UC富士信忠


武将名ふじのぶただ
富士信忠富士山本宮浅間大社の大宮司を代々務めた家系であったが、戦国期に今川家の傘下に入る。桶狭間の戦いで敗れた後、今川家は衰退したが、あくまで今川家に忠を尽くした。武田信玄の駿河侵攻に対して一歩も退かず、居城を囲まれた際も撃退に成功した。

「雄大なる富士の山よ……我に力を与えたまえ!」
コスト1.5
兵種弓足軽
能力武力4 統率7
特技伏兵
計略富士の山影【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)敵と味方の移動速度を下げる。
必要士気5
Illustration : 三好戴克


桶狭間の戦いで今川義元が没後、北条家の支援を受けつつ、10年近くにわたって大宮城を死守した。
武田家に降伏後は、大宮司としての活動が主になっていた模様。

計略は、「陣内の敵味方問わず移動速度を下げる」というもの。
ちなみに敵と味方では速度減衰率が異なっており、敵に対して0.2倍速、味方に0.7倍速程。
また妨害としては効果時間が長く、素の状態で17c持つ。
同じ移動速度減少系の呪縛の術と比べると、こちらは陣計略なので、相手の統率に左右される事が無い点は大きい。
範囲は自身を底辺の中心にした、下辺が戦場の1/2、上辺が1/3程度の台形。

ただし、自分自身も含む陣形の為、使ったタイミングより機動力低下するので注意。
また、効果範囲が背面についてはあまり余裕が無い点も気を付けた方が良い。
発動して裏手に廻られて壊滅、となってしまっては笑えない。

速度減少度合は上述の通りかなり高く、毘天の化身を使ったSR上杉謙信(3倍速)ですら、
オーラを纏うどころか通常の速度に達せないレベル。
自軍を含んでしまうとは言え、士気5の計略としては破格。
特に騎馬と槍構成のデッキ相手にはとてつもない制圧力をもたらす。

ただし、

・自軍の騎馬兵もロクに突撃も出来なくなる為、入れづらくなる。
・両サイドがガラ空き
・相手が鉄砲主体のデッキだと、使っても即狙い撃ちされる為、ほぼ足軽化。

等、難点も多数折込済みである。
特に織田家のR佐々成政の「母衣武者の采配」が天敵で、
敵の移動速度は下がらずにこっちの移動速度だけが下がってしまい、ほぼ意味無し。

ただ、上記不利点を含んだ上でも、優秀な弓足軽の多い今川とは相性の良い一枚。