SR関羽の忠義の大号令を中心としたデッキ。
通常、英傑号令を持つ武将は何らかの形でスペック上に不安要素を抱えているケースが多いが、SR関羽にその常識は当てはまらない。
伏兵にもダメージ計略にも妨害計略にも一騎討ちにも高い耐性を持つ高武力騎兵が、
槍兵や弓兵の援護を受けつつ募兵で自ら回復しながら戦場に居残るのは脅威である。
Ver3.594_A現在の号令の効果は、武力+3、2.5割回復(この回復は上限を超える)、効果時間7c。
兵力が上限を超えて回復するというのが他の号令にない特徴ではあるが、その反面武力上昇は控えめ。
一方で、足並みを揃る必要のある他の号令と違い、どのタイミングからでも号令を仕掛けられるのは大きな強み。
消耗戦でも使いやすく、兵力は上限を超えるため無駄も小さい。
単純な爆発力で劣る分、正面からのぶつかり合い以外でも使えるという汎用性の高さを活かしたい。
超絶強化や武力上昇値の大きな号令等、爆発力の高い相手は苦手で、忠義号令だけでは押し潰されてしまう。
また範囲の都合上、相手の妨害計略にすっぽり嵌ってしまうと言った点も気を付けなければならない。
関羽自身のコストが高い為デッキ構築の幅が狭く、様々なデッキに対応出来るような編成にするのは難しいが、
スペックの高さや号令の性能を活かした運用でカバーしたい。
【参考】
奮起デッキver1.1 奮激デッキ ver2.x
SR関羽のコストが重いため、枚数の少ないデッキが主体となる。
3/2/2/1か3/2/1.5/1.5の4枚構成、3/2/1/1/1の5枚構成が主流。
3枚構成はケニアデッキを参照。
4枚構成は武力、計略の両立が可能。
優秀なスペックのコスト2やコスト1.5を複数枚入れることにより、
忠義の大号令の武力上昇値の低さをカバーすることができる。
高武力が延々と相手陣内に居座るという、忠義デッキの真骨頂が発揮される。
5枚構成は高武力アタッカーが2枚に低武力3枚と尖った構成になり、扱いは難しくなるが、対応力は格段に4枚型よりも上。
また、蜀に多く追加された大軍持ち武将をデッキに組み込み、武力上昇の低さを大軍+号令の
上限突破兵力で補う、という編成も考えられる。
なお、効果対象は勢力・兵種を問わないので、2色編成も見られる。
超絶強化への抑止になるSR左慈を投入した3/1.5/1.5/1/1や、
R張飛、SR諸葛亮を入れて八卦デッキとの折衷型にした3/2.5/1.5/1などの構成も存在する。
天属性の陣略(主に精兵集陣)と反計を目当てに魏と組み合わせる場合も多く、また無勢デッキのアタッカーに採用されることもある。
【コスト2.5】
高武力・高機動力を求めていけば必然的に行き着く枠だが、当然デッキの形は限られる。
ケニアデッキも参考に。
【コスト2】
武力と枚数を両立させたいのなら、この枠からの採用が最も手堅い。
募兵持ちを集めると関羽の計略も相まって高いラインを維持しやすい。
枚数が少ない場合、ダメージ計略でまとめて落とされてしまうと厳しいので、なるべく脳筋は選択肢から外したい。
【コスト1.5】
SR関羽のコストの都合上、少々採用が難しい枠。4枚デッキにするか、コスト2を諦めざるを得ない。
しかしそれだけの価値がある優秀な武将が揃っている枠でもある。
【コスト1】
基本的に計略要員として選ぶことになる。
回復計略の特性上、武力の低いアタッカーは扱いが難しい。
4枚デッキの場合は端攻め対策も考慮すると騎馬が便利である。
【軍師】
SR関羽・R魏延(大車輪)・R徐庶らの定番メンバーが揃って天属性のため、兵略を生かせるようにしておきたい。
忠義の大号令の「撤退せずに攻め続ける」という性質上、増援タイプの兵略が好相性とされているが、
多少慣れた相手なら増援と読んで無理押しをしてくることもあるので、再起や陣略でその裏をかくのもよい。
軍師名 | 兵略 | 評価 |
陣略 | ||
SR諸葛亮 | 七星祈祷(天) | このデッキの大本命。 七星祈祷を忠義号令と合わせて使えば、上限を超えて兵力を驚きの白さにすることができる。 真っ白い部隊はそう簡単には撤退しないため、しばらく戦闘してから再び忠義号令を使って押し込める。 精兵集陣は号令の武力上昇を補えるため有用だが、人属性が集めづらいためフル活用するのは難しい。 |
精兵集陣(人) | ||
C糜竺 | 再起興軍(天) | 安定感を求めるならこちらを。 枚数が少なくなりがちな忠義デッキでは再起は非常に有用。 また陣略も溜まりが速く使いやすい上、知力が上がるので妨害への耐性も上がる。 大徳との折衷型なら知勇+大徳で関羽の武力が16になり、娘が回れるのもミソ。 (他の上昇系陣略でもいいが、関羽が馬だったり、溜まりが遅かったりであまり旨味がない。) デッキに慣れていない、少しでも早く武力上昇の恩恵にあやかりたい、または他の軍師が育っていない場合は低レベルでも使えるこの軍師を使うといいだろう。 |
知勇兼陣(人) | ||
R龐統 | 兵力増援(天) | どんなデッキにも対応できる万能軍師なので十分有用な選択肢に。 鉄鎖連環はゲージが非MAXからでも実用に耐えうる。 特に枚数の少ない構成では、攻城を奪うのに非常に便利。 |
鉄鎖連環(人) | ||
R馬謖 | 転進再起(天) | 武力と機動力で常にラインをあげられるデッキなので、転進再起との相性がいい。 槍を多目に入れる場合や計略コンボの対応に困る場合に採用してみるといいだろう。 トラップ陣略対策にも効果的。 陣略は計略と被り気味な上、回復量が少ないのであまり実用的ではない。 だが、長槍傾国デッキや回復の舞いデッキなど退くと大変なことになるデッキに対しては悪くない。 |
回復奮陣(人) |
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
SR関羽 | 蜀 | 3 | 騎 | 天 | 魅/勇/募 | 10/7 | 忠義の大号令:6 | 範囲内の味方の武力が上がり、上限を超えて兵力が回復する。 |
R張苞 | 蜀 | 2 | 槍 | 人 | 醒/勇 | 8/1 | 仁王再臨:6 | 自身の武力が上がり、範囲内の敵が自身に向かってくる。 |
C夏侯月姫 | 蜀 | 1 | 槍 | 天 | 魅 | 2/7 | 落雷:6 | 範囲内に3本の雷を落とし、それぞれいずれかの敵に雷によるダメージを与える。ダメージは互いの知力で上下する。 |
R関銀屏 | 蜀 | 1 | 槍 | 人 | 勇/魅 | 3/4 | 若き血の目覚め:3 | 蜀の味方の武力の最大値が大きいほど武力が上がる。一定以上武力が上がると、さらに全方向に槍の無敵攻撃を行う。 |
C廖化 | 蜀 | 1 | 騎 | 人 | - | 3/4 | 奮激戦法:3 | 自身の武力が上がりさらに兵力が回復する。 |
総武力26(27) | 総知力23(24) | 天4人4 | 槍3騎2 | 魅3募1勇3醒1 | ||||
上級者に人気の蜀単5枚型。 総武力は低くないが、低武力のコスト1が3枚なので高いハンドスキルが必要。 しかし使いこなすことが出来れば4枚型を凌ぐ対応力を発揮する。 魅力持ちが3枚いるため、序盤の早い段階から忠義号令か仁王再臨が撃てる。 コスト2槍は求めるものに応じ、R張苞→UC張飛やR魏延の差し替え型もいい。 |
武将 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略 | 計略効果 |
SR関羽 | 蜀 | 3 | 騎 | 天 | 魅/勇/募 | 10/7 | 忠義の大号令:6 | 範囲内の味方の武力が上がり、上限を超えて兵力が回復する。 |
R魏延 | 蜀 | 2 | 槍 | 天 | 募 | 8/5 | 大車輪戦法:4 | 自身の武力が上がり、全方向に槍の無敵攻撃を行う。 |
R徐庶 | 蜀 | 1.5 | 騎 | 天 | 伏 | 4/9 | 落雷:6 | 範囲内に3本の雷を落とし、それぞれいずれかの敵に雷によるダメージをあたえる。ダメージは互いの知力で上下する。 |
UC関平 | 蜀 | 1.5 | 槍 | 人 | 募 | 6/6 | 長槍戦法:3 | 自身の武力が上がり、槍が長くなる。 |
総武力28 | 総知力27 | 天6.5人1.5 | 槍2騎2 | 魅1伏1募3勇1 | ||||
Ver3.01で最も流行した蜀単4枚型。 天属性が6.5コストと、軍師諸葛亮と相性が良いのもポイント。 前線での募兵から忠義号令への繋ぎが非常に強力。 車輪、落雷で忠義号令の弱点も一通り補われているため隙が少ない。 1.5枠をR馬謖、SR左慈、UC公孫瓚などにした派生型も。 |
武将 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略 | 計略効果 |
SR関羽 | 蜀 | 3 | 騎 | 天 | 魅/勇/募 | 10/7 | 忠義の大号令:6 | 範囲内の味方の武力が上がり、上限を超えて兵力が回復する。 |
R魏延 | 蜀 | 2 | 槍 | 天 | 募 | 8/5 | 大車輪戦法:4 | 自身の武力が上がり、全方向に槍の無敵攻撃を行う。 |
UC楽進 | 魏 | 1 | 騎 | 天 | - | 4/3 | 強化戦法:4 | 自身の武力が上がる。 |
C李典 | 魏 | 1 | 弓 | 地 | - | 3/6 | 反計:3 | 【反計】敵の計略の発動を無効化し、ダメージを与える計略であれば、効果をはねかえす。 |
C劉曄 | 魏 | 1 | 騎 | 天 | 伏 | 2/7 | 看破:2 | 【反計】敵の計略の発動を無効化する。 |
総武力27 | 総知力28 | 天7地1 | 槍1騎3弓1 | 魅1伏1募2勇1 | ||||
蜀魏5枚型。全国大会でも使用されたダブル反計タイプ。 忠義号令でラインを粘り強く高く保ち、反計マウントをとり続けて相手を制圧する。 魏の優秀な騎兵のおかげで、蜀単では不足しがちだった機動力を補えるのも大きな利点。 ただし相手の計略が反計の合間を縫って通ってしまった場合、対処する方法が非常に少ない。反計武将の動かし方のスキルが必須のデッキと言える。 |
このデッキ運用の第一歩は、まず武力と機動力(+募兵)でラインを上げるところから始まる。
SR関羽の優秀なスペック、敵陣で回復できる募兵の強みを最大限に活かし、戦場に立ち続け敵を押さえこもう。
首尾よく敵を敵陣へ追いこんだ後の狙いは、そのまま押しこみ攻め立てよう。
忠義の大号令には兵力回復があるので常に敵陣に居座り続けることも可能である。
この際、関羽は募兵しつつ攻城阻止部隊の殲滅、兵力が減ってきたら忠義号令で兵力の回復と役割を担い、他の武将は攻城に専念する。
また他の武将も募兵持ちならば攻城部隊と募兵する部隊でローテーションを組み、延々と回復することが出来る。
こうしてこちらは足並みをそろえて攻め立てつつ敵の足並みを崩し、有利な状態で戦闘を続けたまま勝利するのが一つの狙いである。
相手が号令で対応してきたら帰城して兵力を温存するのも手だが、低コストや槍兵は無傷で帰れず、むしろ不利な状況に成りかねない。
強力な計略コンボが無かったり、弓兵主体の構成だったりなどで瞬間的な爆発力に欠ける相手には有効。
Ver3.594_Aでの忠義デッキは以前ほどの制圧力がないため、こちらも武力を上げれば十分に対抗出来る。
それでもやはり号令中のSR関羽は落としにくいので、周囲の武将から狙うのが基本。
兵力回復があるが武力上昇は+3なので、低コストを狙えば簡単に兵力を削れる。
計略範囲もあまり広くないので、各種妨害計略or陣略でも対応できる。
ただし逃げられると白い兵力が残ってしまうので、せめてその分だけでも削るようにしよう。