SR袁紹の「大兵力の大爆進」を大勢に掛けて一気に畳み掛けることを目的としたデッキ。
栄光デッキと違い士気に依存しないため、序盤〜中盤の号令ぶっ放しという選択肢があるのが特徴。
袁単でなく、多色で組めるのも利点と言えるだろう。
ただし号令の威力は範囲内の人数に依存するうえ、英傑号令ながらも6.5C(戦器装備で7C)しか持たない。
よって、いかにして頭数と足並みを揃えたうえで、ラインを上げた状態から号令を撃てるかが勝負の鍵となる。
最低でも袁紹を含めて4部隊以上入れないと元が取れないので気をつけたい。
号令を最大限に活かすには7枚構成にするべきだが、総武力の関係で5〜6枚構成が現実的。
因みに大爆進は守備的に使えば足並みを揃え易く、短さも気にならない。
そのため上記の点を生かして計略を使っていける構成が必要。
人数の関係上、攻城力が高めである事も見逃せない。ひとたび号令勝負に勝利すれば、ワンチャンスで落城勝ちを狙えるのが魅力である。
開幕の不利さえ凌いでしまえば、大徳デッキや求心デッキ、手腕デッキと言った武力頼みのデッキに対して相性が良い。
その反面、開幕戦、及び妨害やダメージ計略に対し脆弱であるので、ここを上手に克服する必要がある。
2.1環境になり、R田豊が爆進デッキにとって手痛い調整を受け、一時は爆進デッキ絶滅説も囁かれた。
(隙無き攻勢でラインを上げ、戻った士気を使い大驀進でフィニッシュという戦略が成立しにくくなった。隙無き攻勢デッキも参照)
しかし妨害、神速計略が幅を利かせる中、それらのメタと成り得る甄洛、陳琳等を難なく採用できる。その点で爆進デッキの価値はまだ失われていない。
キャッシュバック制限が付いたとは言え、範囲が広くなり6人、7人を容易に入れる事が出来るようになった隙無き攻勢はまだ現役だし、
数ある号令がほとんどみな効果時間短縮を受けたのに対し、大兵力の大爆進だけは効果時間が変わっていない。
R田豊一辺倒の戦い方こそ出来なくなったが、戦略と考え方を変えればまだまだ十分戦えるデッキと言えるだろう。
2.11環境ではさらに転機到来。
武力差がダメージ差としてモロに現れるこのバージョンにおいて、6〜7枚型の爆進デッキは、より一層繊細なカード運用が求められるようになった。
特に1コスト武将は高武力に狙われると一瞬で蒸発してしまうので、今までと同じ使い方では蹴散らされるのがオチだろう。
ただし、この武力差システムが爆進デッキにとって逆風ばかりとは言い切れない。
全員爆進でぶつかり合った時の破壊力は以前に比べて確実に向上しているので、
いかにして「強化計略が掛かっていない時の戦闘を避け、爆進状態でぶつかり合う」状況を作れるかが大きな鍵となるだろう。
顔良や文醜、淳于瓊のサブ役として爆進袁紹を採用する4〜5枚型ならば、今までと変わりなく使っていける。
【キーカード】
SR袁紹
コスト1.5 5/5 槍 魅力 募兵
兵科と計略以外はR袁紹と同じ能力なのだが、Rと違って「槍兵」である。足の遅さに気をつけたい。
大爆進は黄金剣装備で7カウント持続する。戦器は黄金製のため激しく高価(金1000前後)だが、何としても入手しておきたい。
【コスト2】
【コスト1.5】
【コスト1】
攻城兵達は、移動速度の関係上大爆進の範囲に入れづらいので基本的には使わない方がいい。
ただし大爆進以外の勝ちパターンを重視するなら、一人入れるくらいは何とかなるかもしれない。
6枚デッキの場合、攻城兵ひとりを除いた全員で大爆進しても武力+6にはなってくれる。
【他の勢力】
他・・・何といってもコスト1が充実した勢力。師の教え→大爆進で効果時間を10カウント以上に伸ばせる。
涼・・・コスト1には強力な騎兵がいるが、他勢力と違い復活持ちは少ない。毒や遮断などの妨害も。
魏・・・反計、妨害の計略要員が豊富。楽進や刹那号令などのおかげで戦闘もOK。士気が余ったら悲哀を入れても面白い。
蜀・・・袁軍と方向性が似たカードが多いため混ぜる意義は少ないが、特技と武力をより充実させるなら。
呉・・・豊富な特技と多彩な計略がウリ。武力的不安はあるものの、爆進や隙無きで補える。
全員の足並みを揃えると強くなる・・・言う観点から言えば、再起が一番安定するだろう。
誰か一人が欠けていても爆進の威力が落ちるので、
崩れた足並みがピッタリと揃う再起は爆進デッキと最良の相性である。
特に爆進の威力に依存する6〜7枚爆進では、再起はほぼ必須兵法とも言えるだろう。
ただし、4〜5枚型ならば、その他の袁デッキに準じるので連環、大攻勢、増援なども選択肢に入ってくる。
使い慣れた物を選択しよう。
基本は各個撃破。爆進デッキはその枚数の関係上、高武力が少ないケースが多い。もちろん相手も
それを考えての初期配置にしてくると思うが、とりあえず開幕で一人二人は潰しておくべき。
この際、多少復活時間がずれるように撃破すると相手の足並みを崩しやすいと思われる。
この段階で兵法再起でも使わせられたらしめたもの。
相手が大爆進で押してきたら、基本はダメ計や妨害。もしくは戦線後退。
計略時間の短さもあるので、粘り二回や連環の法でも乗りきれる。基本は近寄らないこと。
相手が万全の状態で撃って来た大爆進(+隙無き攻勢)に対し、
大徳のような並の英傑号令でまともに勝負しようとすると、まず押し負けると思って良い。
なので、先述の通り予め低武力を1人2人撃破しておく事が肝心と言える。
焦って大型計略を先撃ちすると転進で逃げられる。隙無き攻勢を見せてから攻める人もいるので注意。
爆進の計略範囲の関係上、大水計があればかなり有利になる。
例え流さなくとも、水計使いがいるだけで爆進側は横一列に並びづらくなってしまうため、
相手のミスを衝いた各個撃破や、爆進の早撃ちを誘発する事が出来る。
攻城時に張り付かれて使われたら(そもそも大爆進使用可能な人数が張り付いている時点で問題があるが)
英傑号令や超絶強化・号令、ダメージ計略で対抗する。
武力強化で張り合う場合、先述の通り相手が万全の状態で放ってきた大爆進であれば、
横に広がってまともに全員で相手をしようとすると返り討ちに遭ってしまう。
一、二回城を殴られるのは覚悟して戦力をどこか一点に集中し、各個撃破を目指そう。
敵の人数を半分でも減らせば上出来だと思われる。
幸い大爆進の効果時間は短い上、元から総武力は低いので、爆進の効果が切れればあとは烏合の衆である。
一番やってはいけないと思われるパターンは、
全員で攻城にいく → 攻城阻止部隊が足並みを揃えて一斉登場 → 「ハーハッハッハッハ!」 → 味方全滅 → 敵一斉攻城 のパターンかと。
爆進デッキは攻城に来る時も数の暴力で押してくる上、1コス枠に攻城兵が採用されている事もあり、
下手をすれば一発でカウンター落城負けである。
無論、このデッキに必ず入っているであろう多勢の攻めにも注意する必要あり。
(6枚爆進における紀霊は、全員爆進+多勢の攻めで武力21になるため、桃園を余裕でつぶす事が出来る)
とにかく頭数を揃えさせない。上にも書いてありますがこれ基本。
相手が5枚デッキの場合は3回くらい+9になる(6枚デッキなら+10、7枚なら+11)ので覚悟しておこう。