「2005年の観察会で珍しく見られた、アマモ場に住むタツノオトシゴ」
〔和名〕 サンゴタツ
〔英名〕 Japanese seahorse
〔分類〕 トゲウオ目ヨウジウオ科
〔学名〕 Hippocampus mohnikei
〔体長〕 8 cm
〔分布〕
〔生息域〕
沿岸域や浅い内湾の藻が多い場所に多く、日本産のタツノオトシゴ類としては最も小さい。本州中部では春から秋が産卵期で、雄の育児嚢の中に卵を産み付ける。孵化後もしばらくは育児嚢の中で保育され、8mmほどになると産出される。稚魚は内湾の流れ藻に付いていることが多い。 オスが腹の袋で卵を守ることは有名。体色はさまざまで尾びれがなく、尾部は筋肉が発達していて、海藻などに巻き付いて体を支える。小さなエビや魚の稚魚を吸い込むようにして食べる。