SPALMまでの歴史


SPALMの前身たち

SPALMは急に作られた言語ではなく、脈々と受け継がれた結構大河的なアプリなのである。その歴史がこれである。

元祖BASICインタプリタ(?)

正式名称も制作者の名前もよく分からない。GPLライセンスを発行した人。発行年は1991年とかなってる・・・;
これの作者というのは、BASICの言語仕様を作った人という意味ではなく、あくまでインタプリタの一制作者のこと。
単純で拡張しやすい設計のBASICインタプリタを作った人で、どこかにサイトがあったはずなんだが今となっては
リンクを辿っていく術も無い。

iBASIC(Tabris)

そしてそのBASICを携帯アプリとして最初に移植した神Tabris。彼のHPはリンク残れどページあらずという状況で
これまた消息不明の一人。このころはまだBASIC的文法が色濃く、マルチスレッドやローカル変数に対応していた。
ただし、使える変数はA-Zとa-zの52個まで、配列も無い。命令も実行中に一つずつ解析→実行としていたので、
省メモリだが非常に遅いインタプリタであった。

ezBASIC(yasu)

yasuはiBASICをAUでもできるように移植してくれた人。ほとんどiBASICと同じだが、三角関数が使えるようなったりと
独自改良もなされていた。

携帯BASIC(satoo)

第二の神satoo。それまでのBASICシリーズとも互換を持ちつつ、高速化、多機能化を一気に推し進めたアプリ。
なんと3機種(docomo,AU,Vodafone)に移植されている。このアプリで、配列や画像の使用ができるようになった。
更にソースのインクルードが可能になったので、それまで携帯の入力文字数制限までしか作れなかったプログラムを
もっと長くすることなどができるようになった。

SPALM(kuri)

そして、この携帯BASICの新機能を受け、文法をごっそり変更し更にいくつかの機能を追加したのがSPALMである。
SPALMではそれまでの互換性を捨て、比較的Cなどに近いタイプの文法に変更した。そしてマルチスレッド廃止。
それと同時にローカル変数も消えた。その代わり自作関数や文字列連結に.を使うなどでそれまで不便だった部分を
改善。ゲームを作るために発展したといった感じである。

過去スレ

iBASICからの軌跡の一部(リンク切れです)