BSA / Context Diagrams and Target Products


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コンテキスト図と対象製品

コンテキスト図はマーキテクトとターキテクトとで歩調を合わせる素晴らしいツールである。コンテキスト図は他システムの文脈によって変化するあなたのシステムや相互作用するオブジェクトを示してくれる。通常、システムを「単一のボックス」として、他システムをボックスまたは定型化されたアイコンとして表す。コンテキスト図の正式な表記は避け、コンテキスト図に含まれる要素間の関係の重要な側面を捉えたシンプルな説明に焦点をあてる。コンテクスト図はアーキテクチャの正式な絵ではなく、通常利用の文脈においてシステムを表す「高レベル」の場面ショットである。

コンテキスト図が有用なのは多くの理由がある。

  • 顧客が利用する技術を特定することで環境にあったものを作ることができる。様々なコンポーネント間の相互運用性を促進するために正しい標準を使うことを保証するよう最も理にかなったプラットフォームを使うアプリケーションを提供できる。
  • 潜在的なパートナーシップと市場の相乗効果を特定する。全製品のコンセプトにおいて最も重要な用途の一つは、魅力的に拡張された製品を作るパートナーシップを確認し、潜在的な製品へのマップを定義することである。
  • 価値ある提案を明確にする。価値ある提案をはっきりと理解することは勝ち取れるビジネスモデルの基礎となる。
  • 基本的なアーキテクチャでサポートする必要がある統合および拡張オプションを明らかにする。よいコンテキスト図はデータベースやロジック、ユーザインタフェースレベルの統合および拡張機能を提供すべきかを判断するのに役立つ設計ガイドとなる(詳細は第8章参照)。
  • 何の開発と対象プラットフォームのオプションが対象顧客の最も理にかなうのかの理解に役立つ。もし他の全アプリケーションを社内で動かしている対象マーケットに対して売ろうとしているのであればASPのようなソリューションは意味が無い。もちろん、コンテキスト図が全てパートナーがアプリケーションを統合する特定技術を使うことを示した場合、それを使うと最高だ。

マーキテクトはコンテキスト図を第一に優先しなければならないが、もちろん他チームメンバーも情報を提供する必要がある。例えば、ターキテクトが主要な標準を明らかにし、営業担当は顧客がどうやって製品を使っているかに基づいて新しい項目を提案できるかもしれない。

担当者のつぶやき

  • コンテキスト図使ったことねー

みんなの突っ込み