研究室ゼミM2-1
この論文から何を知らなければならないか †
- T*の物理的意味! いったい何の秩序領域を表しているんだか --
- 近藤ブレイクダウンの起こる温度を表している。伝導電子と混成していたf電子が、混成を解いて局在する温度。フェルミ面の再構築を伴う。
- なんで、MRの偏極点がT*なのだ!? --
- ぱっと見の理解では、本質的な説明はなかった。ただ、変曲点をプロットしたら他の測定から得たT*と一致した、という流れ。
- T*についてわかっていることを、なるべく多くあげる。背景説明のため! --
- ホール効果のところが、T*の始まり。おそらく、近藤ブレイクダウンによるもの。
この論文読んで、諸々 †
- 使える表現! Quantum criticality encodes the strong fluctuations of matter undergoing a second-order phase transition at zero temperature. --
- 大事なこといった! QCPの理論には、二つある。従来のものがSCR。最近のものは複数のエネルギースケールを巻き込んだQCPだ。だから、QCP周りで複数のエネルギースケールを観測することによって、どちらの理論がただしいのか、つまりQCP近傍がどのような電子状態になっているのかを明らかにすることができる。 --
- equilibriumがどういう意味で使われているのかわからない!! the equilibrium excitation spectrum? such equilibrium methods? --
- equilibriumは輸送物性と対立用語。つまり、平衡という意味。非弾性中性子散乱は、平衡状態のスペクトルを測るので、equilibrium。 あとは、熱力学物性とか。輸送物性は、異方的な物質やマルチバンドによって影響を受けやすいらしい。 --
- YRSについて、正方晶、クリーン、ストイキオ、重い電子系、磁場をかけなければAF、ab面内に磁場をかけたほうがAFは壊れやすい --
- 次は、Paschen(Nature)を読む --
- まずは、ab面内の磁気歪みを測定。つまり、磁場印加によってYRSはのびちぢみする! --
- 要は、この論文は、ホール効果で確認されたクロスオーバー温度T*を、平衡系の物性から確認するよ、という位置づけのようだ --
- Fig2A、λ、磁化率、ホール磁化率の測定において、キンクが見える。それがT*! --
- どうやら、上記の結果はf電子が局在したせいでフェルミ面がジャンプしたと考えるのが自然だと主張しているようだ --
- MRの変曲点は、結果的にT*と一致した。MRの転移幅は0Kに向かってゼロに向かっている。これは残留抵抗がQCPで飛ぶことを示唆している。これはf電子の局在をベースにした理論と同じことをいっている。つまり、f電子の局在というストーリーは理論的にもサポートされている --
- Ref21は、同一著者によるac磁化率の実験。交流磁化率を測定する利点とかがかいてあるかもしれない。要チェックやわ --
- あと、T*が平衡の多体スペクトルに関連しているということも明らかにした。 --
- SCR理論とは、二つの点で相容れない。一、低いエネルギースケールのものだけしか磁気のスローダウンに関連しないといっている。二、量子臨界的な振る舞いはTnの終わりのところで見えるはずだ。 --
- local qunatum criticalityとは何ぞや? → ref7,8 --
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