まるごと通信 by 浦安自然まるごと探検隊 2007年春号 Urayasu Nature Explorler Club Newsletter 〜三番瀬やディズニーなどの都会の自然と親しむには?〜
2006年の寒い冬とうって変わって世界的に暖かい冬。この各地で観測史上最高と言われる暖冬に万を持してゴア元副大統領の製作した映画「不都合な真実」がイクスピアリでも公開されていました。既にカモ類の南下が少ないことや、カラスの巣作りが早いことが報道されていますが、干潟をはじめ、身近な生き物の様子が昨年とどのように違うのかを比べて、地球温暖化がおこるとどのような変化が起こるのか考えてみてはいかがでしょうか。
(たけ)
次号にわたり観察会グッズを特集します。会員からのお勧めグッズも募集していますので、これを機に新しい観察方法を編み出してみてください。
干潟の小さな生き物の観察や容器に最適な薄手の容器。教育用にミルソーと呼ばれる、容器も販売されているが、この便利な点は簡易防水の蓋ができて安い点。窒息させないように注意して使いたい。
農具などでもまれに販売されている、薄いゴム製の折りたたみ長靴。折りたたんでバックにしまえるので、電車や自転車で気軽に干潟に行く際に最適。 日本野鳥の会からバードウォッチング長靴として販売されており、23cm〜28cmまで1cm刻みでぴったりのサイズが注文できる。 税込:¥2980
同様のものが農業用ゴム長として アトム株式会社 軽快ソフトみのる君(先丸)が\1000円前後で販売されており、腿まである長いタイプもホームセンターなどで販売されている。
スコップで一番折れやすい柄の部分に継ぎ目がなく、全体が一体整形になったスコップ。干潟の砂を掘っても壊れにくい。さらにアルミ製らしくさびない。
タイにて購入。Worthという会社の製品。Amazonでgarden trowelと検索するとそれらしきものが出てくるが、日本で買える場所を捜索中。
ズームレンズ対応の防水ケースで一般的なメーカーの機種ごとに対応したものが販売されている。スイッチはビニルケース越しに押すことになるので、多少押しにくい難点はあるものの、水中5m防水(旧JIS保護等級8)の性能と4000円弱とハウジングと比べて大変安価な点が魅力である。
妙に透明度がいいなぁと思っていたところ。9月14日ごとに船橋航路にて大きな青潮が発生しました。青潮は気温が高いと、海水に温度の層ができているので湧き上がってきません。また夏場に赤潮が蓄積し、分解も進みます。そのため、気温が変わって海水がかき混ぜられ、さらに、北風の吹くときに湧き上がります。2005年度は2005年05月16日 05月31日06月16日 08月17日 09月24日 10月12日に発生し、だいたいこの時期が大規模になることが多いです。
以下に、千葉県水産試験場 東京湾速報より赤潮と青潮の発生状況を抜粋します。
ドイツ北部の北海に面したワッテンメーア国立公園に行って参りました。ここは、切手になるほど有名な干潟で夏は近隣の内陸の国から大勢の観光客が集まるようです。
世界の果てなので食料を大量を買い込んでいくようにと、言われ大量のビールを購入し、キールから車で3-4時間。いくつかの堤防を越えて干拓地を行き、最後の堤防を越えると、広がる草原とガンやカモの群れの間に畦道が続く。だが、畦といってもその回りは田んぼではなく泥干潟。散歩をしているおじさんが車をよけないので、車のハンドルを切ると案の定、脱輪。このような場所なのです。潮が満ちていなくて良かった。
天気がよくなるのをまって、近くの海岸へ。海岸は堤防をこえると3mくらいの高さの砂丘が2-300mくらい続き、その先は砂浜になっている。中潮にも関わらず海岸に向かって歩くこと1km。沖には3mの潮汐に負けない巨大な高床の小屋があり、いくつかはレストランになっている。そのうち1つはトイレで階段は下までなく船でしか使えない仕組み。帰り道は、干潟に突き出した1kmくらいの木道を通って帰る、当然のごとくバイクOKの標識がある。
帰りには町でヨーロッパイガイをかって、ロシアの赤いスープ。あっさりしていておいしい!!
翌日は近くの展示会へ。まず目を引くのが、ゴカイや貝類の描かれたベントスの壁。展示場そのものが巨大な干潟生態系の3次元構造になっているのだ。[f:id:sterna:20061119024457j:image]水管がいっぱい出ている様子が外からもガラス張りで見えるようになってて、入る前に大興奮。外から透けて見えるような大きな布に印刷された、インファウナたち。中に入るとなんと100倍くらいの大きさの干潟が再現されていて、天井もベントスで埋め尽くされていて干潟の砂の中にいる気分を味わえる。建物自体が、地上部と地下・水中と深海に分かれていて。展示内容はまず、インファウナと潮間帯の水槽、横には気象と潮汐に関するアクティブティを伴う解説板。その後は生態系ごとの、水槽の展示があり、中には子どもが囲んで横から見えるように出っ張っているものもあったり、水中カメラを入れてあって操作して遊べるものもあった。途中には、自分でハンドルを回して、波を起こせる磯や、自転車を漕いでどのくらいのパワーかを診断してくれる(空が飛べるとか)装置があり、あきさせない。最後には小型水槽を綺麗に並べたものがあり、壁面も生き物で敷き詰められている点が斬新。水槽で生き物を堪能した後は海上風力発電や地形のでき方と空気を吹き付けて砂丘を作れるモデルなど、顕微鏡ゾーンには電子顕微鏡写真やサンプルが並べてあり、研究紹介などもある。なかなか面白い。さて、最も地下に進むと怪しげなくらい雰囲気で、いきなりwwfとgreenpeaceとあと動物愛護団体(IFASだったか?)のビラが並んでいる。スポンサーの様子。はじめは丸いスピーカーが空中に浮かぶように立ち並ぶ、不思議な間に入ると、彼らの活動家の話を聞けるようになっている。そして中へ入ると、クジラの大型模型・・・と思ってその回りをまわると骨。入り口からみると模型に見えたのがじつは骨格標本に半面カバーをしてあったことがわかる。カーテンで仕切られた色々な色の部屋があり、年代を入れると数が出てくる、とかブラシで仕切られていてクジラに挟まれた気分を味わえたりクジラに関する展示は面白かった半面、真っ赤な部屋では日本が〜 クジラの缶詰450円で買える国がある〜 とか、いっぱい書いてあって、IWCの科学部会の結論(一部増加、一部危機的)とかには触れていない点が、ひどかった。見たところクジラは頭がいいからかわいそう的な記述ではなかったみたいな点は救いだけど、環境団体も敵をつくってそれを叩くという正義をもって人を募金を集めたりしているから致し方ないともおもうけど、動物愛護団体なんかはTVCMでイヌイットがアザラシを撲殺する映像なんかを流してて、是非は別に、そんなもんCMで流すほうが残酷だと思ったりするけど、この辺は文化のちがいかもなーと思う。
帰りには、水門による。でかすぎ、洪水と高潮両方に備えるために、両側に門があるんだとか。開け閉めあんまり死なそうだけど大変そう。で、近くのトラストされた場所による。バードウォッチングのための建物があって、これはトラストとは他の団体が立てたとか。
夜はエビを買って食べながら、マレーシアのカレー作りの手伝い。Rice!Rice!Rice!
最終日は目の前の干潟に出かける、塩湿地がずっとつづいてるかと思いきや、東北みたいな石英質の砂質干潟が広がる。バイクで干潟を走っている。若者。沖の砂洲までの1kmくらいをあっという間に行ってしまった。湿地にはオオノガイやアカガイspの死骸がおおかったけど、沖ではアメリカからの移入種のマテガイや
港町によって、魚のサンドを食べる。魚屋さんがいっぱいあるんだけど、こっちはみんな押し寿司みたいに酸っぱい。そして味は悪くないけど、高いのだ。
送り状:
2006年3月30日
◆浦安自然まるごと探検隊ついて
浦安自然まるごと探検隊では,浦安の身近な自然を
発見し楽しみながら知っていくことで、地域の自然を地域に
住む私たち自身がまもっていくことを目標として活動しています。
詳細は同封の会の紹介もしくは下記websiteをご覧ください.
http://urashizen.at.infoseek.co.jp/
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