(Oracle BPEL Process Manager 10.1.2.0.0時点の情報です)
物理メモリが少ないマシンでは、Oracle BPEL Process Managerの消費メモリを抑えたい場合があります。
「Oracle BPEL Process Manager for Developers」では、Oracle BPEL Process Managerは、単一のJVMプロセスであるStandalone OC4J上で動作します。JVMの起動オプションは、Oracle BPEL Process Managerの起動スクリプトである次のファイルに書かれています。
<BPELPM_Home>\integration\orabpel\bin\startorabpel.bat
デフォルトでは次のようになっており、JVMは600MB程度のメモリを消費します。
set MEM_ARGS=-Xms512m -Xmx512m -Xmn300m -XX:MaxPermSize=80m
最小ヒープ・サイズ (-Xms)、最大ヒープサイズ (-Xmx)をより小さい値にすることで、BPELサーバの消費メモリを抑えることができます。経験的に、300MB以下にはしない方がいいと思います。
ヒープ・サイズを小さくした場合、若い世代のサイズ (-Xmn) も適宜小さくする必要があります。これはチューニング・オプションの1つではありますが、とりあえずは、デフォルト値同様、全ヒープ・サイズの60%程度にしておけばいいでしょう。
set MEM_ARGS=-Xms400m -Xmx400m -Xmn250m -XX:MaxPermSize=80m
一方、物理メモリに余裕がある場合は、ヒープ・サイズをより大きくすることで、パフォーマンスが向上する場合もあります。
ヒープ・サイズに関しては、次のドキュメントも参照してください。