電気電子設計/トランジスタ

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トランジスタの基礎 †

■ページ内リンク
1.トランジスタとは？
2.トランジスタの構造、種類
3.トランジスタの基本回路構成

1.トランジスタとは？ †

■トランジスタとは？

①電流を増やすことができる素子のことです。（真空管の代替素子として、軽量、安価、小型、高信頼性などのメリットがありました）

②スイッチング素子として優秀です。デジタル回路としては、もっぱららこちらの使用方法が主流。
増幅回路としては、オペアンプや、ワンパッケージ入りの専用ICが遥かに高性能で安価。
ですので、②の用途のみ説明します。

2.トランジスタの構造、種類 †

■(1)トランジスタの記号

トランジスタの種類は2種類あります。
NPN型、PNP型と呼ばれます。
が、今回はNPN型と呼ばれるもののみ扱います。

NPN型が理解できるとPNP型の理解はたやすいです。(動作が逆なだけ)

"N"型とか"P"型とかは半導体の構造上の違いです。詳細は省略します。

トランジスタは基本的に3つの端子から成ります。（下図1参照）
それぞれBはベース、Eはエミッタ、Cはコレクタと呼称します。

・図1 トランジスタ記号

■(2)トランジスタの構造

トランジスタの記号はその構造をそのまま表しています。
下図を参照ください。
作り方を絵図で示しました。

・図2トランジスタ記号とその構造

上図2のように、ベースと、エミッタはダイオードと同じで、ダイオードのカソードと同じ構造の端子（コレクタ）がベースに接続されています。

それでは、ベースに、電圧を加えたときの電流はどのようにながれるでしょうか？
もちろんダイオードと同じですので、下図3のように、ベースからエミッタへ流れます。