ファルコ(DX)

ファルコ †

キャラクター特性 †

やとわれ遊撃隊「スターフォックス」の一員。
フォックスと似た技や武器を使うが、ほぼ別キャラと言っていいほど使い勝手は異なる。
フォックス同様隙の少ない技や遠距離戦の強さ、そして打たれ脆さは共通しているが、
フォックスよりも背が高い分技のリーチが長いがその分やられ判定も大きかったり、歩くのはフォックスに負けず劣らずの速さだが走るのは意外にも平均レベルだったりと細かいところが大きく違う。
最大の特徴はそのジャンプ力にあり、カービィやプリンが多段ジャンプをフル稼働してやっとたどり着ける高さにたった2回のジャンプで舞い上がるほど。

クイブラとリフによって常に自分側に有利な状況を生み出し、そこからの連携の火力やガード崩しが非常に有効かつ強力で、ミスさえしなければ大抵のキャラは封殺できてしまう恐ろしいキャラだ。
しかし、クイブラ・リフコンを代表とする各種テクニックは難易度が高い上に操作感に癖が強く、フォックスとはまた違ったベクトルで極まった操作精度が求められるキャラクターである。

完璧に使いこなせばその拘束力と超火力で最強の座を欲しいままに出来るキャラだが、扱いが非常に難しく、実践では打たれ脆さも相俟ってミスのしやすさが非常に仇となる。
そのため、キャラ性能は高い部類だが初心者にはあまりおすすめできないキャラである。

とにかく強くなるためなら徹底的にやり込める人、相手の反撃を許さないほどガンガン攻められる自信がある人、忙しい操作に快感を覚える人にオススメのキャラクターだ。

長所
・発生の早さや隙の少なさ、リーチの長さや判定に秀でた技が多い。
・ジャンプ力が全キャラ1、2を争う高さ。お陰で下からの復帰に強く、高く浮いた相手への追撃もしやすい。
・リフコンなどのコンボの火力が非常に高い。
・クイブラによる牽制・拘束能力が抜群。リフもあるため全キャラ中最強の遠距離戦能力を持つ。
・復帰技を2種類持ち、復帰に融通が利く。
・高性能な裏メテオ（空下）を持つ。
・牽制・差し込み・差し返し・置きと立ち回りにおいて有効な手段となる技が一通り揃っている。
・落下速度が全キャラの中では最速で、そのおかげで上方向に対しての吹っ飛びに強い。

短所
・フォックス同様、軽い上にコンボやお手玉を喰らいやすく、非常に打たれ脆い。
・ダッシュは意外にも平均的で差し込みに少し欠け、間合いを自ら管理するのがやや難しい。
・復帰技の横に対する移動距離がフォックスよりも短く、早期KOをされやすい。
・殆どの技の単発の攻撃力が低め。
・落下速度がかなり速いため、自滅しやすい。
・操作感の癖の強さや難易度の高いテクニックの多さから、操作ミスをしやすい。

各種ワザ解説 †

ワザリスト †

弱攻撃 †

• A
  左ジャブを放つ。リーチが長く、隙も少ないので牽制にもってこい。
  ただししゃがみによるふんばりに注意。

• A
  右ストレート。ジャブと性能はほぼ同じ。この技のあとは少し前進するので、しゃがみもずらしもしない相手なら
  ジャブ→ストレート→ジャブ…と繰り返すことで延々と攻撃していられる。

• 連続A
  前方に連続で蹴りを放つ。
  壁際にいる相手などをハメやすいが、ずらしには注意。

ダッシュ攻撃 †

• ダッシュA
  前方に飛び込みながらキック。威力はフォックスのものよりも僅かに上がっている。
  フォックスと比べダッシュが遅いファルコにとってメインの差し込み技。
  根元を当てれば浮かせられる。ガードさせた場合めくりになりやすい。

強攻撃 †

• 横A
  シフト可能なミドルキック。リーチがフォックスのものよりも長く、隙も少ないので相手の出鼻を挫くのに最適。
  足の先っぽを当ててしゃがみ対策をしよう。

• 上A
  背中から頭にかけて蹴り上げる。非常に判定が強い技。 フォックス同様、お手玉なめくり対策に使える上、コンボ始動技・コンボパーツとしても大変有用。対空にも使える。 ただし威力が下がっているため、撃墜はし難くなっている。

• 下A
  尾羽で切り裂くような足払い。
  珍しくフォックスよりもリーチが短い技だが、その分吹っ飛ばし力がスマッシュ並みに強い。しかしながら前方向にかなりベクトル変更が出来るため、思うように吹っ飛ばしを発揮できないこともしばしば。
  下投げの受け身ミスなどから狙えるほか、ガードが削れた相手の足元を狙って当てることも可能。

スマッシュ攻撃 †

• 横スマ
  前方へ浴びせるように蹴りを放つ。やや隙が大きいがフォックスよりもリーチが長い。
  また吹っ飛ばし力も高くなっているため、非常に使い勝手がよい。
  クイブラを連発しながら不意に出したりすると当たりやすい。ブラスターでの叩き起こしからも狙い目。 ファルコの地上戦での要。

• 上スマ
  後ろ宙返りをしながら蹴りつける。フォックスのものと比べると
  攻撃範囲が狭いため後ろ側に当たらなかったり、威力が低かったりと横スマとは逆にかなり劣る性能。
  後隙がやや大きく、相手のダメージ量によっては当てても反確だったりするので
  いまいち使いにくいが、出の早さはフォックスと変わらず、またコンボパーツになったりもするので利用機会は全くないわけではない。

• 下スマ
  開脚して前後を同時に蹴りつける。
  発生・攻撃範囲・吹っ飛ばし力・ベクトル、どれも優秀であるが、後隙は大きいのでむやみに連発してよい技ではない。
  下から上がってくる相手に対してはかなり有効。

空中攻撃 †

• 空中N
  前方に蹴りつける。ちなみにフォックスのものと性能は変わらない。
  発生が早く、威力やリーチもそこそこで使いやすいが、攻撃判定はそれほど強くないので注意が必要。
  

• 空中前
  前方を5回蹴り付ける。フォックス同様攻撃時間が非常に長く、場外で出すとそのまま1ミスになる可能性大。
  しかし、持ち前のジャンプ力のおかげで空中にいる相手との位置を揃えやすくなっているので、フォックスよりは使いやすくなったといえる。
  崖際での攻防時にステージ外目掛けて飛び降りながら暴発させてしまわないよう注意しよう。
  ジャイアント戦ならダメージ源として活躍できる。

• 空中後
  後方に蹴りつける。これも同じくフォックスのものと性能は変わらない。
  リーチが長く、ファルコの足の細さも相俟ってかなりの強判定。
  発生や持続、威力も優秀で非常に使い勝手の良い技。SJなどから積極的に振っていこう。

• 空中上
  2段攻撃。根元を当てると全く吹っ飛ばなくなるが、ダメージ量が少し上がる。
  フォックスのものと比べると吹っ飛ばし力はそれほどでもないが、ファルコのジャンプ力を活かして高く浮いた相手への追撃に使うとKOしやすい。空中コンボのパーツにもなる。

• 空中下
  裏メテオ。単純に下に吹っ飛ばす手段だけでなく、
  隙の少なさや判定の強さから牽制技やダメージを稼ぐ技、コンボ始動技としても非常に優秀。
  この技とリフを組み合わせて、リフレクターコンボ（通称「リフコン」）ができる。
  これで復帰阻止をする場合は自滅にだけは注意したい。

つかみ・投げ †

• つかみ・つかみ攻撃
  掴み間合いは平均的。投げからのリターンは相手のベクトル変更に依存するので安定しない。

• 前投げ
  相手を肘打ちで前に軽く吹っ飛ばす。崖近くで掴んだ際に場外に押し出すときに。

• 後投げ
  後ろに投げてから自動でブラスターを連射して追撃。通常よりも連射速度が高い。
  フォックスとは違い、ブラスターをヒットさせると相手が怯むようになっている。
  何気に軍団戦では有効な技。

• 上投げ
  相手を上に投げてからブラスターで追撃。
  相手がずらさなければ、真上に飛んだ後ブラスターがヒットしてやや横向きに軽く飛ぶ。
  投げたらすかさず空中攻撃で追撃しよう。また、遊撃が相手なら低％の時のみダッシュからまた掴める。

• 下投げ
  相手をその場にダウンさせる。フォックス同様、相手に受身を取られなければさまざまな技が確定する。
  追撃にはリフはもちろん、下スマや下強もおすすめだ。
  ただし、ブラスターをヒットさせると怯むという仕様の影響のためか、
  ピチューやプリンなどの体重が軽いキャラの場合は技後に少しだけ浮いてしまう。
  その場合は上強や上スマなどで対処すること。

必殺ワザ †

• B
  ブラスターで前方を撃つ。ボタン連打で連射可能。
  フォックスのものと比べると、連射力が激減した代わりに相手を怯ませられるのが大きな相違点。
  ファルコの立ち回りはこれを中心に成り立っていると言っても過言ではない。
  
  全ての飛び道具において最長の射程（神殿の端から端まで届く）を誇り、弾速も連射力も高い部類。
  更には相殺も不可能と、おそらく本作に存在する中では最強の飛び道具と言える超性能だ。
  また、空中では連射の間隔が短くなる。
  
  空中で出した場合、攻撃モーション中に着地するとその場でモーションがキャンセルされる。
  これを利用して、SJ→NB→急降下を繰り返すことで立ち状態での通常の連射と同等の間隔で連射しつつ、
  隙を大幅に少なくすることが出来る(通称クイックブラスター：クイブラ)。
  
  クイブラを撃ちながら前か後ろに移動していったり、
  スティックを逆方向に倒した直後にBを入力することで行なう反転クイブラもできるが、
  その場合はNBが横Bに化けてしまうことがないように気をつけよう。
  上級者でもよくするミスの要因の一つ。

• 横B
  真横に高速で移動。フォックスのものと比べ、移動距離が短く隙が少ない。
  何気に空中で出すとメテオ技となり、復帰の際に復帰阻止に来た相手を返り討ちにすることが出来る。
  ただし威力も判定も弱いので、置きに弱いのはフォックス同様。真っ向から突っ込むように出すのは控えよう。

• 上B
  全方向突進技。フォックスのものと比べると、溜め中は攻撃判定が一切なく飛距離も短いが、代わりに単発の威力が高い。
  フォックスと異なり溜め動作に攻撃判定がないので復帰阻止されやすい。

• 下B
  通称「リフ」。フォックスのものと基本的に同じだが、フォックスに比べて出始めの攻撃判定が小さく、吹っ飛ばしベクトルが上を向いており、ダメージ量によって吹っ飛ばす距離が変わるのが相違点。
  フォックス同様、発生1Fと全ての技で最速の発生を誇る。その上でヒットすれば相手が浮き、後隙をジャンプでキャンセルできる(リフキャン)など浮かせ技として非常に優秀な技。
  この技で相手が軽く浮かせたら、空下で再び下に押し戻してやろう。そこから急降下と着キャンで素早く着地したらまたリフが狙える(通称リフコン)。
  大きく浮いたら空中ジャンプで追いかけて空後などで吹っ飛ばそう。
  ガードされてもリフキャンジャンプから空下→急降下＋着キャン→リフのループなどで相手を固めてしまえる。
  
  反射技としても優秀だが、反射後は硬直が長く、リフキャンが出来ないため基本的に避けながらクイブラを撃ちまくったほうが効率が良い。
  サムスやミュウツーのNBなど単発の威力が強力なもののみを狙おう。

立ち回り・戦略など †

立ち回り †

クイブラで相手を牽制するのが基本。
遠距離ならクイブラでひたすら撃ちまくり、近距離ならば当たった直後に追撃という、
リスクの少ない戦法が最も安定するとされる。
ダッシュ・走行がマリオと同じぐらいしかなく、地上での機動力は高くない。
下手な行動を取って反撃をもらってしまうと、コンボの食らいやすさ、復帰力の低さから、
あっという間にやられてしまう。
クイブラを中心とした戦法はかなり安定度が高いので、それを徹底するのが勝ちへの近道だ。
追撃としては、ドリルからリフ、その後は状況次第でドリルでさらに落としたり、
空上でさらに浮かせたり、空後で場外に出したりといったリフコン戦法が主となる。
ダメージを溜めたら相手を場外に放り出し、ブラスター、ドリルやスマッシュ、空後で追撃しよう。

復帰 †

上B or 横B。
上Bを使う際は相手の頭上を取るルートと崖つかまりの択を掛ける。
崖から上がる際は、崖離し空中J2連ブラで牽制することができる。 また、空中で下Bを使うと一度だけ落下速度を緩めることができることも頭に入れておこう。

復帰阻止 †

ブラスターがここでも役に立つ。
相手が高い場所にいれば、ジャンプで相手の高さに合わせてひたすらブラスターを撃ちまくろう。
低い場所にいれば、相手の空中ジャンプを読んでそれの直後にクイブラを当てることで
空中ジャンプを殺すことができ、相手をかなり追い詰めることができる。
相手キャラによってはそれで即死もありうるので、よく狙おう。

打撃では、やはり裏メテオである空下を狙いたい。 空後や空Ｎも可。 地上からは下、横スマッシュ。