筆者は大学で宇宙工学を指導しております。学生が宇宙開発の現状を知らないことに危機感をもち、少しでも関心をもってもらおうと、初めはニュースを印刷して壁に貼っておりました。その後、印刷の手間を省くのと、より多くの人に伝えたいので、メールマガジンにしたのがこれです。
筆者が学問の場にいる関係で、学会情報にも力を入れています。これは同業他誌でも見かけないので、本誌のオリジナリティと自負しています。
読者様のほうで整理しやすいかと思い、発行年月日と、同日内での通算号数を記載しています。
(例)[宇宙開発]20010123-1
最近のニュースを紹介します。
(例)1/23 ○○が××する(JAXA,共,読) (例)1/23 1234GMT打上成功:○○1号
日付は、出来事の発生日、あるいは第一報の日付です。
時刻は24時制で、12時34分を1234というふうに略記します。
基本的に日本標準時(JST)ですが、国際ニュースでは、グリニッジ標準時や現地時間で表すこともあります。
行末の括弧内に情報源を略記します。一次情報に近い順、または報道時刻順です。
打上結果など情報源による差がないものや、すべてのマスコミが報じている大ニュースなどは、情報源の表示を省略しています。
今後1週間ほどの、打上などの予定を紹介します。下記の書式で略記します。
月/日 時分 イベント:衛星名,打上機,打上地 (例)1/23 1234JST打上:ETS-X,H2A,種子島
(複数衛星の同時打上は波括弧{}でくくって表記します)
一般向けの講演会や展示会、プラネタリウム番組で宇宙開発関係のもの、などの催し物を紹介します。下記の書式で略記します。
月/日 イベント名,開催地>申込先 (例)1/23 1000-1600 ○○講演会,××市△△会館>JAXA
自由参加のものは1週間前、事前申込が必要なものは、1ヶ月前くらいにはお知らせするようにしています。
筆者が集めている情報には限りや偏りがありますので、ローカルイベント情報などご存じでしたら教えていただけると助かります。
学会の開催予定および、申込締切の案内をします。
開催案内は下記の書式で略記し、1週間前くらいにお知らせします。
月/日 学会名,開催地 (例)1/23 ○○シンポジウム,××市△△会館
申込締切は下記の書式で略記し、1ヶ月前くらいにお知らせします。
月/日 学会名,開催日,開催地 (例)1/23 申込締切:○○シンポジウム,3/21,××市△△会館
学会に参加するような人なら、申込先はご存知と思うので、特に記載していません。
宇宙開発関係のTV番組を紹介します。
宇宙開発というよりも、天文学やSFが主体の番組は載せないことがあります。(私の好みにも依ります)
(天文番組については、相互リンクしているstartvというメールマガジンを勧めます。)
その他のお知らせを掲載します。
公募の案内、新刊書の紹介、他のメールマガジンの紹介などです。
続きがあるときは本文末に「(続く)」と記載します。その日の最終号の末に下記シグネチャを入れます。
-- http://www.wikihouse.com/space/ 平山寛
近況や、ひとことコメントを追記することもあります。
おおむね、火曜と金曜のお昼休みに発行しています。携帯で受信できるよう、本文は500バイト以内に分割しており、一回の発行で、通常2〜3分割になります。それぞれ10分間隔で送出します。ただし実際の配送は数時間遅れることがあります。
大ニュースがあった時には、臨時で速報することもあります。
ニュースが少ないときには、休刊することもあります。
携帯対応のため、略記号を多用いたします。やはり字数節約のため、固有名詞はカナよりアルファベットで表記することが多いです。ご了承下さい。
主な略語は、このホームページの「用語集」から調べられるようにしておきます。JAXAライブラリーの略語集が充実していてお勧めです。それでも不明でしたら、掲示板かメールでお問い合わせ下さい。
とくに、よく使うものをここに紹介します。
主な情報源は、このホームページの「リンク集」のところに登録してありますので、ヘッドラインを見て興味を持たれましたら、詳細情報を探してみて下さい。
大手マスメディアについては、マガジン内では下記のように略記しています。
気を付けてはおりますが、誤記やガセネタも入るかもしれません。それで読者様に何らかの損害が生じましても、補償いたしかねます。その観点からも、重要なニュースはぜひ原典を探して見て下さい。
もちろん誤りのご指摘は歓迎いたします。
要約ニュースの著作権について、日本新聞協会編集委員会の見解によると、見出しの著作権は「微妙」だそうです。
法的根拠のない私見ですが、私のメールマガジンでは細部まで書きすぎないようにし、読んでくださったかたが、より詳細なニュースを知りたくなるようにして、情報源のWEBを見たり、新聞を買ったりしてくれれば、情報源に損害は与えないと思うのですが…。
まあ、大目に見て下さいませ。