メレーのテクニック


メレー戦闘における細かいテクニックについて書いていきます。
名称はこの項目を書くにあたって考えたもので、一般的なものではありませんのでご注意。


ステップ回避

ver1.4よりホスト以外でも敵の攻撃を回避できるようになり、また片手武器のステップ性能が大きく向上したことで、ゲームシステムに革命が起きました。
ステップを有効に使って戦うことで、オープンスペースでも大群を相手に戦うことができるようになります。
武器によってステップが減る(連続でステップすると距離が短くなる)ものがあり、そういう武器では適度にプッシュや攻撃でカットするなどしてごまかす必要があります。

  • ステップ回避(往復)
    ステップ回避の基本技。 初段斬(←)を出しながら左ステップ、二段目(→)を出しながら右ステップというように、攻撃のヒット数が増える方向にステップを出しながら往復して敵の攻撃を回避します。片手剣やファルシオンで主に使われる動きです。
  • ステップ回避(回転)
    リーチが短く、ステップが長いS&Dなどでよく使われる動き方。
    敵を塊として意識し、同じ方向にステップし続けて敵集団の周りを囲んで撫で切るようにステップで移動しながら攻撃を振ります。
    往復ステップで避けれなさそうな密度の時にとりあえず出して良さそうな位置に移動する時にも使えます。
  • ステップ回避(後)
    レンジにビームやドレイクなどを持つと非常に強い動きです。
    敵に密着してその場攻撃を誘発し、次いでバックステップでその攻撃を回避するという動き。二列目のダッシュ攻撃を誘発しますので、攻撃でそれをカットするか、横ステで避けてから攻撃→敵のその場攻撃のモーションをバクステ、という具合にループさせます。
    一瞬接敵した後に下がるので、目の前の敵密度が下がるという利点があります。


カット

メレー戦闘中は敵のモーションをよく見て、動き出した敵の攻撃をカットすると被弾を抑えることができます。
攻撃<プッシュ<ガードの順の速度ですので、自信がなければ敵モーションが見え次第落ち着いてガードすると良いです。
(回線状況によって難易度が変わります。見てからガードできない状態になると大変厳しく、そのような場合は気合でやっていくことなります)
逆に攻撃でのカットは難易度が高いですが、レイピアやS&Dのような発生の早い武器では重要になります。
初心者のうちに一番使うのはプッシュによるカットになると思うのですが、プッシュは意外と判定が短いので、敵に一歩踏み込んでからプッシュすると後方の敵もまとめて押すことができるかもしれません。


ルックアップ

メレー戦闘中は自分の正面の敵のモーションに意識を集中してしまいがちなので、視野を広く持つように意識しましょう。
乱戦をこなしながら状況把握できるのが理想ですが、実際にはかなり難しいのでよく分からなくなったら、ガードを固めてバクステしつつ周囲を見回すと良いです。
自分以外のキャラがどう展開しどこが戦線になっているかを把握しながら動くことで、自分が警戒すべき方向を絞ることができ、視界外から刺される可能性を減らすことができます。
また、ショットガンやドレイク、コンフやビームスタッフなどを持っている場合は、自分以外の戦線の状況を把握して、必要に応じて周囲の補助に入ると効果的に火力を発揮できる場合があります。
一方向の処理をしていてその戦線の人数が十分な場合は、戦闘参加せずに周囲を警戒する方が被弾を減らせることも多いです。人手が足りない場合は余裕を作って時折振り向いて、自分で周囲を警戒しておくと死角からの被弾を減らすことができます。

また、状況把握以外にもリロード、特殊の処理などのためにマークを外してフリーな時間を作る技術というのもとても大事で、プッシュしてスペースを作る、味方に押し付けて一歩引いた位置に立つ、押し込んでからバクステで距離を取るなど、いろいろな方法があります。


下がり斬り

敵集団から歩いて遠ざかり敵を一列に並べて、一番先頭の敵から一体づつ処理していく戦闘方法。
正面から受けると潰される量の敵がいる場合、これができると生存能力が格段に上がります。
レイピアの先端を引っ掛けるように往復ステップで処理し後列が近づいたら下がるというような動きや、メイスやファルシオンなどのチャージを振りながら下がって追いついた敵から順に処理するような使い方もあります。

また、うまいプレイヤーは状況が厳しいと見た瞬間に下がり始めるので、取り残されないように注意しましょう。逆に、両手武器のような下がりにくい武器のプレイヤーがいる場合に下がってしまうと、味方の負担が激増しますので覚えておきましょう。
(ただし、誰かが下がったら行けると思っても一緒に下がっておくのが基本だと思います)


メレー通常のキャンセル

メレーの通常はガード・持ち替えをすることによって、任意のタイミングで攻撃を止めることができます。使いみちは攻防に多く、メレー技術の核の一つになります。

  • コンボルート選択
    攻撃中にガードを一瞬押したり、チャージ攻撃を出すことで、攻撃を中断しつつコンボルートを戻すことができます。基本的には、ガードでキャンセルした場合は1段目に、チャージでキャンセルした場合は2段目に戻ります。
    たとえばexeソードのように、1→2ループを出したい(3段目を出したくない)状況は2を出した後に一瞬ガードを押すことで、再び1を振ることができます。
    あるいは、片手剣でラッシュを抑える場合などでは、1→2→チャージ→2チャージというような振り方をする人もいますね。自分にとって使いやすいルートを把握しましょう。
  • ガード/プッシュキャンセル
    攻撃中にガード/プッシュを押すことで、メレー通常をキャンセルしてガード/プッシュすることができます。
    メレー中も敵のモーションをよく見ておくことで、打ち負けそうな場合にガード/プッシュすることができます。ラグには注意。
  • 持ち替えキャンセル
    ガードではなくクイック持ち替えを2回押す(あるいは、レンジ→メレーの順に持ち替えを押す)ことで、より早くコンボルートを初段に戻すことができます。
    「発生が早く戻りが遅い」「攻撃発生後の移動速度低下が大きい」武器、具体的には2Hハンマー通常とピック通常で非常に有効で、ほぼ移動速度を落とすことなく1.5倍速程度の猛烈な勢いで武器を振ることができます。
    手が限りなく忙しくなるので、これを主軸に立ち回りを考える場合は自分にあったキーバインドを研究すると良いですね。
    (移動を考えると、右手親指か中指に振ると良いかもしれません)



振り抜きとステップ斬り

  • 振り抜き
    攻撃を振る瞬間に視点を左右に動かすことで、攻撃のヒットする範囲を増やす技術。
    ハンマー系やexeソードのような判定が長く残りリーチの長い武器で有効ですが、視点がブレて状況の把握が困難になること、HSが狙いにくくなることなどデメリットもあります。
  • ステップ斬り
    逆に元の攻撃範囲が狭くリーチの短い武器では、ステップ斬りを使います。
    例えば片手剣やメイスなど袈裟斬りに振る武器では、初段(右上から左下)の時に左ステップすることで、ヒットする範囲を増やすことができます。
    往復ステップ回避と併用すると、攻防一体の動きが可能。


メレーのHS

このゲームには、メレーにもHS判定があります。
モーションによって、振りのどのくらいのタイミングでHSを狙うとやりやすいかが違い、判定の位置が頭部以外に吸われやすいタイミングがある武器も多々あります。
正面にとらえることにこだわらず、武器ごとによく使い込んでどのタイミング・位置でHSを狙うかを自分なりに把握するとやりやすくなります。


ダッシュ攻撃の抑止

敵から遠ざかる場合は、あらかじめ「敵をひるませる」「立ち止まり攻撃を誘発する」のどちらかをして敵の行動を抑えておくことで、敵のダッシュ攻撃の発生を抑止することができます。
ダッシュ攻撃はかなり伸びてきて対処しにくい場合が多いですので、乱戦など広い範囲で敵集団を相手にする場合に意識したいですね。

  • 二方斬り
    応用。左右の振りを利用して、密度の薄い乱戦で広い範囲をカバーする技術。
    大体の武器は右から左(←)、左から右(→)の順に攻撃を振りますのでこれを利用し、まず左前方に移動しつつ初段←を自分の左前方に振って左方向をカバーし、次に右後ろに移動しつつ二段目→を振り向きながら右後方に振ります。
    初段でひるませた敵から距離を置くことで、一段目で抑えた敵のダッシュ斬りの発生を抑制しながら二段目を振ることができます。
    2Hハンマーやexeソードで乱戦をする場合などにも便利です。