はるか昔、この世が混沌としていた頃。
地は枯れ、雨風は狂い、山は火を噴く。
その折に神の遣いが現れて、混沌とした事柄をひとつひとつ治めていく。
天神の使いのはたらきで、花は咲き踊り、草木は茂り、やがて葉は色づいていく。
陰陽鎮まった世に、神の遣いはこれからも長く世を見守ろうと、この地にとどまった。
長く、平穏が続いた。だがそれは突如として終わりを告げた。
この地の最端に異形のものが渡来した。
それは静かにこの地を侵し、そして全ての世を覆ってゆく。
奇怪な出来事が相次ぎ、やがて生きものは死に絶える。
しかし神の遣いの末裔といわれるこの地の王は、辛うじてこの異形のものを封じた。
再び平穏な世に戻ったかにみえた。だがそれは偽りで塗り固めた平和だった。
王はこの地を襲った異形のもの「鬼」と契りをかわし、世にはびこる奇怪を
黙認したのであった。
それから数年ののち、王は倒された。
そしてさらに月日は流れ、地方ごとに国が現れる。
※物語はまだ未完成です。・゚・(ノД`)・゚・。
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