成功する解決策を作成していくことはではない。

担当者のつぶやき

  • 評価版をどこまで使えるか、待機系のライセンス料がいくらかかるかなども、地味だけど重要ですよねぇ。

みんなの突っ込み