曹操の幕僚のひとり。
一軍を率いる群雄としても活動していた頃もあり、劉表と同盟を組み荊州へ略奪しに来た張済を討ち取っている。
曹操のもとでは、主要な戦いには必ず参加しており、潼関の戦いでは出城を築くのに苦戦していたところへ、
石を積んで水をかければ氷の城ができると進言し、実際に築いたとされる。
(ただし裴松之は潼関の戦いは閏8月のため、そこまで寒くならないとして否定している)
しかし、習授が曹操一族について「父子が今日を楽しんでいるのは素晴らしいことだ」と褒め称えたところへ
「今は下剋上の世なのだから、見ているだけでなく自力でそうなればいい」と返したため、
野心ありとして曹操に処刑されてしまった。
演義では終南山に隠居する「夢梅居士」という道号の仙人として登場し、前述の氷の城を築く進言をしている。
ゲーム『三國志曹操伝』では「夢梅居士」としての登場であり、ゲームの展開次第で最大2回登場する。
1回目の登場は共通ルートの最後の戦いであり、選択次第では馬超たちの猛攻に苦慮する曹操に氷の城を築いて手助けをする。
2回目の登場は青ルートの魚腹甫の戦いであり、諸葛亮の仕掛けた罠に苦戦する曹操を選択次第で助け出し、そのままマップクリアさせてくれる。
英雄を手助けする「仙人」的なポジションが後半にはいないため、こうした役割を振られたのだろう。