第参章【HelloWorldの解説】


◆まず、関数って何さ!
はい。どうも。
関数ですね。関数。
数学の授業を連想するかもしれませんが、それとは違うようで似たものです。

この関数とは、ある値(情報)を渡すと、ある処理をしてある値を返してくれるものです。

よくわかりませんね。

この関数を覚えるには実際に使ってみるのが一番早いです。
実はみなさんはもう関数を使っています。

前回HelloWorldプログラムを見てみましょうか。

[
text("HelloWorld!!", 10, 10, 0)
input()
]

この中で使われている関数は、「text関数」と「input関数」です。

では、前回書いたこのプログラムの動きと照らし合わせてみましょう。
HelloWorld!!」と表示された。
何かキーを押すと終了する。

…勘のいい人はもう気づいたかもしれませんが、
text関数」は文字を表示するための関数で、
input関数」とは何かキーが押されるまで処理を停止する関数なのです。
(なんで処理を停止するだけなのに終了するの?という疑問には後で答えます)

text関数

さて、text関数が文字を表示するための関数だということが解りました。

このtext関数についてもっと詳しく見ていきましょう。

関数にはパラメータ(引数)というものがあります。
このパラメータに関数に渡す情報を書きます。
パラメータは,で区切ります。

text関数は次のように書きます
[
text("p1", p2, p3, p4 )
]
このような書き方、のことを書式(シンタックス)と言います。
パラメータが全部で4個あることが分かりますね。

一つ一つ見ていきましょう。

まず一つ目。これは前回ふれましたね。
ここに書いた内容が表示されます。
このように""で囲んだ文字を文字列と呼びます。

二つ目と三つ目は座標です。
また数学っぽいですね。
二つ目がX(横)座標、三つ目がY(縦)座標になっています。
実際にいじってみてください。
よっつめは文字列をどこに寄せるか、なのですが、今のところは0で構いません。